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公開番号
2025113724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008019
出願日
2024-01-23
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
15/00 20060101AFI20250728BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】硬化物になったときに、ゴム硬度と低発熱性とを優れたレベルで両立でき耐低温脆化性、シリカの補強性が優れる、タイヤ用ゴム組成物、及び、タイヤを提供すること。
【解決手段】重量平均分子量が200,000以上である水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を10質量部以上含むゴム成分100質量部に対し、CTAB吸着比表面積60~250m
2
/gのシリカを10質量部以上と、シランカップリング剤と、アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、並びに、窒素原子及びケイ素原子を含む官能基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を側鎖又は末端に有し、重量平均分子量が1,000~100,000であり、分子量分布が2.0以下である、変性ブタジエンポリマー又は変性スチレンブタジエンポリマー0.5~20質量部とを含有し、シランカップリング剤の含有量はシリカの含有量の1~15質量%である、タイヤ用ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量平均分子量が200,000以上である水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を10質量部以上含むゴム成分100質量部に対し、
CTAB吸着比表面積60~250m
2
/gのシリカを10質量部以上と、
シランカップリング剤と、
アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、並びに、窒素原子及びケイ素原子を含む官能基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を側鎖又は末端に有し、重量平均分子量が1,000~100,000であり、分子量分布が2.0以下である、変性ブタジエンポリマー又は変性スチレンブタジエンポリマー0.5~20質量部とを含有し、
前記シランカップリング剤の含有量は、前記シリカの含有量の1~15質量%である、タイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記CTAB吸着比表面積が60~170m
2
/gである、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体の水添率が、60モル%以上である、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記ゴム成分が、更に、イソプレン系ゴムを10質量部以上含む、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記変性ブタジエンポリマー又は前記変性スチレンブタジエンポリマーが、窒素原子及びケイ素原子を含む官能基を末端に有する、請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
アンダートレッド、サイドウォール及びリムクッションからなる群から選ばれる少なくとも1種が、請求項1~5のいずれか1項に記載のタイヤ用ゴム組成物で形成された、タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
環境負荷低減の為にタイヤの軽量化、低発熱性化が求められている。
一方、水添(水素添加)された芳香族ビニル-共役ジエン共重合体等を混錬する、タイヤ用ゴム組成物の製造方法が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-105379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、水添された芳香族ビニル-共役ジエン共重合体、シリカ等を含有するゴム組成物から得られる硬化物について検討したところ、上記硬化物はその硬度(ゴム硬度)と低発熱性とを優れたレベルで両立できる一方、硬化物の低温脆化が悪化する(つまり脆化温度が上昇する)場合や、シリカの補強性について改善の余地がある場合があることを知見した。硬度(ゴム硬度)が優れる硬化物をタイヤに用いた場合、タイヤを軽量化することができる。
また、上記のゴム組成物に更に液状ゴムを添加し、このようなゴム組成物から得られる硬化物について検討したところ、上記硬化物はその硬度(ゴム硬度)と低発熱性とを両立させることができず、シリカの補強性が低下する場合があることを知見した。
【0005】
そこで、本発明は、硬化物になったときに、ゴム硬度と低発熱性とを優れたレベルで両立でき耐低温脆化性(つまり脆化温度の上昇を抑制することができる。耐低温脆化性について以下同様)、シリカの補強性が優れる、タイヤ用ゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明はタイヤを提供することも課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] 重量平均分子量が200,000以上である水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を10質量部以上含むゴム成分100質量部に対し、
CTAB吸着比表面積60~250m
2
/gのシリカを10質量部以上と、
シランカップリング剤と、
アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシシリル基、並びに、窒素原子及びケイ素原子を含む官能基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を側鎖又は末端に有し、重量平均分子量が1,000~100,000であり、分子量分布が2.0以下である、変性ブタジエンポリマー又は変性スチレンブタジエンポリマー0.5~20質量部とを含有し、
上記シランカップリング剤の含有量は、上記シリカの含有量の1~15質量%である、タイヤ用ゴム組成物。
[2] 上記CTAB吸着比表面積が60~170m
2
/gである、[1]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[3] 上記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体の水添率が、60モル%以上である、[1]又は[2]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[4] 上記ゴム成分が、更に、イソプレン系ゴムを10質量部以上含む、[1]~[3]のいずれか1つに記載のタイヤ用ゴム組成物。
[5] 上記変性ブタジエンポリマー又は上記変性スチレンブタジエンポリマーが、窒素原子及びケイ素原子を含む官能基を末端に有する、[1]~[4]のいずれか1つに記載のタイヤ用ゴム組成物。
[6] アンダートレッド、サイドウォール及びリムクッションからなる群から選ばれる少なくとも1種が、[1]~[5]のいずれか1つに記載のタイヤ用ゴム組成物で形成された、タイヤ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、硬化物になったときにゴム硬度と低発熱性とを優れたレベルで両立でき耐低温脆化性が優れ、シリカの補強性が優れる、タイヤ用ゴム組成物を提供できる。
また、本発明は、タイヤも提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明のタイヤの実施形態の一例の部分断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされる場合があるが、本発明はそのような実施態様に制限されない。
本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分は、それぞれ単独で、又は、2種以上を組み合せて使用することができる。
本明細書において、ある成分を2種以上で併用する場合、その成分の「含有量」は、特段の断りが無い限り、それら2種以上の合計含有量を意味する。
本明細書において、各成分の製造方法は、断りがない限り特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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