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公開番号2025119876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014967
出願日2024-02-02
発明の名称車両用制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02D 41/16 20060101AFI20250807BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エンジンの水温と変速機の油温との両方に応じて適切な目標アイドル回転数を決定することができる車両用制御装置を提供すること。
【解決手段】制御部は、エンジンの冷却水の水温と変速機のオイルの油温とに応じて補正量が定められた補正量テーブルを有し、水温および油温を常時検出し、水温に基づいて決定される基準目標アイドル回転数に補正量テーブルに基づく補正量を加算することで、目標アイドル回転数を決定する。補正量テーブルにおいて、水温と油温との組み合わせに応じて補正量が定められている。または、補正量テーブルにおいて、水温と油温との温度差に応じて補正量が定められている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンから伝達された回転を変速する変速機と、を備える車両に搭載され、
前記エンジンの目標アイドル回転数を決定する制御部を備える車両用制御装置であって、
前記制御部は、
前記エンジンの冷却水の水温と前記変速機のオイルの油温とに応じて補正量が定められた補正量テーブルを有し、
前記水温および前記油温を常時検出し、前記水温に基づいて決定される基準目標アイドル回転数に前記補正量テーブルに基づく前記補正量を加算することで、前記目標アイドル回転数を決定することを特徴とする車両用制御装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記補正量テーブルにおいて、前記水温と前記油温との組み合わせに応じて前記補正量が定められていることを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記補正量テーブルにおいて、前記水温と前記油温との温度差に応じて前記補正量が定められていることを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、変速機のオイルの油温を検出し、油温が所定温度以下の場合にエンジンの目標アイドル回転数を高回転側に補正するアイドル回転数制御装置が記載されている。このアイドル回転数制御装置は、エンジンの水温が上昇した後に変速機の油温が所定温度以下であった場合に限って、目標アイドル回転数を高回転側に一定値だけ補正している(図3、図4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平03-115755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、エンジンの水温が上昇する前に変速機の油温を考慮して目標アイドル回転数を補正することができない。また、補正量は、変速機の油温に関わらず一定値である。このため、特許文献1に記載のものは、エンジンの水温と変速機の油温との両方に応じて適切な目標アイドル回転数を決定することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、エンジンの水温と変速機の油温との両方に応じて適切な目標アイドル回転数を決定することができる車両用制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、エンジンと、前記エンジンから伝達された回転を変速する変速機と、を備える車両に搭載され、前記エンジンの目標アイドル回転数を決定する制御部を備える車両用制御装置であって、前記制御部は、前記エンジンの冷却水の水温と前記変速機のオイルの油温とに応じて補正量が定められた補正量テーブルを有し、前記水温および前記油温を常時検出し、前記水温に基づいて決定される基準目標アイドル回転数に前記補正量テーブルに基づく前記補正量を加算することで、前記目標アイドル回転数を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように上記の本発明によれば、エンジンの水温と変速機の油温との両方に応じて適切な目標アイドル回転数を決定することができる車両用制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両の構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置が参照する補正量テーブルを示す図である。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置が参照する補正量テーブルの他の例を示す図である。
図4は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置に係る変速機の油温に対するフリクションの相関を示す図である。
図5は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置に係る変速機の回転数と油温とに対するフリクションの相関を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、エンジンと、エンジンから伝達された回転を変速する変速機と、を備える車両に搭載され、エンジンの目標アイドル回転数を決定する制御部を備える車両用制御装置であって、制御部は、エンジンの冷却水の水温と変速機のオイルの油温とに応じて補正量が定められた補正量テーブルを有し、水温および油温を常時検出し、水温に基づいて決定される基準目標アイドル回転数に補正量テーブルに基づく補正量を加算することで、目標アイドル回転数を決定することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、エンジンの水温と変速機の油温との両方に応じて適切な目標アイドル回転数を決定することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用制御装置について図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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