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公開番号2025095787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212076
出願日2023-12-15
発明の名称グリーンタイヤ運搬台車
出願人横浜ゴム株式会社
代理人清流国際弁理士法人,個人,個人
主分類B62B 3/10 20060101AFI20250619BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】 グリーンタイヤの変形を抑制すると共に、運搬時の安定性や出し入れ時の作業性を改善することを可能にしたグリーンタイヤ運搬台車を提供する。
【解決手段】 グリーンタイヤTを立てた状態で運搬するための台車であって、複数の車輪12を備えたフレームと、水平方向に延長するようにフレーム2の奥側に固定された固定バー4と、フレーム2の手前側において水平方向に延在しつつグリーンタイヤTの中心軸と平行な軸の廻りに揺動自在に配設された可動バー6と、固定バー4と可動バー6との間に掛け渡された布地8と、布地8の下方域に配設されていてグリーンタイヤTの外周面に沿って湾曲した円弧状の受け板9とを有し、可動バー6の最大高さが固定バー4よりも低く設定されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
グリーンタイヤを立てた状態で運搬するための台車であって、複数の車輪を備えたフレームと、水平方向に延長するように前記フレームの奥側に固定された固定バーと、前記フレームの手前側において水平方向に延在しつつ前記グリーンタイヤの中心軸と平行な軸の廻りに揺動自在に配設された可動バーと、前記固定バーと前記可動バーとの間に掛け渡された布地と、該布地の下方域に配設されていて前記グリーンタイヤの外周面に沿って湾曲した円弧状の受け板とを有し、前記可動バーの最大高さが前記固定バーよりも低く設定されていることを特徴とするグリーンタイヤ運搬台車。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記受け板の曲率半径が300mm~500mmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のグリーンタイヤ運搬台車。
【請求項3】
前記受け板が緩衝部材を介して前記フレームに固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリーンタイヤ運搬台車。
【請求項4】
前記受け板が水平方向において前記グリーンタイヤの中心軸と前記可動バーとの間に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリーンタイヤ運搬台車。
【請求項5】
前記グリーンタイヤの中心軸と前記固定バーの中心軸を通る直線が水平方向に対して上側になす角度をθ1とし、前記グリーンタイヤの中心軸と前記可動バーの中心軸を通る直線が水平方向に対して下側になす角度をθ2としたとき、前記角度θ1,θ2がそれぞれ0°≦θ1≦45°、0°≦θ2≦60°の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリーンタイヤ運搬台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グリーンタイヤを成形工程から加硫工程へ運搬する際に使用されるグリーンタイヤ運搬台車に関し、更に詳しくは、グリーンタイヤの変形を抑制すると共に、運搬時の安定性や出し入れ時の作業性を改善することを可能にしたグリーンタイヤ運搬台車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、グリーンタイヤを成形工程から加硫工程へ運搬し、必要に応じて保管するにあたって、グリーンタイヤを中心軸が水平方向となるように立てた状態で保持する運搬台車が使用されている(例えば、特許文献1参照)。このような運搬台車において、フレーム上に配設された剛直な支持部材がグリーンタイヤに直接接触すると、グリーンタイヤに変形が生じ、加硫後のタイヤのユニフォミティが悪化することになる。
【0003】
これに対して、フレームに配設された一対の支持体の間に掛け渡された布地を備え、その布地上にグリーンタイヤを積載するようにした運搬台車が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような運搬台車によれば、グリーンタイヤを布地で包み込むように保持するので、その変形を抑制することができる。しかしながら、布地によりグリーンタイヤを保持する場合、運搬時におけるグリーンタイヤの安定性が悪く、また、グリーンタイヤの出し入れ時の作業性が悪いという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-359448号公報
特許第6333665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、グリーンタイヤの変形を抑制すると共に、運搬時の安定性や出し入れ時の作業性を改善することを可能にしたグリーンタイヤ運搬台車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明のグリーンタイヤ運搬台車は、グリーンタイヤを立てた状態で運搬するための台車であって、複数の車輪を備えたフレームと、水平方向に延長するように前記フレームの奥側に固定された固定バーと、前記フレームの手前側において水平方向に延在しつつ前記グリーンタイヤの中心軸と平行な軸の廻りに揺動自在に配設された可動バーと、前記固定バーと前記可動バーとの間に掛け渡された布地と、該布地の下方域に配設されていて前記グリーンタイヤの外周面に沿って湾曲した円弧状の受け板とを有し、前記可動バーの最大高さが前記固定バーよりも低く設定されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、固定バーと可動バーとの間に掛け渡された布地によりグリーンタイヤを包み込むように保持するので、グリーンタイヤの変形を抑制し、加硫後のタイヤのユニフォミティを改善することができる。また、布地の下方域には、グリーンタイヤの外周面に沿って湾曲した円弧状の受け板を備えているので、布地で保持されたグリーンタイヤの変位を受け板により規制し、運搬時におけるグリーンタイヤの安定性を高めることができる。この受け板は、円弧状をなし、しかも布地を介して間接的にグリーンタイヤに当接するため、グリーンタイヤに変形を生じさせるものではない。更に、フレームの手前側に位置する可動バーの最大高さがフレームの奥側に位置する固定バーよりも低く設定されているので、グリーンタイヤの出し入れが容易であり、グリーンタイヤの出し入れ時の作業性を改善することができる。
【0008】
本発明において、受け板の曲率半径が300mm~500mmの範囲にあることが好ましい。受け板の曲率半径を上記範囲に設定することにより、受け板とグリーンタイヤとの間の接触圧を低減し、グリーンタイヤのトレッド部の変形を効果的に防止することができる。
【0009】
本発明において、受け板が緩衝部材を介してフレームに固定されていることが好ましい。このように受け板とフレームとの間に緩衝部材を介在させることにより、受け板とグリーンタイヤとの間の接触圧を低減し、グリーンタイヤのトレッド部の変形を効果的に防止することができる。
【0010】
本発明において、受け板が水平方向においてグリーンタイヤの中心軸と可動バーとの間に配設されていることが好ましい。フレームの手前側に位置する可動バーが固定バーよりも低い位置に配置された構造において、グリーンタイヤの中心軸と可動バーとの間に受け板を配置することにより、運搬時におけるグリーンタイヤの安定性を効果的に高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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