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公開番号2025089698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204477
出願日2023-12-04
発明の名称排気部材の支持構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類B60K 13/04 20060101AFI20250609BHJP(車両一般)
要約【課題】簡素な構造で振動低減を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、車体に当接する車体側ハンガーステー20と、排気部材に当接する排気側ハンガーステー30との間にハンガーゴム40を介装した排気部材の支持構造10である。車体側ハンガーステー20および排気側ハンガーステー30の少なくとも何れか一方の先端部21bに質量体50が取り付けられることにより、振動源の振動特性ごとにハンガーゴム40に複雑なチューニングを施す必要がないことから、簡素な構造で振動低減を図ることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体に当接する車体側ハンガーステーと、排気部材に当接する排気側ハンガーステーとの間にハンガーゴムを介装した排気部材の支持構造であって、
前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方の先端部に質量体が取り付けられることを特徴とする排気部材の支持構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記先端部には雌ネジ部が形成されており、
前記質量体は、前記雌ネジ部に螺合されるボルトによって取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の排気部材の支持構造。
【請求項3】
前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方の先端部に前記質量体が取り付けられた状態では、前記質量体と前記ハンガーゴムとは離れて位置することを特徴とする請求項2に記載の排気部材の支持構造。
【請求項4】
前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方は、径方向の外側に膨出する膨出部を有し、
前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方に前記質量体が取り付けられた状態では、前記膨出部は、軸方向の一端部が前記質量体と当接し、軸方向の他端部が前記ハンガーゴムと当接するように、前記質量体と前記ハンガーゴムとの間に位置することを特徴とする請求項3に記載の排気部材の支持構造。
【請求項5】
前記質量体は、
前記ハンガーゴムと対向する第1表面と、
前記第1表面の反対側に位置する第2表面と、
前記第2表面から前記第1表面に向かって凹む窪み部と、
前記窪み部の底面に前記ボルトの軸部が挿入される挿入孔と、を有し、
前記質量体は、前記窪み部内に前記ボルトの頭部が収納された状態で、前記ボルトによって取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の排気部材の支持構造。
【請求項6】
前記膨出部は、
前記ハンガーゴムと対向する傾斜面と、
前記質量体と対向する垂直面と、
前記傾斜面と前記垂直面とを連絡する湾曲面と、を有することを特徴とする請求項5に記載の排気部材の支持構造。
【請求項7】
前記膨出部は、凹部または凸部の何れか一方を有し、
前記質量体は、前記凹部または前記凸部の何れか他方を有し、前記凹部と前記凸部とが係合された状態で、前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方の先端部に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の排気部材の支持構造。
【請求項8】
前記質量体は、複数のハンガーステーに取り付けられることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の排気部材の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気部材の支持構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンを搭載する車両は、マフラ等の排気部材を支持するための支持構造を備えている。特許文献1には、自動車の排気系に使用するマフラの支持構造が開示されている。特許文献1のマフラの支持構造は、マフラから突出させたハンガーブラケットと、車体側から突出させたハンガーブラケットとの間にハンガーゴム(マウンチングゴム)を介装させることによりマフラを支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-280460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排気部材側から車体側へ伝わる振動を対策するためには、振動源ごとに適切な防振対策を行う必要があり、振動源の振動特性に合わせてハンガーゴムをチューニングすることが好ましい。しかしながら、振動源の振動特性は車種ごとに異なることから、振動低減を適切に行うために車種ごとにハンガーゴムをチューニングすると共通化が困難であり、さらに排気部材の支持構造の簡素化ができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構造で振動低減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車体に当接する車体側ハンガーステーと、排気部材に当接する排気側ハンガーステーとの間にハンガーゴムを介装した排気部材の支持構造であって、前記車体側ハンガーステーおよび前記排気側ハンガーステーの少なくとも何れか一方の先端部に質量体が取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡素な構造で振動低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両の概略構成を示す図である。
実施例1の支持構造の構成の一例を示す斜視図である。
支持構造の構成の一例を示す図である。
車体側ハンガーステーおよび排気側ハンガーステーの構成の一例を示す図である。
質量体を取り付ける前の状態を示す支持構造の一例を示す斜視図である。
質量体を車体側ハンガーステーに取り付けた状態を示す断面図である。
実施例2の支持構造の構成の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態は、車体に当接する車体側ハンガーステー20と、排気部材に当接する排気側ハンガーステー30との間にハンガーゴム40を介装した排気部材の支持構造10である。車体側ハンガーステー20および排気側ハンガーステー30の少なくとも何れか一方の先端部21b、31bに質量体50が取り付けられることにより、振動源の振動特性ごとにハンガーゴム40に複雑なチューニングを施す必要がないことから、簡素な構造で振動低減を図ることができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
<第1実施例>
図1は、本実施例に係る支持構造10を備えた車両1の概略構成を示す図である。なお、図1を含む各図には、車両1の前進側を前側とし、矢印「前」で示し、その逆を後側とする。また、上側を矢印「上」で示し、その逆を下側とするとともに、左側を矢印「左」で示し、その逆を右側とする。
本実施例に係る車両1は、エンジン2が搭載されている。エンジン2は、空気と燃料とを混合させた混合気を燃焼させることによって車輪3に駆動力を伝達し、車両1を走行させる。エンジン2が混合気を燃焼することによって発生した排気ガスは、排気系によって外部に排出される。
(【0011】以降は省略されています)

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