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公開番号
2025132645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030343
出願日
2024-02-29
発明の名称
クラッチ冷却装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60W
20/15 20160101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約
【課題】クラッチを積極的に冷却することができるクラッチ冷却装置を提供すること。
【解決手段】車両の駆動力を出力するエンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に設けられたクラッチ30と、クラッチ30を収容するクラッチハウジング32と、ラジエータファン61と、ラジエータファン61の駆動を制御する制御装置と、を備えた車両のクラッチ冷却装置であって、クラッチハウジング32には、ハウジング内部とハウジング外部とを連通する吸気口32aと排気口32bとが設けられており、吸気口32aがラジエータファン61によって発生する気流に対向するように開口しており、制御装置は、クラッチ温度が所定温度以上の場合にラジエータファン61を駆動する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の駆動力を出力する駆動力源と駆動輪との間の動力伝達経路に設けられたクラッチと、前記クラッチを収容するクラッチハウジングと、ラジエータファンと、前記ラジエータファンの駆動を制御する制御装置と、を備えた車両のクラッチ冷却装置であって、
前記クラッチハウジングには、ハウジング内部とハウジング外部とを連通する吸気口と排気口とが設けられており、
前記吸気口が前記ラジエータファンによって発生する気流に対向するように開口しており、
前記制御装置は、前記クラッチの温度が所定温度以上の場合に前記ラジエータファンを駆動する、クラッチ冷却装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記クラッチの温度が低い場合は高い場合と比較して前記ラジエータファンの回転速度を小さくする請求項1に記載のクラッチ冷却装置。
【請求項3】
前記車両が、内燃機関を前記駆動力源とし、前記内燃機関のほかに前記クラッチを介さずに前記駆動輪に動力を伝達可能なモータを備えたハイブリッド車両であり、
前記制御装置は、前記モータの動力により走行するEV走行時は少なくとも前記内燃機関の動力を用いて走行するHEV走行時よりも前記ラジエータファンの回転速度を小さくする請求項1に記載のクラッチ冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラッチ冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンルーム内に充分な走行風を流入できない低車速域で走行している状態では、ラジエータファンを停止させた場合、エンジンルーム内の温度上昇およびエンジンルーム内の部品に熱的な影響を及ぼすことがあるため、低速走行中はラジエータファンを停止させずに低回転で運転させることで、エンジンルーム内の熱信頼性を確保しつつ、燃費向上を図るようにしたハイブリッド車両のラジエータファン制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-37334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、クラッチを備える車両においては、例えば渋滞等で発進と停止とを繰り返した場合、クラッチのスリップ状態が頻繁に発生し、クラッチが過熱状態に至るおそれがある。このようなクラッチの過熱状態を避けるためには、クラッチを積極的に冷却することが望ましい。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のラジエータファン制御装置にあっては、低速走行中にラジエータファンを低回転で運転させるが、クラッチを積極的に冷却することについては何ら考慮されていない。
【0006】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、クラッチを積極的に冷却することができるクラッチ冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するため、車両の駆動力を出力する駆動力源と駆動輪との間の動力伝達経路に設けられたクラッチと、前記クラッチを収容するクラッチハウジングと、ラジエータファンと、前記ラジエータファンの駆動を制御する制御装置と、を備えた車両のクラッチ冷却装置であって、前記クラッチハウジングには、ハウジング内部とハウジング外部とを連通する吸気口と排気口とが設けられており、前記吸気口が前記ラジエータファンによって発生する気流に対向するように開口しており、前記制御装置は、前記クラッチの温度が所定温度以上の場合に前記ラジエータファンを駆動する構成を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クラッチを積極的に冷却することができるクラッチ冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係るクラッチ冷却装置を備えた車両の概略構成を示す平面図である。
図2は、本発明の一実施例に係るクラッチ冷却装置を備えた車両の制御装置のブロック図である。
図3は、図1のIII-III方向矢視図であり、クラッチハウジングとラジエータファンの関係を示す断面図である。
図4は、本発明の一実施例に係るクラッチ冷却装置の動作を説明するタイムチャートである。
図5は、本発明の一実施例に係るクラッチ冷却装置のHEV走行からEV走行時に切り替わった際の動作の一例を示すタイムチャートである。
図6は、本発明の一実施例に係るクラッチ冷却装置のEV走行時の動作の一例を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係るクラッチ冷却装置は、車両の駆動力を出力する駆動力源と駆動輪との間の動力伝達経路に設けられたクラッチと、クラッチを収容するクラッチハウジングと、ラジエータファンと、ラジエータファンの駆動を制御する制御装置と、を備えた車両のクラッチ冷却装置であって、クラッチハウジングには、ハウジング内部とハウジング外部とを連通する吸気口と排気口とが設けられており、吸気口がラジエータファンによって発生する気流に対向するように開口しており、制御装置は、クラッチの温度が所定温度以上の場合にラジエータファンを駆動することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るクラッチ冷却装置は、クラッチを積極的に冷却することができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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