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公開番号
2025103343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220682
出願日
2023-12-27
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
15/00 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約
【課題】軽量化を図りつつ操縦安定性能を向上すること。
【解決手段】3枚構造のベルト層7において、規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態において、タイヤ径方向内側から2枚目のベルト72のタイヤ幅方向の幅W2が、カーカス層4の断面幅Wpに対して85[%]≦W2/Wp≦95[%]以下の範囲で形成され、サイドウォール部2のカーカス層4の巻き上げ端4cよりもタイヤ径方向外側かつタイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側のタイヤ外表面にタイヤ周方向に連続し、子午断面における輪郭線が曲率半径の異なる複数の円弧で構成される凹部20を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部と、
前記トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、
各前記サイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、
一対のビード部の間に架け渡された少なくとも1層のカーカス層と、
前記カーカス層のタイヤ径方向外側に3枚構造で配置されるベルト層と、
を含み、
前記ベルト層は、規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態において、タイヤ径方向内側から2枚目のベルトのタイヤ幅方向の幅W2が、前記カーカス層の断面幅Wpに対して85[%]≦W2/Wp≦95[%]以下の範囲で形成され、
各前記ビード部は、ビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、を有し、
前記カーカス層は、前記ビードコアおよび前記ビードフィラーの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられて一対の前記ビード部の間に位置する本体部と、前記ビードコアおよび前記ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に巻き上げられた巻き上げ部と、を有しており、
非リム組み状態で一対の前記ビード部の間の幅を規定リム幅に設定した場合、
少なくとも一方の前記サイドウォール部の前記カーカス層の巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側かつタイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側のタイヤ外表面にタイヤ周方向に連続し、子午断面における輪郭線が曲率半径の異なる複数の円弧で構成される凹部を備え、
子午断面において前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭に接するように引いた直線を接線L1とし、前記接線L1と前記サイドウォール部の外輪郭とが接する点を接点P1とし、前記カーカス層の巻き上げ端を通り前記本体部と垂直に交わる直線を垂線L2とし、前記接点P1を通り前記本体部と垂直に交わる直線を垂線L3としたとき、
前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭と前記接線L1とで囲まれた領域の面積A[mm
2
]と、前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭と前記本体部と前記垂線L2と前記垂線L3とで囲まれた領域の面積S[mm
2
]と、前記垂線L2に沿って測定される前記ビードフィラーの厚みG1[mm]とが、0.10×(G1-17)≦A/(S+A)≦0.05×(G1-10)の関係を満たす、
タイヤ。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記ベルト層は、タイヤ径方向内側から3枚目のベルトのタイヤ幅方向の幅W3と、2枚目の前記ベルトのタイヤ幅方向の幅W2とが、10[mm]≦W2-W3≦30[mm]の関係を満たし、タイヤ径方向内側から1枚目のベルトのタイヤ幅方向の幅W1と、2枚目の前記ベルトのタイヤ幅方向の幅W2とが、-35[mm]≦W2-W1≦-15[mm]の関係を満たす、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ベルト層は、少なくとも2枚のベルトのベルトコードがタイヤ周方向に対して絶対値で12[deg]以上24[deg]以下の範囲である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ベルト層は、規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態において、
2枚目の前記ベルトの幅W2が、前記規定リム幅Wrに対して70[%]≦W2/Wr≦105[%]の範囲で形成される、
請求項1に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、カーカスのタイヤ径方向外側に少なくとも3枚のベルト層からなるベルトを備える空気入りタイヤが記載されている。
【0003】
例えば、特許文献2には、ビード部の耐久性能を維持しながら軽量化を図るために、サイドウォール部のタイヤ外表面にタイヤ周方向に連続した凹部を形成した空気入りタイヤが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-020746号公報
特開2023-146035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、車両の輸送効率上昇の観点から、実積載量を増加させるために、タイヤの軽量化が求められている。そこで、本来4枚のベルト層を3枚にした構造が考えられる。しかし、ベルト層を3枚構造にすると、操縦安定性能が悪化する事象が発生する。
【0006】
この発明は、軽量化を図りつつ操縦安定性能を向上することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、トレッド部と、前記トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、各前記サイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部と、一対のビード部の間に架け渡された少なくとも1層のカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に3枚構造で配置されるベルト層と、を含み、前記ベルト層は、規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態において、タイヤ径方向内側から2枚目のベルトのタイヤ幅方向の幅W2が、前記カーカス層の断面幅Wpに対して85[%]≦W2/Wp≦95[%]以下の範囲で形成され、各前記ビード部は、ビードコアと、前記ビードコアのタイヤ径方向外側に配置されたビードフィラーと、を有し、前記カーカス層は、前記ビードコアおよび前記ビードフィラーの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられて一対の前記ビード部の間に位置する本体部と、前記ビードコアおよび前記ビードフィラーのタイヤ幅方向外側に巻き上げられた巻き上げ部と、を有しており、非リム組み状態で一対の前記ビード部の間の幅を規定リム幅に設定した場合、少なくとも一方の前記サイドウォール部の前記カーカス層の巻き上げ端よりもタイヤ径方向外側かつタイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側のタイヤ外表面にタイヤ周方向に連続し、子午断面における輪郭線が曲率半径の異なる複数の円弧で構成される凹部を備え、子午断面において前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭に接するように引いた直線を接線L1とし、前記接線L1と前記サイドウォール部の外輪郭とが接する点を接点P1とし、前記カーカス層の巻き上げ端を通り前記本体部と垂直に交わる直線を垂線L2とし、前記接点P1を通り前記本体部と垂直に交わる直線を垂線L3としたとき、前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭と前記接線L1とで囲まれた領域の面積A[mm
2
]と、前記サイドウォール部および前記ビード部の外輪郭と前記本体部と前記垂線L2と前記垂線L3とで囲まれた領域の面積S[mm
2
]と、前記垂線L2に沿って測定される前記ビードフィラーの厚みG1[mm]とが、0.10×(G1-17)≦A/(S+A)≦0.05×(G1-10)の関係を満たす。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、軽量化を図りつつ操縦安定性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのビード部の子午断面拡大図である。
図3は、実施形態に係る空気入りタイヤのビード部の子午断面拡大図である。
図4は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図5は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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