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公開番号2025098370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214460
出願日2023-12-20
発明の名称開閉機構
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 1/12 20060101AFI20250625BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】簡易な構成で操作し易い開閉機構を提供する。
【解決手段】開閉機構には、車体に取り付けられたベースブラケット(51、55、56)と、シートに取り付けられたシートブラケット(61)と、ベースブラケットに揺動可能に支持されたストッパーブラケット(81)と、ストッパーブラケットの揺動に対する反発力を発生する反発部材(86)と、が設けられている。ベースブラケットにシートブラケットが揺動可能に連結されている。シートブラケットの開方向への揺動時には、ストッパーブラケットの初期姿勢を維持するように、反発部材の反発力がストッパーブラケットに作用して、ストッパーブラケットがシートブラケットに押し付けられている。シートブラケットには、シートブラケットが開放位置に到達したときに初期姿勢のストッパーブラケットに掛け止めされる引掛部(68)が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鞍乗型車両の車体に開閉可能に連結されるシートの開閉機構であって、
前記車体に取り付けられたベースブラケットと、
前記シートに取り付けられたシートブラケットと、
前記ベースブラケットに揺動可能に支持されたストッパーブラケットと、
前記ストッパーブラケットの揺動に対する反発力を発生する反発部材と、を備え、
前記ベースブラケットに前記シートブラケットが揺動可能に連結され、
前記シートブラケットの開方向への揺動時には、前記ストッパーブラケットの初期姿勢を維持するように、前記反発部材の反発力が前記ストッパーブラケットに作用して、前記ストッパーブラケットが前記シートブラケットに押し付けられており、
前記シートブラケットには、前記シートブラケットが開放位置に到達したときに初期姿勢の前記ストッパーブラケットに掛け止めされる引掛部が形成されていることを特徴とする開閉機構。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シートブラケットには、前記シートブラケットが開放位置を越えて開方向に揺動したときに前記ストッパーブラケットを押し上げる押上部が形成され、
前記押上部によって前記ストッパーブラケットが初期姿勢から解除姿勢に揺動され、
前記ストッパーブラケットの解除姿勢を維持するように、前記反発部材の反発力が前記ストッパーブラケットに作用していることを特徴とする請求項1に記載の開閉機構。
【請求項3】
前記シートブラケットには、前記シートブラケットが閉方向に揺動したときに解除姿勢の前記ストッパーブラケットを押し下げる押下部が形成され、
前記押下部によって前記ストッパーブラケットが解除姿勢から初期姿勢に揺動されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉機構。
【請求項4】
前記シートブラケットが全閉する前に、前記押下部によって前記ストッパーブラケットが解除姿勢から初期姿勢に揺動されることを特徴とする請求項3に記載の開閉機構。
【請求項5】
前記シートブラケットの揺動軸よりも前方に設けられたクッション材を備え、
前記シートブラケットの揺動軸が前記シートの前端側に位置し、
前記シートブラケットには、前記シートブラケットが開方向に揺動したときに前記クッション材に接する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉機構。
【請求項6】
前記シートブラケットが開放位置に到達する前に、前記規制部が前記クッション材に接し始めることを特徴とする請求項5に記載の開閉機構。
【請求項7】
前記規制部は、先細りに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の開閉機構。
【請求項8】
前記クッション材用の設置面が前面と上面から成り、
前記クッション材の本体部分が前記前面に接しており、前記本体部分から後方に延びる延出部分が前記上面に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の開閉機構。
【請求項9】
前記規制部が接する前記クッション材の本体部分の接触面が前斜め下方に傾斜していることを特徴とする請求項8に記載の開閉機構。
【請求項10】
前記規制部が前記クッション材に接し始める位置で、前記規制部が前斜め下方に傾斜していることを特徴とする請求項8に記載の開閉機構。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの開閉機構に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗型車両のシートの開閉機構として、ガススプリングによってシートの持ち上げ操作が補助されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のシートの開閉機構では、シートに設けられた可動ブラケットと車体フレームに設けられた固定ブラケットがヒンジを介して開閉可能に連結されている。可動ブラケットにはガススプリングが連結されており、シートが閉じた状態で可動ブラケットに開方向にガススプリングの反発力が付与されている。運転者が上向きに軽い力を加えるだけでシートが開かれ、ガススプリングの反発力によってシートが開状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-75971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の鞍乗型車両では、ロック機構によってシートが閉状態で保持されるが、ガススプリングの反発力がロック機構にも作用して解除操作が重くなるという不具合があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で操作し易い開閉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の開閉機構は、鞍乗型車両の車体に開閉可能に連結されるシートの開閉機構であって、前記車体に取り付けられたベースブラケットと、前記シートに取り付けられたシートブラケットと、前記ベースブラケットに揺動可能に支持されたストッパーブラケットと、前記ストッパーブラケットの揺動に対する反発力を発生する反発部材と、を備え、前記ベースブラケットに前記シートブラケットが揺動可能に連結され、前記シートブラケットの開方向への揺動時には、前記ストッパーブラケットの初期姿勢を維持するように、前記反発部材の反発力が前記ストッパーブラケットに作用して、前記ストッパーブラケットが前記シートブラケットに押し付けられており、前記シートブラケットには、前記シートブラケットが開放位置に到達したときに初期姿勢の前記ストッパーブラケットに掛け止めされる引掛部が形成されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の開閉機構によれば、シートが開かれると、ベースブラケットに対してシートブラケットが開方向に揺動される。シートブラケットの開方向への揺動時には、反発部材の反発力によってストッパーブラケットが初期姿勢に維持されて、ストッパーブラケットがシートブラケットに押し付けられている。シートブラケットが開放位置に到達すると、シートブラケットの引掛部が初期姿勢のストッパーブラケットに掛け止めされ、シートブラケットの閉方向への揺動が規制されてシートが自立姿勢で保持される。よって、シートを自立姿勢で保持するためにガススプリング等の付加部材が不要になり、付加部材等によってロック機構の解除操作が重くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例の車体後部の左側面図である。
本実施例の車体後部の上面図である。
本実施例のシートの開閉機構の斜視図である。
本実施例のシートの開閉機構の側面図である。
本実施例のシートの開閉機構の前面図である。
本実施例のシートの開き動作の遷移図である。
本実施例のシートの揺動規制解除及び閉じ動作の遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の開閉機構は、鞍乗型車両の車体にシートを開閉可能に連結している。このシートの開閉機構では、車体にはベースブラケットが取り付けられ、シートにはシートブラケットが取り付けられており、シートが開かれるのに伴ってベースブラケットにシートブラケットが揺動可能に連結されている。ベースブラケットにはストッパーブラケットが揺動可能に支持され、反発部材にはストッパーブラケットの揺動に対する反発力が発生している。シートブラケットの開方向への揺動時には、反発部材の反発力によってストッパーブラケットが初期姿勢に維持されて、ストッパーブラケットがシートブラケットに押し付けられている。また、シートブラケットには初期姿勢のストッパーブラケットに掛け止めされる引掛部が形成されている。シートブラケットが開放位置に到達すると、シートブラケットの引掛部が初期姿勢のストッパーブラケットに掛け止めされ、シートブラケットの閉方向への揺動が規制されてシートが自立姿勢で保持される。よって、シートを自立姿勢で保持するためにガススプリング等の付加部材が不要になり、付加部材等によってロック機構の解除操作が重くなることがない。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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