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公開番号
2025112458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006684
出願日
2024-01-19
発明の名称
ゴム材料の混練方法およびシステム
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B29B
7/28 20060101AFI20250725BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】密閉型混練機を用いて目標品質の混練ゴムを効率よく製造できるゴム材料の混練方法およびシステムを提供する。
【解決手段】一対のロータ3、3を回転させながら、混練機2に対して1バッチ分のゴム材料Rを供給手段9により供給してホッパ6を通じて混練機2に投入している途中で、制御装置10が、供給手段9による混練機2に対するゴム材料Rの供給を所定時間だけ一時的に停止する供給中断制御、或いは、供給手段9による混練機2に対するゴム材料Rの供給速度Vを低減する供給低減制御を行い、1バッチ分のゴム材料Rを混練機2に投入した後、ラム5を下限位置Pまで下方移動させて混練室4aの上方を塞いだ状態にして、回転する一対のロータ3、3によってゴム材料Rを混練する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
密閉型混練機にホッパを通じて1バッチ分のゴム材料を投入し、前記混練機の混練室の上方に配置されたラムを所定の下限位置まで下方移動させて前記混練室の上方を塞いだ状態にして、前記混練室の内部で左右一対のロータを互いに反対方向に回転させて前記ゴム材料を混練するゴム材料の混練方法において、
前記一対のロータを回転させながら、1バッチ分の前記ゴム材料を前記混練機に投入している途中で、前記混練機に対する前記ゴム材料の供給を所定時間だけ一時的に停止させる供給中断制御、或いは、前記混練機に対する前記ゴム材料の供給速度を低減させる供給低減制御を行うゴム材料の混練方法。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記供給中断制御を行う請求項1に記載のゴム材料の混練方法。
【請求項3】
前記ゴム材料がシート状である請求項1または2に記載のゴム材料の混練方法。
【請求項4】
1バッチ分の前記ゴム材料を前記混練機に投入した後、下方移動させた前記ラムが前記下限位置まで降下しない場合に、前記ラムを上方移動させて前記ホッパの開閉操作を複数回行い、その後、前記ラムを再度下方移動させて前記下限位置まで降下した場合は前記ゴム材料の混練を行い、前記下限位置まで降下しない場合は前記ゴム材料の混練を中止する請求項3に記載のゴム材料の混練方法。
【請求項5】
混練室の内部に互いに反対方向に回転する左右一対のロータと、前記混練室の上側に設置されたホッパと、前記混練室の上方で上下移動するラムと、を有する密閉型混練機と、前記混練機に1バッチ分のゴム材料を供給する供給手段と、制御装置とを備えて、
前記ラムを所定の下限位置まで下方移動させて前記混練室の上方を塞いだ状態にして、回転する前記一対のロータによって前記ゴム材料が混練されるゴム材料の混練システムにおいて、
前記一対のロータを回転させながら、前記混練機に対して1バッチ分の前記ゴム材料が前記供給手段により供給されて前記ホッパを通じて前記混練機に投入されている途中で、前記制御装置が、前記供給手段による前記混練機に対する前記ゴム材料の供給を所定時間だけ一時的に停止する供給中断制御、或いは、前記供給手段による前記混練機に対する前記ゴム材料の供給速度を低減する供給低減制御を行うゴム材料の混練システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム材料の混練方法およびシステムに関し、さらに詳しくは、密閉型混練機を用いて目標品質の混練ゴムを効率よく製造できるゴム材料の混練方法およびシステムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤやゴムホース等のゴム製品を製造するには、未加硫の混練ゴムが使用されている。この混練ゴムは例えば、バンバリーミキサと言われている密閉型混練機を用いて製造される。この混練機には原料ゴムおよび各種配合剤を含むゴム材料が投入され、混練室に内設された左右一対のロータによって1バッチ分のゴム材料が混練される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この混練ゴムを製造する混練工程では、互いに反対方向に回転する一対のロータの間にゴム材料を繰り返し通過させて、それぞれのロータと混練室の内壁との間でゴム材料にせん断力を付与しつつ、それぞれの配合剤を分散させる。配合剤が万遍なく分散されるとともに適度な粘度になった目標品質の混練ゴムを得るには、ゴム材料を一対のロータによって所定時間、混練する必要がある。
