TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025091143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206215
出願日
2023-12-06
発明の名称
エンジン制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F02P
5/15 20060101AFI20250611BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】燃料噴射の復帰によるトルクショックの発生を抑制するエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】車両に走行動力源として搭載されたエンジンにおいて停止した燃料噴射を復帰させる復帰要求がある場合での前記エンジンへの要求トルクが、前記エンジンの点火時期をMBT(Minimum advance for the Best Torque)と仮定した場合に前記エンジンが出力するMBTトルク未満であるか否かを判定する判定部と、前記要求トルクが前記MBTトルク以上の場合、前記点火時期を前記MBTよりも遅角側から前記MBTへ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第1復帰処理を実行し、前記要求トルクが前記MBTトルク未満の場合、前記要求トルクを実現する要求点火時期よりも遅角側から前記点火時期を前記要求点火時期へ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第2復帰処理を実行する制御部と、を備えたエンジン制御装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に走行動力源として搭載されたエンジンにおいて停止した燃料噴射を復帰させる復帰要求がある場合での前記エンジンへの要求トルクが、前記エンジンの点火時期をMBT(Minimum advance for the Best Torque)と仮定した場合に前記エンジンが出力するMBTトルク未満であるか否かを判定する判定部と、
前記要求トルクが前記MBTトルク以上の場合、前記点火時期を前記MBTよりも遅角側から前記MBTへ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第1復帰処理を実行し、前記要求トルクが前記MBTトルク未満の場合、前記要求トルクを実現する要求点火時期よりも遅角側から前記点火時期を前記要求点火時期へ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第2復帰処理を実行する制御部と、を備えたエンジン制御装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第2復帰処理を開始してから前記点火時期が前記要求点火時期となるまでの時間の方が、前記第1復帰処理を開始してから前記点火時期が前記MBTとなるまでの時間よりも短くなるように前記点火時期を進角させる、請求項1のエンジン制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2復帰処理の実行中に前記判定部による判定が否定判定となった場合、前記第2復帰処理から前記第1復帰処理に移行する、請求項1のエンジン制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1復帰処理の実行中に前記点火時期が前記MBTとなると前記第1復帰処理を終了し、前記第2復帰処理の実行中に前記第1復帰処理が終了するタイミングと同じタイミングで前記第2復帰処理を終了する、請求項2のエンジン制御装置。
【請求項5】
前記車両は、走行動力源としてモータ、及び前記エンジンと前記モータとの間に配置されたクラッチ、を有したハイブリッド車両である、請求項1乃至4の何れかのエンジン制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンの停止した燃料噴射を復帰させる復帰処理において、点火時期をMBT(Minimum advance for the Best Torque)よりも遅角させる技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-223529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような復帰処理において、点火時期をMBTへ徐々に進角させることによりトルクショックを抑制しつつエンジンへの要求トルクを確保することが考えられる。しかしながら、点火時期がMBTと仮定した場合のエンジンの出力トルクであるMBTトルクよりも要求トルクが小さい場合がある。この場合、例えば点火時期をMBTまで進角させた後に要求トルクに対応した要求点火時期にまで遅角させると、トルクショックが発生するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、燃料噴射の復帰によるトルクショックの発生を抑制するエンジン制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、車両に走行動力源として搭載されたエンジンにおいて停止した燃料噴射を復帰させる復帰要求がある場合での前記エンジンへの要求トルクが、前記エンジンの点火時期をMBT(Minimum advance for the Best Torque)と仮定した場合に前記エンジンが出力するMBTトルク未満であるか否かを判定する判定部と、前記要求トルクが前記MBTトルク以上の場合、前記点火時期を前記MBTよりも遅角側から前記MBTへ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第1復帰処理を実行し、前記要求トルクが前記MBTトルク未満の場合、前記要求トルクを実現する要求点火時期よりも遅角側から前記点火時期を前記要求点火時期へ徐々に進角させつつ燃料噴射を復帰させる第2復帰処理を実行する制御部と、を備えたエンジン制御装置によって達成できる。
【0007】
前記制御部は、前記第2復帰処理を開始してから前記点火時期が前記要求点火時期となるまでの時間の方が、前記第1復帰処理を開始してから前記点火時期が前記MBTとなるまでの時間よりも短くなるように前記点火時期を進角させてもよい。
【0008】
前記制御部は、前記第2復帰処理の実行中に前記判定部による判定が否定判定となった場合、前記第2復帰処理から前記第1復帰処理に移行してもよい。
【0009】
前記制御部は、前記第1復帰処理の実行中に前記点火時期が前記MBTとなると前記第1復帰処理を終了し、前記第2復帰処理の実行中に前記第1復帰処理が終了するタイミングと同じタイミングで前記第2復帰処理を終了してもよい。
【0010】
前記車両は、走行動力源としてモータ、及び前記エンジンと前記モータとの間に配置されたクラッチ、を有したハイブリッド車両であってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る