TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025107912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001464
出願日2024-01-09
発明の名称排気部品の支持構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F01N 1/00 20060101AFI20250714BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】振動伝達を抑制することができる排気部品の支持構造を提供すること。
【解決手段】本発明の排気部品の支持構造は、排気管が車両前後方向と直交する車両左右方向にU字状またはS字状に折り返して配置され、排気消音装置の両端を支持する排気部品の支持構造であって、排気消音装置の両端をそれぞれ支持する第一支持点及び第二支持点を、排気消音装置の重心を通る中心線よりも車両前方に位置させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排気管が車両前後方向と直交する車両左右方向にU字状またはS字状に折り返して配置され、排気消音装置の両端を支持する排気部品の支持構造であって、
前記排気消音装置の両端をそれぞれ支持する第一支持点及び第二支持点を、前記排気消音装置の重心を通る中心線よりも車両前方に位置させることを特徴とする排気部品の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気部品の支持構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンと排気消音装置とがエンジンの出力軸の方向に相対して配置され、エンジンから排気消音装置に至る排気管の途中に、エンジンから排気消音装置への振動の伝達を抑制するための部分的に剛性が低くなった低剛性部を設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-203453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、排気部品の重心から離れて排気消音装置を支持しているため、振動伝達の観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、振動伝達を抑制することができる排気部品の支持構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る排気部品の支持構造は、排気管が車両前後方向と直交する車両左右方向にU字状またはS字状に折り返して配置され、排気消音装置の両端を支持する排気部品の支持構造であって、前記排気消音装置の両端をそれぞれ支持する第一支持点及び第二支持点を、前記排気消音装置の重心を通る中心線よりも車両前方に位置させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る排気部品の支持構造は、振動伝達を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る排気部品の支持構造の概略構成を示す図である。
図2は、マフラーの第一支持点及び第二支持点がマフラー中心線上に位置する場合を示した図である。
図3は、実施形態に係る排気部品の支持構造において、触媒装置の上流端に設けられた支持部に第三支持点を位置させた場合を示す図である。
図4は、排気系における排気管の中心線上における各点の位置を示した図である。
図5は、排気管の中心線上におけるエンジンと排気管との結合点からの距離と、上下振動変位との関係を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る排気部品の支持構造の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態に係る排気部品の支持構造の概略構成を示す図である。実施形態に係る排気部品の支持構造は、図1に示すように、内燃機関であるエンジン1と排気系2とを有した車両に適用される。排気系2は、排気部品として、エンジン1からの排気ガスが流れる排気管21、排気ガスを浄化する触媒装置22、及び、排気消音装置であるマフラー23などを備えている。触媒装置22とマフラー23とは、図1中の白抜き矢印で示されるエンジン1から排出されて排気管21を流れる排気ガスの流れ方向でこの順で排気管21の途中に設けられている。なお、以下の説明において、「上流」または「上流側」は排気ガスの流れ方向で上流または上流側のことを意味しており、「下流」または「下流側」は排気ガスの流れ方向で下流または下流側のことを意味している。排気管21のマフラー23よりも上流側に配置されている部分における中心線の少なくとも一部は、車両前後方向と直交する車両左右方向でマフラー23の上流端から下流端へ向かうマフラー中心線CL1の向きに対して、略平行、且つ、逆向きとなっている。すなわち、排気管21は、車両前後方向と直交する車両左右方向にU字状またはS字状に折り返して配置された配管である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
発電システム
14日前
株式会社クボタ
エンジン
14日前
株式会社クボタ
エンジン
14日前
ボッシュ株式会社
排気浄化装置
1か月前
株式会社クボタ
エンジン
14日前
ダイハツ工業株式会社
排気浄化装置
19日前
スズキ株式会社
内燃機関の還流装置
27日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン
29日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気管構造
今日
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1か月前
スズキ株式会社
内燃機関の気体分離装置
26日前
株式会社三五
排気部品の取付装置
1か月前
株式会社アイシン
往復動内燃機関
22日前
フタバ産業株式会社
排気系部品
1か月前
本田技研工業株式会社
鞍乗型車両の排気装置
13日前
日産自動車株式会社
暖房用遮断弁の取付構造
29日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気浄化装置の制御装置
27日前
日野自動車株式会社
タンク構造
12日前
スズキ株式会社
車両の排気浄化システムの制御装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常診断装置
13日前
フタバ産業株式会社
消音器の製造方法
12日前
フタバ産業株式会社
排気部品の製造方法
1か月前
株式会社ミクニ
油路制御弁及びバルブタイミング変更装置
14日前
株式会社SUBARU
エンジン
28日前
三菱重工マリンマシナリ株式会社
軸流タービン
27日前
いすゞ自動車株式会社
排ガス浄化装置
5日前
カワサキモータース株式会社
エンジン
28日前
カワサキモータース株式会社
エンジン
19日前
個人
発電システム
14日前
個人
発電システム
14日前
トヨタ自動車株式会社
排気部品の支持構造
今日
株式会社SUBARU
バルブガイド、及び、バルブガイドの組付方法
1か月前
カワサキモータース株式会社
エンジンシステム
26日前
三菱重工業株式会社
ブリスク翼、及び回転機械
26日前
三菱重工業株式会社
動翼、及び動翼の加工方法
14日前
三菱重工業株式会社
軸封組品、及び蒸気タービン
今日
続きを見る