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公開番号2025132360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029866
出願日2024-02-29
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社,ダイハツ工業株式会社,スズキ株式会社,いすゞ自動車株式会社,日野自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約【課題】電池から発生したガスの車室内への流入を防止できる電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両10は、フロアパネル16と、前記フロアパネル16に形成され、車幅方向に延びる溝状の陥没部18と、前記陥没部18に配置された電池ケース42と、前記電池ケース42に着脱可能な1以上の交換式の電池44と、前記電池ケース42から延びる排煙ダクト52であって、前記陥没部18の底面を貫通して車外に開放される排煙ダクト52と、前記排煙ダクト52に設けられ、車外から前記電池ケース42への流体の流入を禁止する逆止弁54と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
フロアパネルと、
前記フロアパネルに形成され、車幅方向に延びる溝状の陥没部と、
前記陥没部に配置された電池ケースと、
前記電池ケースに着脱可能な１以上の交換式の電池と、
前記電池ケースから延びる排煙ダクトであって、前記陥没部の底面を貫通して車外に開放される排煙ダクトと、
前記排煙ダクトに設けられ、車外から前記電池ケースへの流体の流入を禁止する逆止弁と、
を備えることを特徴とする電動車両。
続きを表示（約 420 文字）【請求項２】
請求項１に記載の電動車両であって、さらに、
前記陥没部を覆って隠すデッキボードと、
前記デッキボードと前記電池ケースとの間に配置される断熱部材と、
を備えることを特徴とする電動車両。
【請求項３】
請求項１に記載の電動車両であって、
前記電池ケースの車幅方向一端には、前記電池の装填口が形成されており、
前記排煙ダクトは、前記電池ケースの前記装填口の反対側端面から延びている、
ことを特徴とする電動車両。
【請求項４】
請求項１に記載の電動車両であって、
前記排煙ダクトは、車幅方向略中心において前記陥没部の底面を貫通している、ことを特徴とする電動車両。
【請求項５】
請求項１に記載の電動車両であって、
前記排煙ダクトは、前記電池ケースの底面または車両後端面から延びている、ことを特徴とする電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、交換式の電池を搭載した電動車両を開示する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、車両に、動力源であるモータと、当該モータに電力を供給する電池と、を備えた電動車両が広く知られている。電動車両に搭載される電池は、充放電可能な二次電池であり、必要に応じて外部電源により充電される。
【０００３】
ここで、電池の充電中も、電動車両を有効に活用するために、電池を、電動車両に着脱可能な交換式にすることが提案されている。交換式の電池を採用した場合、電動車両に搭載された電池の充電率が低下すれば、当該電池を電動車両から取り外し、予め充電済みの別の電池に交換する。そして、電動車両から取り外された電池は、電動車両の外部において、充電される。そして、この取り外された電池の充電中も、電動車両は、走行可能となるため、電動車両を、より有効に活用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－０９１８２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
こうした二次電池は、内部短絡や外部短絡等に起因してガスが発生することが知られている。特許文献１には、かかるガスが流れる排気通路を有する電池ユニットが開示されている。特許文献１の技術によれば、電池から生じたガスは、電池ユニットのケース内に留まることなく、ケースの外部に導かれる。
【０００６】
ここで、電池を、車室と完全分離されていない空間内に配置する場合、ガスを車室内に流入させない構成が求められる。しかし、特許文献１では、ケースの外部に導かれたガスの処理については検討されていない。
【０００７】
そこで、本明細書では、電池から発生したガスの車室内への流入を防止できる電動車両を開示する。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本明細書で開示する電動車両は、フロアパネルと、前記フロアパネルに形成され、車幅方向に延びる溝状の陥没部と、前記陥没部に配置された電池ケースと、前記電池ケースに着脱可能な１以上の交換式の電池と、前記電池ケースから延びる排煙ダクトであって、前記陥没部の底面を貫通して車外に開放される排煙ダクトと、前記排煙ダクトに設けられ、車外から前記電池ケースへの流体の流入を禁止する逆止弁と、を備えることを特徴とする。
【０００９】
かかる構成とすることで、電池で生じたガスを排煙ダクトを通じて車外に放出できる。結果として、電池から発生したガスの車室内への流入を防止できる。
【００１０】
この場合、さらに、前記陥没部を覆って隠すデッキボードと、前記デッキボードと前記電池ケースとの間に配置される断熱部材と、を備えてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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