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公開番号2025107878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001405
出願日2024-01-09
発明の名称車両用制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60K 17/34 20060101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約【課題】部品を追加することなく安価に前後輪トルク配分の補正をすることができる車両用制御装置を提供すること。
【解決手段】トルク配分制御部12は、車高センサ7の電圧変動に基いて前後輪トルク配分を補正する。トルク配分制御部12は、車速およびアクセル開度をパラメータとするマップを参照して基準前後輪トルク配分を算出し、算出した基準前後輪トルク配分を、車高センサ7の電圧変動に基いて補正する。トルク配分制御部12は、車高センサ7の電圧変動に基いて車高変動時の前輪と後輪との前後輪荷重比を算出する。そして、トルク配分制御部12は、基準前後輪トルク配分が前後輪荷重比以下である場合、基準前後輪トルク配分を補正後の前後輪トルク配分とし、基準前後輪トルク配分が前後輪荷重比を超える場合、前後輪荷重比を上限として基準前後輪トルク配分を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動輪としての前輪および後輪と、
車両の前後傾斜に応じてヘッドランプの上下方向の照射範囲を調整するヘッドランプオートレベリングに使用される車高センサと、を備える四輪駆動車両に搭載される車両用制御装置であって、
前記前輪と前記後輪との前後輪トルク配分を制御するトルク配分制御部を備え、
前記トルク配分制御部は、前記車高センサの電圧変動に基いて前記前後輪トルク配分を補正することを特徴とする車両用制御装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記トルク配分制御部は、
車速およびアクセル開度をパラメータとするマップを参照して基準前後輪トルク配分を算出し、
算出した前記基準前後輪トルク配分を、前記車高センサの電圧変動に基いて補正することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記トルク配分制御部は、
前記車高センサの電圧変動に基いて車高変動時の前記前輪と前記後輪との前後輪荷重比を算出し、
前記前後輪トルク配分および前記基準前後輪トルク配分は、前記前輪のトルクと前記後輪のトルクとの和に対する前記前輪のトルクの比であり、
前記前後輪荷重比は、前記前輪の荷重と前記後輪の荷重との和に対する前記前輪の荷重の比であり、
前記基準前後輪トルク配分が前記前後輪荷重比以下である場合、前記基準前後輪トルク配分を補正後の前記前後輪トルク配分とし、
前記基準前後輪トルク配分が前記前後輪荷重比を超える場合、前記前後輪荷重比を上限として前記基準前後輪トルク配分を補正することを特徴とする請求項2に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、懸架装置のばね上における荷重変化に起因する車両の挙動変化を抑制するため、懸架装置のばね上の状態をセンシングするための機構を備える走行装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-161032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、懸架装置のばね上の状態をセンシングするための専用機構を車両に追加することで、乗り心地の悪化を防止するトルク配分制御を実現しているため、追加した部品点数の増加に伴いコストが増大してしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、部品を追加することなく安価に前後輪トルク配分の補正をすることができる車両用制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、駆動輪としての前輪および後輪と、車両の前後傾斜に応じてヘッドランプの上下方向の照射範囲を調整するヘッドランプオートレベリングに使用される車高センサと、を備える四輪駆動車両に搭載される車両用制御装置であって、前記前輪と前記後輪との前後輪トルク配分を制御するトルク配分制御部を備え、前記トルク配分制御部は、前記車高センサの電圧変動に基いて前記前後輪トルク配分を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、部品を追加することなく安価に前後輪トルク配分の補正をすることができる車両用制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両の構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置の駆動力配分決定動作において参照される基準前後輪トルク配分算出マップである。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両が機械式四輪駆動システムからなる例を示す図である。
図4は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両がモータにより後輪を駆動する電動式四輪駆動システムからなる例を示す図である。
図5は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両がモータにより前輪および後輪を駆動する電動式四輪駆動システムからなる例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、駆動輪としての前輪および後輪と、車両の前後傾斜に応じてヘッドランプの上下方向の照射範囲を調整するヘッドランプオートレベリングに使用される車高センサと、を備える四輪駆動車両に搭載される車両用制御装置であって、前輪と後輪との前後輪トルク配分を制御するトルク配分制御部を備え、トルク配分制御部は、車高センサの電圧変動に基いて前後輪トルク配分を補正することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、部品を追加することなく安価に前後輪トルク配分の補正をすることができる。
【実施例】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る車両用制御装置を搭載した車両について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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