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公開番号
2025092809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208127
出願日
2023-12-11
発明の名称
燃料蒸気処理装置及び部品ユニット
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02M
25/08 20060101AFI20250616BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】パージバルブと吸気系部品の間のホースの組付性を向上させる。
【解決手段】燃料蒸気処理装置(50)には、燃料タンク(29)で生じた燃料蒸気を吸着するキャニスタ(52)と、エンジン(35)の吸気通路の一部を形成する吸気系部品(60)と、吸気通路に向けて燃料蒸気を放出するパージバルブ(74)と、キャニスタとパージバルブを接続する第1のホース(56)と、パージバルブと吸気系部品を接続する第2のホースと、が設けられている。また、パージバルブが吸気系部品に取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン及び燃料タンクを搭載した鞍乗型車両の燃料蒸気処理装置であって、
前記燃料タンクで生じた燃料蒸気を吸着するキャニスタと、
前記エンジンの吸気通路の一部を形成する吸気系部品と、
前記吸気通路に向けて燃料蒸気を放出するパージバルブと、
前記キャニスタと前記パージバルブを接続する第1のホースと、
前記パージバルブと前記吸気系部品を接続する第2のホースと、を備え、
前記パージバルブが前記吸気系部品に取り付けられていることを特徴とする燃料蒸気処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記吸気系部品は電子制御スロットルであり、
前記電子制御スロットルは、前記吸気通路が形成されたスロットルボディと、前記スロットルボディの下方に連なる駆動モータと、を有し、
後面視にて前記パージバルブが前記駆動モータに重なっていることを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項3】
前記パージバルブがブラケットを介して前記電子制御スロットルに取り付けられ、
前記電子制御スロットルは、前記スロットルボディの一側方に連なるギアケースと、前記スロットルボディの上部に設けられたインジェクタと、を有し、
前記駆動モータの下面に前記ブラケットが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項4】
前記パージバルブが前記スロットルボディの真下に位置していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項5】
前記第2のホースの上流端が前記駆動モータの後方で前記パージバルブに下方から接続され、前記第2のホースの下流端が前記駆動モータの前方で前記スロットルボディに下方から接続され、
前記第2のホースは前記駆動モータを避けるようにU字状に配設されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項6】
前記第1のホースの下流端が前記パージバルブに下方から接続され、前記第2のホースの上流端が前記パージバルブに下方から接続され、
前記第1のホースの下流端と前記第2のホースの上流端が横並びに設置され、
前記第1のホースの下流端が前記第2のホースの上流端よりも車幅方向外側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項7】
前記エンジンが車体フレームの内側に設置されており、前記エンジンの後方の前記車体フレームがボディフレームであり、
側面視にて、前記ボディフレームの前方に前記パージバルブの設置スペースが確保されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料蒸気処理装置。
【請求項8】
燃料タンクで生じた燃料蒸気がキャニスタに吸着され、当該キャニスタからエンジンに燃料蒸気が送られる鞍乗型車両の部品ユニットであって、
前記エンジンの吸気通路の一部を形成する吸気系部品と、
前記吸気通路に向けて燃料蒸気を放出するパージバルブと、
前記吸気系部品と前記パージバルブを接続するホースと、を備え、
前記パージバルブが前記吸気系部品に取り付けられていることを特徴とする部品ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料蒸気処理装置及び部品ユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両には、燃料蒸気の規制により、燃料タンクで生じた燃料蒸気をキャニスタで吸着してエンジンに送る燃料蒸気処理装置が設けられている。この種の燃料蒸気処理装置として、キャニスタとパージバルブが個別に車体フレームに取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。キャニスタは車両後側のフレームに設置され、バージバルブは車両前側のフレームに設置されている。そして、燃料タンクとキャニスタ、キャニスタとパージバルブ、パージバルブと吸気管が、それぞれホースを介して接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5841032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の燃料蒸気処理装置の組み付け時には、車体フレームに対してキャニスタとパージバルブを取り付けた後に、キャニスタ、パージバルブ、吸気管をホースで接続しなければならない。狭いスペースで接続作業が実施されるため作業効率が悪化し、ホース潰れ等によって機能性が損なわれる恐れがある。特に、エンジン後方の吸気管の周辺はフレームに囲まれてスペースが狭く、パージバルブから延びるホースを吸気管に接続することが困難になっていた。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、パージバルブと吸気系部品の間のホースの組付性を向上させることができる燃料蒸気処理装置及び部品ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の燃料蒸気処理装置は、エンジン及び燃料タンクを搭載した鞍乗型車両の燃料蒸気処理装置であって、燃料タンクで生じた燃料蒸気を吸着するキャニスタと、前記エンジンの吸気通路の一部を形成する吸気系部品と、前記吸気通路に向けて燃料蒸気を放出するパージバルブと、前記キャニスタと前記パージバルブを接続する第1のホースと、前記パージバルブと前記吸気系部品を接続する第2のホースと、を備え、前記パージバルブが前記吸気系部品に取り付けられていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の燃料蒸気処理装置によれば、吸気系部品、パージバルブ、第2のホースを部組した後に、エンジンに組み付けることができる。狭いスペースで第2のホースを吸気系部品やパージバルブに接続する必要がなく、パージバルブと吸気系部品の間の第2のホースの組付性を向上させることができる。また、ホース潰れや他部品への接触等の組付ミスも減って機能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例の燃料蒸気処理装置の左側面図である。
本実施例の燃料蒸気処理装置の上面図である。
本実施例の電子制御スロットルの側面図である。
本実施例の電子制御スロットルの後面図である。
本実施例の燃料蒸気処理装置の組付作業の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の燃料蒸気処理装置は、エンジン及び燃料タンクを搭載した鞍乗型車両に設けられている。エンジンの吸気通路の一部が吸気系部品に形成さており、燃料タンクで生じた燃料蒸気がキャニスタに吸着され、パージバルブから吸気通路に向けて燃料蒸気が放出される。キャニスタとパージバルブが第1のホースで接続され、パージバルブと吸気系部品が第2のホースで接続されており、パージバルブが吸気系部品に取り付けられている。このため、吸気系部品、パージバルブ、第2のホースを部組した後に、エンジンに組み付けることができる。狭いスペースで第2のホースを吸気系部品やパージバルブに接続する必要がなく、パージバルブと吸気系部品の間の第2のホースの組付性を向上させることができる。また、ホース潰れや他部品への接触等の組付ミスも減って機能性を向上させることができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の燃料蒸気処理装置が設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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