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公開番号
2025083136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196854
出願日
2023-11-20
発明の名称
機能部品付きタイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
9/20 20060101AFI20250523BHJP(車両一般)
要約
【課題】トレッド部のタイヤ内表面に備わる機能部品が有するセンサ機能のセンシング強度が優れた機能部品付きタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、このトレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、この一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、を備え、この一対のビード部の間に装架された少なくとも1層のカーカス層と、トレッド部におけるカーカス層の外周側に配置された、複数本のスチールコードが一面平行に埋設されているベルト層と、を有するタイヤであって、このトレッド部のタイヤ内表面に機能部品が収容された収容体を備え、この機能部品は、少なくとも、タイヤ内表面に接触する接触面と、タイヤ情報を検出するセンサ機能と、を有し、ベルト層の総厚さ(Gb)が2.3mm以上であるタイヤとすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、前記トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、を備え、前記一対のビード部の間に装架された少なくとも1層のカーカス層と、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に配置された、複数本のスチールコードが一面平行に埋設されているベルト層と、を有するタイヤであって、
前記トレッド部のタイヤ内表面に機能部品が収容された収容体を備え、
前記機能部品は、少なくとも、前記タイヤ内表面に接触する接触面と、タイヤ情報を検出するセンサ機能と、を有し、
前記ベルト層の総厚さ(Gb)が2.3mm以上である、タイヤ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ベルト層は、前記ベルト層を構成するゴム成分100質量部に対して加硫剤を2.0質量部以上含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記スチールコードのワイヤ最大素線径(Dw)と、前記Gbと、が下記式(1)の関係を満たす、請求項1または2に記載のタイヤ。
(1)Dw>0.015Gb+0.17
【請求項4】
前記収容体が、一方の面が前記タイヤ内表面と接合されているシート状の基部と、前記基部の前記タイヤ内表面と接合されている前記面とは反対側の面から突出した側壁を有し、前記機能部品を前記側壁が取り囲むようにして収容する収容部と、を備え、
前記基部の前記タイヤ内表面と接合されている前記面から前記側壁の突出端までの直線距離の中間点における前記側壁の厚さであるクラウンゲージ(Gc)と、前記Gbと、が下記式(2)の関係を満たす、請求項1または2に記載のタイヤ。
(2)Gc≧0.075Gb+1.3
【請求項5】
前記収容体が前記タイヤ内表面に固定されている、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記収容体が接着剤により前記タイヤ内表面に固定されている、請求項5に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記機能部品の前記センサ機能がセンサ素子として圧電素子を用いたセンサ機能である、請求項1または2に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ情報を検出するセンサ機能を有する機能部品をタイヤ内表面に備えるタイヤに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤ情報を検出するために、タイヤにセンサ機能を有する機能部品(例えばセンサユニットなどの電子部品等)を配設することが行われている。特に、空気圧検知や摩耗検知のし易さなどから、トレッド部のタイヤ内表面に上記のような機能部品を配設することが行われている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-146875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、トレッド部のタイヤ内表面に配設された機能部品は、走行時におけるタイヤの回転などの影響からセンサ機能のセンシング強度が高くなりにくく、さらなる改善の余地がある。
【0005】
そこで本発明は、トレッド部のタイヤ内表面に備わる機能部品が有するセンサ機能のセンシング強度が優れた機能部品付きタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討し、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、このトレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、この一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、を備え、この一対のビード部の間に装架された少なくとも1層のカーカス層と、トレッド部におけるカーカス層の外周側に配置された、複数本のスチールコードが一面平行に埋設されているベルト層と、を有するタイヤであって、このトレッド部のタイヤ内表面に機能部品が収容された収容体を備え、この機能部品は、少なくとも、タイヤ内表面に接触する接触面と、タイヤ情報を検出するセンサ機能と、を有し、ベルト層の総厚さ(Gb)が2.3mm以上であるタイヤが、この機能部品が有するセンサ機能のセンシング強度が優れたものとなることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
すなわち、本発明は次の<1>~<7>である。
<1>タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、前記トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、前記一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、を備え、前記一対のビード部の間に装架された少なくとも1層のカーカス層と、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に配置された、複数本のスチールコードが一面平行に埋設されているベルト層と、を有するタイヤであって、
前記トレッド部のタイヤ内表面に機能部品が収容された収容体を備え、
前記機能部品は、少なくとも、前記タイヤ内表面に接触する接触面と、タイヤ情報を検出するセンサ機能と、を有し、
前記ベルト層の総厚さ(Gb)が2.3mm以上である、タイヤ。
<2>前記ベルト層は、前記ベルト層を構成するゴム成分100質量部に対して加硫剤を2.0質量部以上含む、<1>に記載のタイヤ。
<3>前記スチールコードのワイヤ最大素線径(Dw)と、前記Gbと、が下記式(1)の関係を満たす、<1>または<2>に記載のタイヤ。
(1)Dw>0.015Gb+0.17
<4>前記収容体が、一方の面が前記タイヤ内表面と接合されているシート状の基部と、前記基部の前記タイヤ内表面と接合されている前記面とは反対側の面から突出した側壁を有し、前記機能部品を前記側壁が取り囲むようにして収容する収容部と、を備え、
前記基部の前記タイヤ内表面と接合されている前記面から前記側壁の突出端までの直線距離の中間点における前記側壁の厚さであるクラウンゲージ(Gc)と、前記Gbと、が下記式(2)の関係を満たす、<1>~<3>のいずれか1つに記載のタイヤ。
(2)Gc≧0.075Gb+1.3
<5>前記収容体が前記タイヤ内表面に固定されている、<1>~<4>のいずれか1つに記載のタイヤ。
<6>前記収容体が接着剤により前記タイヤ内表面に固定されている、<5>に記載のタイヤ。
<7>前記機能部品の前記センサ機能がセンサ素子として圧電素子を用いたセンサ機能である、<1>~<6>のいずれか1つに記載のタイヤ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、トレッド部のタイヤ内表面に備わる機能部品が有するセンサ機能のセンシング強度が優れた機能部品付きタイヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るタイヤの実施形態を示す子午線断面図である。
本発明に係るタイヤのトレッド部のタイヤ内表面に備わる収容体およびこの収容体に収容された機能部品の実施形態を示す断面図である。
本発明に係るタイヤのトレッド部のタイヤ内表面に備わる収容体およびこの収容体に収容される機能部品の実施形態を示す斜視図である。
本発明に係るタイヤの実施形態におけるベルト層の総厚さ(Gb)を説明する断面図である。
本発明に係るタイヤの別の実施形態におけるベルト層の総厚さ(Gb)を説明する断面図である。
本発明に係るタイヤの実施形態におけるベルト層に埋設されたスチールコード(撚り構造)の断面図である。
本発明に係るタイヤのトレッド部のタイヤ内表面に備わる収容体の実施形態を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明について説明する。
本発明は、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、このトレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、この一対のサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、を備え、この一対のビード部の間に装架された少なくとも1層のカーカス層と、トレッド部におけるカーカス層の外周側に配置された、複数本のスチールコードが一面平行に埋設されているベルト層と、を有するタイヤであって、このトレッド部のタイヤ内表面に機能部品が収容された収容体を備え、この機能部品は、少なくとも、タイヤ内表面に接触する接触面と、タイヤ情報を検出するセンサ機能と、を有し、ベルト層の総厚さ(Gb)が2.3mm以上であるタイヤである。以下においては、これを「本発明のタイヤ」ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
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