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公開番号
2025143851
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043312
出願日
2024-03-19
発明の名称
車両の熱害防止構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60K
13/04 20060101AFI20250925BHJP(車両一般)
要約
【課題】テールパイプの上方に配置された車体部材がテールパイプの熱により熱害を被ることを防止できる車両の熱害防止構造を提供すること。
【解決手段】車両1は、テールパイプ11とリアバンパ2との隙間15に走行風を導く導風ダクト20を備える。導風ダクト20は排気管10に固定されている。導風ダクト20は、排気管10の下部に配置され、車両前方を向いて開口する取入口21Aを有する取入部21と、排気管10の上部に配置され、隙間15およびテールパイプ11の上部を向いて開口する放出口23Aを有する放出部23と、取入部21と放出部23とに連通し、取入口21Aから取入れられた走行風を放出口23Aに案内する連通部22と、を有し、連通部22は、排気管10の外周面12Aと接している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
排気ガスを排出する排出口が形成されたテールパイプを有する排気管と、
前記テールパイプの上方に隙間を隔てて配置された車体部材と、を備える車両の熱害防止構造であって、
前記テールパイプと前記車体部材との隙間に走行風を導く導風ダクトを備え、
前記導風ダクトは前記排気管に固定されていることを特徴とする車両の熱害防止構造。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記導風ダクトは、
前記排気管の下部に配置され、車両前方を向いて開口する取入口を有する取入部と、
前記排気管の上部に配置され、前記隙間および前記テールパイプの上部を向いて開口する放出口を有する放出部と、
前記取入部と前記放出部とに連通し、前記取入口から取入れられた走行風を前記放出口に案内する連通部と、を有し、
前記連通部は、前記排気管の外周面と接していることを特徴とする請求項1に記載の車両の熱害防止構造。
【請求項3】
前記排気管は、前記テールパイプの前端部に連結されたマフラを有し、
前記マフラは、前記テールパイプよりも大径に形成され、
前記導風ダクトは前記マフラに固定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の熱害防止構造。
【請求項4】
前記取入口は、前記マフラの下端部の前端部の近傍に配置され、
前記放出口は、前記マフラの上端部の後端部の近傍に配置され、
前記連通部は、前記マフラの外周面に沿って前記取入口から前記放出口まで後方かつ上方に向かって斜めに延びていることを特徴とする請求項3に記載の車両の熱害防止構造。
【請求項5】
前記導風ダクトは、1つの前記取入部と、2つの前記放出部と、1つの前記取入部から二股に分岐して2つの前記放出部に連通する2つの前記連通部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の車両の熱害防止構造。
【請求項6】
前記導風ダクトは前記テールパイプに固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の熱害防止構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の熱害防止構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リアクロスメンバの下端部をリアバンパの下端部と略同高さまで下方に延長することでサイレンサからの輻射熱を防ぎ、リアバンパの熱変形を防止するようにした自動車の後部車体構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-63458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、サイレンサからの輻射熱しか考慮していないため、サイレンサよりリアバンパに近い位置にあるテールパイプの熱によって、テールパイプの上方に配置されたリアバンパが熱変形等の熱害を被ってしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、テールパイプの上方に配置された車体部材がテールパイプの熱により熱害を被ることを防止できる車両の熱害防止構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、排気ガスを排出する排出口が形成されたテールパイプを有する排気管と、前記テールパイプの上方に隙間を隔てて配置された車体部材と、を備える車両の熱害防止構造であって、前記テールパイプと前記車体部材との隙間に走行風を導く導風ダクトを備え、前記導風ダクトは前記排気管に固定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように本発明によれば、テールパイプの上方に配置された車体部材がテールパイプの熱により熱害を被ることを防止できる車両の熱害防止構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の第1実施例に係る熱害防止構造を備える車両の背面図である。
図2は、本発明の第1実施例に係る熱害防止構造を備える車両の排気管の左側面図である。
図3は、本発明の第1実施例に係る熱害防止構造を備える車両の排気管の背面図である。
図4は、本発明の第2実施例に係る熱害防止構造を備える車両の排気管の左側面図である。
図5は、本発明の第2実施例に係る熱害防止構造を備える車両の排気管の背面図である。
図6は、本発明の第3実施例に係る熱害防止構造を備える車両の排気管の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両の熱害防止構造は、排気ガスを排出する排出口が形成されたテールパイプを有する排気管と、テールパイプの上方に隙間を隔てて配置された車体部材と、を備える車両の熱害防止構造であって、テールパイプと車体部材との隙間に走行風を導く導風ダクトを備え、導風ダクトは排気管に固定されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両の熱害防止構造は、テールパイプの上方に配置された車体部材が熱害を被ることを防止できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両の熱害防止構造について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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