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公開番号
2025091505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206729
出願日
2023-12-07
発明の名称
船舶推進システム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63H
20/00 20060101AFI20250612BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】内燃機関を動力源とする船舶推進機とモータを動力源とする船舶推進機とが設けられた船舶を使用するに当たり、ランニングコストを下げる。
【解決手段】船舶推進システム1は、エンジン3の動力により船舶の推進力を生成する船外機2と、エンジン3のクランクシャフト4の回転により発電するフライホイールマグネト11と、フライホイールマグネト11により発電された電力を整流する整流動作を行うことができるインバータ12と、船外機2に設けられたキャパシタ14と、モータ18の動力により船舶の推進力を生成する電動推進機17とを備え、キャパシタ14は、フライホイールマグネト11により発電され、インバータ12の整流動作により整流された電力を蓄え、モータ18は、キャパシタ14に蓄えられた電力により駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶を推進させる船舶推進システムであって、
内燃機関を有し、前記内燃機関の動力により前記船舶の推進力を生成する第1の推進機と、
前記内燃機関のクランクシャフトの回転により発電する発電機と、
前記発電機により発電された交流の電力を直流の電力に変換する電力変換器と、
前記第1の推進機に設けられたキャパシタと、
モータを有し、前記モータの動力により前記船舶の推進力を生成する第2の推進機とを備え、
前記キャパシタは、前記発電機により発電され、前記電力変換器により変換された直流の電力を蓄え、前記モータは、前記キャパシタに蓄えられた電力により駆動することを特徴とする船舶推進システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1の推進機が有する電装部品の電源として用いられるバッテリと、
前記バッテリから出力された電圧を昇圧して前記キャパシタに加える電圧変換器とを備え、
前記キャパシタは、前記バッテリから出力され、前記電圧変換器により昇圧された電圧により充電されることを特徴とする請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項3】
前記第1の推進機が有する電装部品の電源として用いられるバッテリと、
前記キャパシタから出力された電圧を降圧して前記バッテリに加える電圧変換器とを備え、
前記バッテリは、前記キャパシタから出力され、前記電圧変換器により降圧された電圧により充電されることを特徴とする請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項4】
前記第1の推進機が有する電装部品の電源として用いられるバッテリと、
前記バッテリから出力された電圧を昇圧して前記キャパシタに加える昇圧動作と、前記キャパシタから出力された電圧を降圧して前記バッテリに加える降圧動作とを行うことができる電圧変換器と、
前記電圧変換器の動作を前記昇圧動作と前記降圧動作との間において切り替える電圧変換制御部とを備え、
前記電圧変換制御部は、前記バッテリに蓄えられた電力により前記キャパシタの充電を行うときには前記電圧変換器の動作を前記昇圧動作に切り替え、前記キャパシタに蓄えられた電力により前記バッテリの充電を行うときには前記電圧変換器の動作を前記降圧動作に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項5】
前記電圧変換制御部は、前記バッテリの電圧が所定の満充電基準電圧以上であるときには、前記電圧変換器の動作を停止させることを特徴とする請求項4に記載の船舶推進システム。
【請求項6】
前記電力変換器を制御する電力変換制御部を備え、
前記電力変換器は、前記発電機をモータとして動作させるための駆動電流を生成し、当該生成した駆動電流を前記発電機に供給するインバータ動作と、前記発電機により発電された交流の電力を直流の電力に変換する整流動作とを行うことができ、
前記電力変換制御部は、前記内燃機関の始動時には、前記インバータ動作を行うように前記電力変換器を制御し、前記内燃機関の始動後には、前記整流動作を行うように前記電力変換器を制御し、
前記発電機は、前記内燃機関の始動時には、前記電力変換器から供給された駆動電流によりモータとして動作することにより前記クランクシャフトを回転させ、前記内燃機関の始動後には、前記内燃機関の動作によって回転する前記クランクシャフトの回転により発電し、
前記電力変換器は、インバータ動作時に、前記キャパシタに蓄えられた電力により前記駆動電流を生成することを特徴とする請求項1に記載の船舶推進システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶を推進させる船舶推進システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関を動力源とする船舶推進機と、モータ(電動機)を動力源とする船舶推進機とを一隻の船舶に設け、長距離の移動は、内燃機関を動力源とする船舶推進機で行い、短距離の移動は、モータを動力源とする船舶推進機で行う場合がある。例えば、大きな湖でバス釣りをするに当たり、内燃機関を動力源とする船外機と、モータを動力源とする船外機(これは例えばエレキモータまたはトローリングモータと呼ばれることがある)とをバスボートに取り付け、釣りのポイント周辺の地点までは、内燃機関を動力源とする船外機で迅速に移動し、その地点から釣りのポイントまでは、モータを動力源とする船外機で低速かつ静粛に移動する場合がある。
【0003】
特開2022-68615号公報(特許文献1)には、内燃機関を動力源とする船舶推進機と、モータを動力源とする船舶推進機とが設けられた船舶が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-68615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、内燃機関を動力源とする船舶推進機には、主に補機に電力を供給するために、バッテリが用いられる。補機とは、例えば、内燃機関を始動させるスタータ、内燃機関の動作状態を検出するためのセンサ等の電装部品である。補機に電力を供給するためのバッテリとして、従来、鉛蓄電池が用いられる。また、鉛蓄電池には、内燃機関の始動時にスタータに瞬間的に大電流を供給することができるように設計されたスタータバッテリ、および繰り返しの充放電に適応するように設計されたディープサイクルバッテリがある。補機に電力を供給するためのバッテリとしてはスタータバッテリが用いられる。
【0006】
また、モータを動力源とする船舶推進機には、主にモータに電力を供給するために、バッテリが用いられる。モータに電力を供給するためのバッテリとして、従来、鉛蓄電池が用いられる。また、モータに電力を供給するためのバッテリとしてはディープサイクルバッテリが用いられる。
【0007】
従来、内燃機関を動力源とする船舶推進機と、モータを動力源とする船舶推進機とを一隻の船舶に設け、これらの船舶推進機を用いて航行を行う場合、スタータバッテリおよびディープサイクルバッテリの2種類の鉛蓄電池を船舶に搭載し、内燃機関を動力源とする船舶推進機にはスタータバッテリから電力を供給し、モータを動力源とする船舶推進機にはディープサイクルバッテリから電力を供給するようにする。この場合、鉛蓄電池は寿命が短いゆえ、船舶の利用を継続するために、利用者は、上記2種類の鉛蓄電池を頻繁に交換しなければならない。その結果、内燃機関を動力源とする船舶推進機とモータを動力源とする船舶推進機とが設けられた船舶を使用するに当たり、ランニングコストが高くなってしまう。
【0008】
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、内燃機関を動力源とする船舶推進機とモータを動力源とする船舶推進機とが設けられた船舶を使用するに当たり、ランニングコストを下げることができる船舶推進システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、船舶を推進させる船舶推進システムであって、内燃機関を有し、前記内燃機関の動力により前記船舶の推進力を生成する第1の推進機と、前記内燃機関のクランクシャフトの回転により発電する発電機と、前記発電機により発電された交流の電力を直流の電力に変換する電力変換器と、前記第1の推進機に設けられたキャパシタと、モータを有し、前記モータの動力により前記船舶の推進力を生成する第2の推進機とを備え、前記キャパシタは、前記発電機により発電され、前記電力変換器により変換された直流の電力を蓄え、前記モータは、前記キャパシタに蓄えられた電力により駆動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内燃機関を動力源とする船舶推進機とモータを動力源とする船舶推進機とが設けられた船舶を使用するに当たり、ランニングコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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