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公開番号
2025098369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214459
出願日
2023-12-20
発明の名称
開閉機構
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
1/12 20060101AFI20250625BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】簡易な構成で操作し易い開閉機構を提供する。
【解決手段】開閉機構(40)には、車体に取り付けられたベースブラケット(41)と、シート(16)に取り付けられたシートブラケット(51)と、ベースブラケットに揺動可能に連結された第1のリンク(61)と、シートブラケットに揺動可能に連結された第2のリンク(65)と、が設けられている。ベースブラケットにシートブラケットが揺動可能に連結され、第1、第2のリンクが揺動可能かつスライド可能に連結されている。シートブラケットが開方向に揺動して第1、第2のリンクが思案点に至ると、第1、第2のリンクが下方に揺動して凹状に屈曲する。第1のリンクには、シートブラケットの閉方向への揺動を規制するストッパー(62)が形成されている。第1、第2のリンクが凹状に屈曲した状態でストッパーにシートブラケットが突き当る。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
鞍乗型車両の車体に開閉可能に連結されるシートの開閉機構であって、
前記車体に取り付けられたベースブラケットと、
前記シートに取り付けられたシートブラケットと、
前記ベースブラケットに揺動可能に連結された第1のリンクと、
前記シートブラケットに揺動可能に連結された第2のリンクと、を備え、
前記ベースブラケットに前記シートブラケットが揺動可能に連結され、
前記第1、第2のリンクが揺動可能かつスライド可能に連結され、
前記シートブラケットが開方向に揺動して前記第1、第2のリンクが思案点に至ると、前記第1、第2のリンクが下方に揺動して凹状に屈曲し、
前記第1のリンクには前記シートブラケットの閉方向への揺動を規制するストッパーが形成され、前記第1、第2のリンクが凹状に屈曲した状態で前記ストッパーに前記シートブラケットが突き当ることを特徴とする開閉機構。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記シートブラケットには、前記シートブラケットが前記ストッパーから開方向に離れた場合に、前記第1のリンクを突き上げる操作部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉機構。
【請求項3】
前記第1、第2のリンクの少なくとも一方には、前記シートブラケットの閉方向の揺動中に、前記第1、第2のリンクの少なくとも他方に摩擦接触する制動部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉機構。
【請求項4】
前記制動部は、前記シートブラケットの開方向の揺動中に前記第1、第2のリンクの少なくとも他方から外れることを特徴とする請求項3に記載の開閉機構。
【請求項5】
第1の部材と第2の部材を開閉可能に連結される開閉機構であって、
前記第1の部材に取り付けられた固定ブラケットと、
前記第2の部材に取り付けられた可動ブラケットと、
前記固定ブラケットに揺動可能に連結された第1のリンクと、
前記可動ブラケットに揺動可能に連結された第2のリンクと、を備え、
前記固定ブラケットに前記可動ブラケットが揺動可能に連結され、
前記第1、第2のリンクが揺動可能かつスライド可能に連結され、
前記可動ブラケットが開方向に揺動して前記第1、第2のリンクが思案点に至ると、前記第1、第2のリンクが下方に揺動して凹状に屈曲し、
前記第1のリンクには前記可動ブラケットの閉方向への揺動を規制するストッパーが形成され、前記第1、第2のリンクが凹状に屈曲した状態で前記ストッパーに前記可動ブラケットが突き当ることを特徴とする開閉機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの開閉機構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両のシートの開閉機構として、ガススプリングによってシートの持ち上げ操作が補助されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシートの開閉機構では、シートに設けられた可動ブラケットと車体フレームに設けられた固定ブラケットがヒンジを介して開閉可能に連結されている。可動ブラケットにはガススプリングが連結されており、シートが閉じた状態で可動ブラケットに開方向にガススプリングの反発力が付与されている。運転者が上向きに軽い力を加えるだけでシートが開かれ、ガススプリングの反発力によってシートが開状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-75971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の鞍乗型車両では、ロック機構によってシートが閉状態で保持されるが、ガススプリングの反発力がロック機構にも作用して解除操作が重くなるという不具合があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で操作し易い開閉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の開閉機構は、鞍乗型車両の車体に開閉可能に連結されるシートの開閉機構であって、前記車体に取り付けられたベースブラケットと、前記シートに取り付けられたシートブラケットと、前記ベースブラケットに揺動可能に連結された第1のリンクと、前記シートブラケットに揺動可能に連結された第2のリンクと、を備え、前記ベースブラケットに前記シートブラケットが揺動可能に連結され、前記第1、第2のリンクが揺動可能かつスライド可能に連結され、前記シートブラケットが開方向に揺動して前記第1、第2のリンクが思案点に至ると、前記第1、第2のリンクが下方に揺動して凹状に屈曲し、前記第1のリンクには、前記シートブラケットの閉方向への揺動を規制するストッパーが形成され、前記第1、第2のリンクが凹状に屈曲した状態で前記ストッパーに前記シートブラケットが突き当ることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の開閉機構によれば、シートが開かれると、ベースブラケットに対してシートブラケットが開方向に揺動される。第1、第2のリンクが伸展されて思案点に至ると、第1、第2のリンクが互いに下方に揺動して凹状に屈曲する。第1、第2のリンクの凹状の屈曲によって第1のリンクのストッパーにシートブラケットが突き当たることで、シートブラケットの閉方向への揺動が規制されてシートが自立姿勢で保持される。よって、シートを自立姿勢で保持するために、ガススプリング等の付加部材が不要になり、付加部材等によってロック機構の解除操作が重くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例の車体後部の左側面図である。
本実施例の車体後部の上面図である。
本実施例のシートの開閉機構の側面図である。
図4のシートの開閉機構をA-A線に沿って切断した断面図である。
本実施例のシートの開き動作の遷移図である。
本実施例のシートの開き動作の遷移図である。
本実施例のシートの揺動規制解除及び閉じ動作の遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の開閉機構は、鞍乗型車両の車体にシートを開閉可能に連結している。このシートの開閉機構では、車体にはベースブラケットが取り付けられ、シートにはシートブラケットが取り付けられており、シートが開かれるのに伴ってベースブラケットにシートブラケットが揺動可能に連結されている。ベースブラケットには第1のリンクが揺動可能に連結され、シートブラケットには第2のリンクが揺動可能に連結されており、第1、第2のリンクが揺動可能かつスライド可能に連結されている。シートブラケットが開方向に揺動して第1、第2のリンクが伸展して思案点に至ると、第1、第2のリンクが互いに下方に揺動して凹状に屈曲する。第1のリンクにはストッパーが形成されており、第1、第2のリンクの凹状の屈曲によって第1のリンクのストッパーにシートブラケットが突き当たることで、シートブラケットの閉方向への揺動が規制されてシートが自立姿勢で保持される。よって、シートを自立姿勢で保持するために、ガススプリング等の付加部材が不要になり、付加部材等によってロック機構の解除操作が重くなることがない。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)
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