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公開番号
2025110205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004007
出願日
2024-01-15
発明の名称
ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250718BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】氷雪路面では、一般路面に比べて摩擦係数が低下し、滑りやすくなる。そこで従来、スタッドレスタイヤの氷上性能(氷上での制動性)を向上させるために表面粗さを付与する手法があるが、ウェット性能が低下するという問題がある。
【解決手段】ジエン系ゴム100質量部に対し、無機充填剤を30~100質量部、および胡麻の絞り粕を0.5~50質量部含有するゴム組成物によって上記課題を解決した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジエン系ゴム100質量部に対し、無機充填剤を30~100質量部、および胡麻の絞り粕を0.5~50質量部含有することを特徴とするゴム組成物。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記胡麻の絞り粕の平均粒子径が、10μm~2000μmであることを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記無機充填剤としてシリカを30~70質量部含むことを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
請求項1に記載のゴム組成物を用いてなるスタッドレスタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物およびそれを用いたタイヤに関するものであり、詳しくは、ウェット性能を維持または向上させつつ、氷上性能をさらに高めたゴム組成物およびそれを用いたタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
氷雪路面では、一般路面に比べて摩擦係数が低下し、滑りやすくなる。そこで従来、スタッドレスタイヤの氷上性能(氷上での制動性)を向上させるために数多くの手法が提案されている。氷上性能の向上には例えばタイヤに表面粗さを付与する技術が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-121848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、一般的にタイヤの表面粗さを増加させると背反性能としてウェット性能が低下するという問題点がある。
したがって本発明の目的は、ウェット性能を維持または向上させつつ、氷上性能をさらに高めたゴム組成物およびそれを用いたタイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ジエン系ゴムに対し、無機充填剤並びに胡麻の絞り粕を特定量で配合することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
すなわち本発明は、ジエン系ゴム100質量部に対し、無機充填剤を30~100質量部、および胡麻の絞り粕を0.5~50質量部含有することを特徴とするゴム組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明のゴム組成物は、ジエン系ゴム100質量部に対し、無機充填剤を30~100質量部、および胡麻の絞り粕を0.5~50質量部含有することを特徴としているので、ウェット性能を維持または向上させつつ、氷上性能をさらに高めたタイヤを提供することができる。
【0007】
本発明における胡麻の絞り粕は、タイヤトレッド表面に粗さを効率的に付与することができ、これにより路面に対する高い引っ掻き効果が発現し、氷上性能を高めることができる。また、ウェット性能を損なうこともない。さらに胡麻の絞り粕は生分解性に優れるため、路面に脱落しても迅速に生分解され、環境上優れる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0009】
(ジエン系ゴム)
本発明で使用されるジエン系ゴムは、天然ゴム(NR)、合成イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン-ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体ゴム(NBR)等を挙げることができる。また本発明で使用されるジエン系ゴムは、その分子量やミクロ構造はとくに制限されず、アミン、アミド、シリル、アルコキシシリル、カルボキシル、ヒドロキシル基等で末端変性されていても、エポキシ化されていてもよい。
上記ジエン系ゴムの重量平均分子量(Mw)は特に限定されないが、本発明の効果等がより優れる理由から、100,000~5,000,000であることが好ましく、200,000~3,000,000であることがより好ましく、300,000~2,000,000であることがさらに好ましい。
なお、本明細書において重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定により得られる標準ポリスチレン換算値である。
また、ジエン系ゴムは、ガラス転移温度(Tg)が-50℃以下であることが好ましい。このようにTgを規定することにより、氷上性能が向上する。
なおジエン系ゴムが複数種類含まれる場合において、本明細書で言うTgは、各ゴムのガラス転移温度に、各ゴムの重量分率を乗じた積の合計、すなわち加重平均に基づき算出される値とする。なお計算時には各成分の重量分率の合計を1.0とする。本発明で言うガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度を指すものとする。
さらに好ましい前記平均Tgは、-60℃以下である。
【0010】
(無機充填剤)
本発明に使用される無機充填剤としては、具体的には、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、クレー、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化チタン、硫酸カルシウム等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのうち、氷上性能がより良好となる理由から、シリカが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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