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公開番号2025094732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210451
出願日2023-12-13
発明の名称内燃機関の排気浄化装置の制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類F01N 3/20 20060101AFI20250618BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】電動式エアポンプ等の空気供給装置を使用せずに、電気加熱触媒の下流に位置する触媒を早期に昇温できるようにする。
【解決手段】内燃機関1に接続する排気通路7に設けられた電気加熱触媒12と、前記排気通路7に設けられ、前記電気加熱触媒12の下流に位置する触媒14とを備えた内燃機関の排気浄化装置を制御する制御装置100であって、前記内燃機関1の始動時に、前記電気加熱触媒12の加熱を開始し、かつ、前記内燃機関1に接続する吸気通路6に設けられたスロットルバルブ8を閉じ、前記排気通路7から前記吸気通路6に排気ガスを還流させるEGR通路18に設けられたEGRバルブ20を開くように制御する制御手段102、103、104を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関に接続する排気通路に設けられた電気加熱触媒と、前記排気通路に設けられ、前記電気加熱触媒の下流に位置する触媒とを備えた内燃機関の排気浄化装置を制御する制御装置であって、
前記内燃機関の始動時に、前記電気加熱触媒の加熱を開始し、かつ、前記内燃機関に接続する吸気通路に設けられたスロットルバルブを閉じ、前記排気通路から前記吸気通路に排気ガスを還流させるEGR通路に設けられたEGRバルブを開くように制御する制御手段を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置の制御装置。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記内燃機関のクランキング開始を検知したとき、前記スロットルバルブを閉じ、前記EGRバルブを開くように制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置の制御装置。
【請求項3】
前記EGR通路は、前記スロットルバルブよりも下流側で前記吸気通路に接続し、前記触媒よりも下流側で前記排気通路に接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気浄化装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関を備えた車両には、内燃機関から排出された排気ガスを浄化する排気浄化装置が搭載される。排気浄化装置は、排気ガスに含まれている有毒成分を酸化、還元する触媒を備える。触媒により酸化、還元を促進させるには早期に触媒を活性化温度にすることが求められる。
【0003】
特許文献1には、エンジンの始動直後の排気浄化性能を向上させるために電気加熱触媒(EHC)を備えた排気浄化装置が開示されている。特許文献1の排気浄化装置では、電気加熱触媒の上流に二次空気供給装置(電動エアポンプ)を備えており、エンジン始動前に加熱された電気加熱触媒に対して温度媒体として二次空気を流すことにより、電気加熱触媒の下流に位置する三元触媒を昇温させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-238339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、二次空気供給装置として例えば電動式エアポンプを備えており、その設置スペースが必要で、構造の複雑化を招き、電動式エアポンプの駆動による電力消費が生じる可能性がある。
電動式エアポンプ等の空気供給装置を使用せずに、電気加熱触媒の下流に位置する触媒を早期に昇温できるようにするのが好ましい。
【0006】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、電動式エアポンプ等の空気供給装置を使用せずに、電気加熱触媒の下流に位置する触媒を早期に昇温できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の内燃機関の排気浄化装置の制御装置は、内燃機関に接続する排気通路に設けられた電気加熱触媒と、前記排気通路に設けられ、前記電気加熱触媒の下流に位置する触媒とを備えた内燃機関の排気浄化装置を制御する制御装置であって、前記内燃機関の始動時に、前記電気加熱触媒の加熱を開始し、かつ、前記内燃機関に接続する吸気通路に設けられたスロットルバルブを閉じ、前記排気通路から前記吸気通路に排気ガスを還流させるEGR通路に設けられたEGRバルブを開くように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電動式エアポンプ等の空気供給装置を使用せずに、電気加熱触媒の下流に位置する触媒を早期に昇温できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例に係る内燃機関の排気浄化装置を備えた車両の概略構成を示す図である。
実施例に係るECMの機能構成を示す図である。
実施例に係るECMが実行する処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の制御装置100は、内燃機関1に接続する排気通路7に設けられた電気加熱触媒12と、前記排気通路7に設けられ、前記電気加熱触媒12の下流に位置する触媒14とを備えた内燃機関の排気浄化装置を制御する制御装置100であって、前記内燃機関1の始動時に、前記電気加熱触媒12の加熱を開始し、かつ、前記内燃機関1に接続する吸気通路6に設けられたスロットルバルブ8を閉じ、前記排気通路7から前記吸気通路6に排気ガスを還流させるEGR通路18に設けられたEGRバルブ20を開くように制御する制御手段102、103、104を備える。
この構成により、前記内燃機関1の始動時に、前記電気加熱触媒12で暖められた空気が前記触媒14を通り、前記触媒14を加熱する。これにより、電動式エアポンプ等の空気供給装置を使用せずに、前記触媒14を早期に昇温できるようになり、前記内燃機関1の始動直後の排気浄化性能の向上が可能になる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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