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公開番号2025105207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223597
出願日2023-12-28
発明の名称タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 13/00 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】標章部の視認性能およびワックスの保持性能を向上できるタイヤを提供すること。
【解決手段】このタイヤは、タイヤサイド面に形成された標章部2を備える。また、標章部2が、タイヤサイド面に形成されたハウジング21と、ハウジング21の底面から突出すると共に所定方向に並列に配列された複数のリッジ22とから成る。また、リッジ22の高さH22が、ハウジング21の深さH21に対して1.00≦H22/H21の範囲にある。また、複数のリッジ22のピッチ長P22が、0.05[mm]≦P22≦0.50[mm]の範囲にある。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤサイド面に形成された標章部を備えるタイヤであって、
前記標章部が、前記タイヤサイド面に形成されたハウジングと、前記ハウジングの底面から突出すると共に所定方向に並列に配列された複数のリッジとから成り、
前記リッジの高さH22が、前記ハウジングの深さH21に対して1.00≦H22/H21の範囲にあり、且つ、
前記複数のリッジのピッチ長P22が、0.05[mm]≦P22≦0.50[mm]の範囲にあることを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記リッジの高さH22が、前記ハウジングの深さH21に対して0[mm]≦H22-H21≦3.50[mm]の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記リッジの高さH22が、前記ハウジングの深さH21に対して0.10[mm]≦H22-H21の範囲にある請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ハウジングの深さH21が、0.10[mm]≦H21≦3.00[mm]の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記リッジの頂部の幅W22Aが、前記リッジの基部の幅W22Bに対して0<W22A/W22B≦0.90の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記標章部を囲む周辺領域が、平滑な表面を有する平滑面である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記標章部を囲む周辺領域が、表面加工を有する凹凸面である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記周辺領域の前記凹凸面が、複数の凹凸部を配列して成り、且つ、前記複数の凹凸部のピッチ長P3が、前記標章部を構成する前記複数のリッジのピッチ長P22よりも短い請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記周辺領域の前記凹凸面が、複数の凹凸部を配列して成り、且つ、前記複数の凹凸部の高さP3が、前記標章部を構成する前記複数のリッジの高さH22よりも小さい請求項7に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関し、さらに詳しくは、標章部の視認性能およびワックスの保持性能を向上できるタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年のタイヤでは、タイヤサイド部に形成された標章(タイヤメーカー、タイヤブランドなど)の視認性能を向上するために、標章を黒色化すべき課題がある。かかる課題に関する従来のタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
【0003】
同時に、タイヤサイド部に塗布されたワックスの剥離を抑制してワックスの保持性能を高めるべき課題もある。かかる課題に関する従来のタイヤとして、特許文献2に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第3030432号明細書
特開2021-059261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、標章部の視認性能およびワックスの保持性能を向上できるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、この発明にかかるタイヤは、タイヤサイド面に形成された標章部を備えるタイヤであって、前記標章部が、前記タイヤサイド面に形成されたハウジングと、前記ハウジングの底面から突出すると共に所定方向に並列に配列された複数のリッジとから成り、前記リッジの高さH22が、前記ハウジングの深さH21に対して1.00≦H22/H21の範囲にあり、且つ、前記複数のリッジのピッチ長P22が、0.05[mm]≦P22≦0.50[mm]の範囲にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明にかかるタイヤでは、(1)標章部がハウジング内に配列された複数のリッジから成るので、タイヤサイド部の平面視にて標章部が黒色化されて、標章部の視認性が向上し、また、標章部に塗布されたワックスの保持性が向上する。また、(2)リッジの高さH22がハウジングの深さH21に対して上記範囲にあることにより、ワックスがリッジの頂部に塗布され易くなり、標章部におけるワックスの保持性がさらに向上する。さらに、(3)複数のリッジのピッチ長P22が上記範囲にあることにより、リッジによる標章部の黒色化作用が向上する。これらにより、標章部の視認性およびワックスの保持性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
図2は、図1に記載したタイヤのタイヤサイド部を示す平面図である。
図3は、図2に記載したタイヤサイド部の標章を示す拡大図である。
図4は、図2に記載したタイヤサイド部の標章を示す説明図である。
図5は、図2に記載したタイヤサイド部の標章を示す説明図である。
図6は、図2に記載したタイヤサイド部の標章を示す説明図である。
図7は、図6に記載したタイヤの変形例を示す説明図である。
図8は、図6に記載したタイヤの変形例を示す説明図である。
図9は、図6に記載したタイヤの変形例を示す説明図である。
図10は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0010】
[タイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤ1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、リム20に装着されたタイヤ1のタイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。この実施の形態では、タイヤの一例として、乗用車用空気入りラジアルタイヤについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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