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公開番号
2025099865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216825
出願日
2023-12-22
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
13/00 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】タイヤ回転時の空気抵抗を低減し、燃費性能を向上することを可能にしたタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部1と一対のサイドウォール部2とを備えたタイヤにおいて、サイドウォール部2の外表面に複数の凹部10を形成し、複数の凹部10がそれぞれタイヤ周方向に並んで互いに連結された第一要素11および第二要素12を有し、第一要素11のタイヤ径方向の幅w1が第二要素12のタイヤ径方向の幅w2よりも広く、凹部10の表面形状がタイヤ周方向に長手方向を有するようにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備えたタイヤにおいて、
前記サイドウォール部の外表面に複数の凹部が形成され、前記複数の凹部はそれぞれタイヤ周方向に並んで互いに連結された第一要素および第二要素を有し、前記第一要素のタイヤ径方向の幅が前記第二要素のタイヤ径方向の幅よりも広く、前記凹部の表面形状はタイヤ周方向に長手方向を有することを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記第二要素のタイヤ径方向の幅w2が前記第一要素のタイヤ径方向の幅w1の50%未満であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第一要素の深さd1が前記第二要素の深さd2よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記複数の凹部がタイヤ最大幅位置よりも前記トレッド部側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記複数の凹部がタイヤ周方向およびタイヤ径方向に配列され、タイヤ径方向に隣り合う一対の凹部の第一要素の間に別の凹部の第二要素が配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記複数の凹部が設けられた領域において、1cm四方の単位領域に含まれる前記複数の凹部の表面積の割合が60%~95%であることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤサイドウォール部の外表面に複数の凹部が形成されたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、タイヤ付近の空気の流れを変えることで車両の空気抵抗を低減し、それにより燃費性能を向上するために、サイドウォール部の外表面に多数の凹部(所謂「ディンプル」)を設けることが行われている(例えば、特許文献1を参照)。このような凹部は、タイヤ回転時に乱流を発生させて空気抵抗の増加を抑え、転がり抵抗を低減することにより、燃費性能を向上させることを意図している。しかしながら、従来の形状(円形、楕円形、多角形など)の凹部(ディンプル)では乱流を発生させる効果が必ずしも十分ではなく、凹部(ディンプル)による空気抵抗の低減および燃費性能の向上について更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015‐042536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、タイヤ回転時の空気抵抗を低減し、燃費性能を向上することを可能にしたタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための本発明のタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部とを備えたタイヤにおいて、前記サイドウォール部の外表面に複数の凹部が形成され、前記複数の凹部はそれぞれタイヤ周方向に並んで互いに連結された第一要素および第二要素を有し、前記第一要素のタイヤ径方向の幅が前記第二要素のタイヤ径方向の幅よりも広く、前記凹部の表面形状はタイヤ周方向に長手方向を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の発明者は、サイドウォール部の外表面に多数の凹部(ディンプル)を備えたタイヤについて鋭意研究した結果、タイヤ周方向に並んで互いに連結された第一要素および第二要素を有し、第一要素のタイヤ径方向の幅が第二要素のタイヤ径方向の幅よりも広く、表面形状(第一要素および第二要素からなる全体)がタイヤ周方向に長手方向を有する形状の凹部が、タイヤ回転時に乱流を発生させるのに効果的であることを知見した。即ち、この形状の凹部においては、個々の凹部が幅の大きい部分(第一要素)と小さい部分(第二要素)を含むため大きさの異なる2種類の凹部として異なる車両速度で乱流発生効果を発揮することができる。更に、この形状の凹部は、タイヤ周上の位置によって空気の流れ方向に対する長さ(車両進行方向に沿った長さ)が変わるため、この点でも大きさの異なる凹部として機能することとなり、異なる車両速度で乱流発生効果を発揮することができる。本発明は、上述の知見に基づくものであり、サイドウォール部の外表面に形成された複数の凹部がそれぞれ前述の第一要素および第二要素からなる形状を有するため、タイヤ回転時に効果的に乱流を発生させて空気抵抗の増加を抑え、転がり抵抗を低減して燃費性能を向上させることができる。
【0007】
本発明のタイヤにおいては、第二要素のタイヤ径方向の幅w2が第一要素のタイヤ径方向の幅w1の50%未満であることが好ましい。これにより第一要素と第二要素の大きさ(タイヤ径方向の幅)のバランスが良好になり、乱流を効果的に発生させて空気抵抗を抑制し、燃費性能を向上するには有利になる。
【0008】
本発明のタイヤにおいては、第一要素の深さd1が第二要素の深さd2よりも大きいことが好ましい。これにより第一要素と第二要素の大きさ(体積)のバランスが良好になり、乱流を効果的に発生させて空気抵抗を抑制し、燃費性能を向上するには有利になる。
【0009】
本発明のタイヤにおいては、複数の凹部がタイヤ最大幅位置よりもトレッド部側に配置されることが好ましい。当該位置は空気の流れの影響が大きい部位であるため、この部位に凹部を配置することで乱流を効率的に発生させることが可能になり、空気抵抗を抑制し、燃費性能を向上するには有利になる。
【0010】
本発明のタイヤにおいては、複数の凹部がタイヤ周方向およびタイヤ径方向に配列され、タイヤ径方向に隣り合う一対の凹部の第一要素の間に別の凹部の第二要素が配置されたことが好ましい。このような配置では、より多数の凹部を密集して配列させることができるため、乱流を効果的に発生させて空気抵抗を抑制し、燃費性能を向上するには有利になる。
(【0011】以降は省略されています)
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