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公開番号2025167136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071480
出願日2024-04-25
発明の名称ホウ素含有シランカップリング剤及びゴム組成物
出願人横浜ゴム株式会社,国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C07F 7/18 20060101AFI20251030BHJP(有機化学)
要約【課題】ゴム組成物の硬化物の破断物性を良好にすることができる、新規なホウ素含有シランカップリング剤、及び、硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ゴム組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】配位性ヘテロ元素を含む環状構造とB-O結合とシリル基とを有する、ホウ素含有シランカップリング剤、及び、ジエン系ゴムと、シリカと、上記ホウ素含有シランカップリング剤とを含有する、ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
配位性ヘテロ元素を含む環状構造とB-O結合とシリル基とを有する、ホウ素含有シランカップリング剤。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
下記式(I)で表される、請求項1に記載のホウ素含有シランカップリング剤。
JPEG
2025167136000010.jpg
36
116
式(I)において、A

、A

は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
【請求項3】
ジエン系ゴムと、シリカと、請求項1又は2に記載のホウ素含有シランカップリング剤とを含有する、ゴム組成物。
【請求項4】
前記シリカの含有量が前記ジエン系ゴム100質量部に対して5~200質量部であり、前記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が前記シリカの含有量の0.2~20質量%である、請求項3に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記ジエン系ゴムが天然ゴムを含有し、
前記天然ゴムの含有量が、前記ジエン系ゴム全量中の20質量%以上である、請求項3に記載のゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホウ素含有シランカップリング剤及びゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ジエン系ゴムとカーボンブラック及び/又は白色充填剤とホウ素含有シランカップリング剤とを含有するゴム組成物が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6459201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、ジエン系ゴムと白色充填剤(特にシリカ)とを含有するゴム組成物に適用できる新規なホウ素含有シランカップリング剤が求められている。
また、ジエン系ゴムとシリカとホウ素含有シランカップリング剤とを含有するゴム組成物から得られるゴム(硬化物)について、例えば破断物性が良好であることが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、ゴム組成物の硬化物の破断物性を良好にすることができる、新規なホウ素含有シランカップリング剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、ジエン系ゴムとシリカとを含有するゴム組成物が特定の構造(配位性ヘテロ元素を含む環状構造とB-O結合とシリル基)を有するホウ素含有シランカップリング剤を含有することによって上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成によって上記課題を解決できることを見出した。
【0007】
[1] 配位性ヘテロ元素を含む環状構造とB-O結合とシリル基とを有する、ホウ素含有シランカップリング剤。
[2] 下記式(I)で表される、[1]に記載のホウ素含有シランカップリング剤。
JPEG
2025167136000001.jpg
36
116
式(I)において、A

、A

は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を有していてもよい、2価の、飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又はこれらの組合せを表し、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、置換基を表す。ただし、R

、R

及びR

のうち少なくとも1つはアルコキシ基である。
[3] ジエン系ゴムと、シリカと、[1]又は[2]に記載のホウ素含有シランカップリング剤とを含有する、ゴム組成物。
[4] 上記シリカの含有量が上記ジエン系ゴム100質量部に対して5~200質量部であり、上記ホウ素含有シランカップリング剤の含有量が上記シリカの含有量の0.2~20質量%である、[3]に記載のゴム組成物。
[5] 上記ジエン系ゴムが天然ゴムを含有し、
上記天然ゴムの含有量が、上記ジエン系ゴム全量中の20質量%以上である、[3]又は[4]に記載のゴム組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ゴム組成物の硬化物の破断物性を良好にすることができる、新規なホウ素含有シランカップリング剤を提供することができる。
また、本発明は、硬化物となったときに良好な破断物性が得られる、ゴム組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、式(6)で表されるホウ素含有シランカップリング剤の

H-NMRスペクトルである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明について以下詳細に説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分は、特段の断りが無い限り、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
本明細書において、各成分は、特段の断りが無い限り、その製造方法について制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。
本明細書において、式(*)で表される化合物を「化合物*」と言うことがある。例えば式(1)で表される化合物を「化合物1」と言うことがある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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