【0004】
ところで、混練機に投入されたゴム材料が、一対のロータ間に入り込まない、或いは、入り込み難いことがある。この場合は、ゴム材料が一対のロータの上に滞留する。ゴム材料のこの滞留量が過剰になると、1バッチ分のゴム材料の全量を混練機に円滑に投入できなくなる。これに伴い、混練工程全体の時間が長くなり、目標品質の混練ゴムの製造効率が低下する。それ故、密閉型混練機を用いて目標品質の混練ゴムを効率よく製造するには改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-14095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、密閉型混練機を用いて目標品質の混練ゴムを効率よく製造できるゴム材料の混練方法およびシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明のゴム材料の混練方法は、密閉型混練機にホッパを通じて1バッチ分のゴム材料を投入し、前記混練機の混練室の上方に配置されたラムを所定の下限位置まで下方移動させて前記混練室の上方を塞いだ状態にして、前記混練室の内部で左右一対のロータを互いに反対方向に回転させて前記ゴム材料を混練するゴム材料の混練方法において、前記一対のロータを回転させながら、1バッチ分の前記ゴム材料を前記混練機に投入している途中で、前記混練機に対する前記ゴム材料の供給を所定時間だけ一時的に停止させる供給中断制御、或いは、前記混練機に対する前記ゴム材料の供給速度を低減させる供給低減制御を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明のゴム材料の混練システムは、混練室の内部に互いに反対方向に回転する左右一対のロータと、前記混練室の上側に設置されたホッパと、前記混練室の上方で上下移動するラムと、を有する密閉型混練機と、前記混練機に1バッチ分のゴム材料を供給する供給手段と、制御装置とを備えて、前記ラムを所定の下限位置まで下方移動させて前記混練室の上方を塞いだ状態にして、回転する前記一対のロータによって前記ゴム材料が混練されるゴム材料の混練システムにおいて、前記一対のロータを回転させながら、前記混練機に対して1バッチ分の前記ゴム材料が前記供給手段により供給されて前記ホッパを通じて前記混練機に投入されている途中で、前記制御装置が、前記供給手段による前記混練機に対する前記ゴム材料の供給を所定時間だけ一時的に停止する供給中断制御、或いは、前記供給手段による前記混練機に対する前記ゴム材料の供給速度を低減する供給低減制御を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、前記一対のロータを回転させながら、前記ホッパを通じて前記混練機に対して1バッチ分の前記ゴム材料を投入している途中で、前記供給中断制御、或いは、前記供給低減制御を行うことで、前記一対のロータの間に前記ゴム材料が入り込まない状態で前記一対のロータの上に過剰量の前記ゴム材料が滞留することが回避される。これに伴い、1バッチ分のゴム材料の全量を混練機に円滑に投入するには有利になる。その結果、混練工程全体の時間が長くなることを回避して、目標品質の混練ゴムを効率よく製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の混練システムの実施形態を、密閉型混練機を縦断面視にして例示する説明図である。
図1の一対のロータを上面視で例示する説明図である。
図1の混練システムを用いてゴム材料を混練している状態を例示する説明図である。
図1の密閉型混練機に対してゴム材料を供給、投入している状態を例示する説明図である。
図4のゴム材料の供給を所定時間だけ一時的に停止させる供給中断制御を行っている状態を例示する説明図である。
図4のゴム材料の供給速度を低減させる供給低減制御を行っている状態を例示する説明図である。
1バッチ分のゴム材料を混練機に投入した後、ラムを下方移動させている状態を例示する説明図である。
図7のラムが下限位置まで降下しない場合に、ラムを上方移動させてホッパの開閉操作を行っている状態を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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