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公開番号2025095753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212029
出願日2023-12-15
発明の名称エンジンシステム
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01P 11/08 20060101AFI20250619BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】オイルクーラの寿命が低下するのを抑制することができるエンジンシステムを提供する。
【解決手段】本開示のエンジンシステムSYは、エンジンEのオイルパン14内からオイルOを吸引して排出するスカベンジポンプ30と、スカベンジポンプ30により排出されたオイルOを貯留するオイルタンク28と、オイルタンク28から導出されたオイルOを冷却するオイルクーラ40と、オイルクーラ40から導出されたオイルOをエンジンEの被潤滑部位に供給するフィードポンプ32とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンのオイルパン内からオイルを吸引して排出するスカベンジポンプと、
前記スカベンジポンプにより排出されたオイルを貯留するオイルタンクと、
前記オイルタンクから導出されたオイルを冷却するオイルクーラと、
前記オイルクーラから導出されたオイルを前記エンジンの被潤滑部位に供給するフィードポンプと、を備えたエンジンシステム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエンジンシステムにおいて、さらに、前記オイルタンクに冷却空気を供給する冷却機構を備えたエンジンシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のエンジンシステムにおいて、前記冷却機構は、エンジンの出力軸に取り付けられた回転体を含むエンジンシステム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のエンジンシステムにおいて、前記オイルクーラが、アダプタを介して前記エンジンのクランクケースに取り付けられ、
前記アダプタは、前記スカベンジポンプから供給される前記オイルを前記オイルタンクに向かって流すクーラバイパス通路と、前記オイルタンクから供給されるオイルを前記オイルクーラに向かって流すクーラ入口通路とを有しているエンジンシステム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のエンジンシステムにおいて、ピストンの往復方向とクランクシャフトの軸心方向の両方に直交する直交方向に関して、前記オイルクーラが、前記エンジンのクランクケースの前記直交方向における吸気側に配置されているエンジンシステム。
【請求項6】
請求項1または2に記載のエンジンシステムにおいて、前記オイルタンクが、エンジンの外部に配置されているエンジンシステム。
【請求項7】
エンジンのオイルパン内からオイルを吸引して排出するスカベンジポンプと、前記スカベンジポンプにより排出されたオイルを貯留するオイルタンクと、前記オイルタンクから導出されたオイルを冷却するオイルクーラと、前記オイルクーラから導出されたオイルを前記エンジンの被潤滑部位に供給するフィードポンプと、を有するエンジンシステムを備えた移動体。
【請求項8】
請求項7に記載の移動体であって、オフロード車両である移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドライサンプ潤滑方式のエンジンシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
乗物の駆動源として、オイルパン内からオイルを吸引してオイルタンクに排出するスカベンジポンプを有するドライサンプ潤滑方式のエンジンが用いられることがある(例えば、特許文献1)。オイルタンクに貯留されたオイルは、フィードポンプにより、エンジンの被潤滑部に圧送される。また、オイルパン内からスカベンジポンプで排出されてからフィードポンプで圧送される前に、オイルはオイルクーラで冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-086787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなエンジンにおいて、スカベンジポンプの下流でオイルタンクの上流にオイルクーラを配置すると、スカベンジポンプからのエアがオイルクーラに噛み込んで、オイルクーラの寿命に影響を与える恐れがある。
【0005】
本出願の開示は、オイルクーラの寿命が低下するのを抑制することができるエンジンシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のエンジンシステムは、エンジンのオイルパン内からオイルを吸引して排出するスカベンジポンプと、前記スカベンジポンプにより排出されたオイルを貯留するオイルタンクと、前記オイルタンクから導出されたオイルを冷却するオイルクーラと、前記オイルクーラから導出されたオイルを前記エンジンの被潤滑部位に供給するフィードポンプとを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のエンジンシステムによれば、スカベンジポンプの下流側にオイルタンクが配置され、オイルタンクの下流側にオイルクーラが配置されている。これにより、スカベンジポンプからのエアがオイルタンク内で抜けるので、オイルクーラでのエアの噛み込みを回避できる。その結果、オイルクーラの寿命が低下するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るエンジンシステムのエンジンを示す側面図である。
同エンジンシステムを示す正面図である。
同エンジンシステムのオイルの流れを示す概略図である。
比較例のエンジンシステムのオイルの流れを示す概略図である。
本開示の第2実施形態に係るエンジンシステムのオイルの流れを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図1~3を参照しながら説明する。本実施形態のエンジンEは、レシプロエンジンであり、例えば、胴体の先端にプロペラが配置される飛行機に用いられる。この場合、胴体内にエンジンEが収容されて、エンジン動力がプロペラに伝達される。エンジンEの用途は、これに限定されず、例えば、船舶の駆動源としても適用可能であり、二輪車や四輪車などの車両の駆動源としても適用可能である。
【0010】
以下の説明において、「幅方向WD」とは、エンジンEのクランクシャフト2の延びる方向、すなわち、クランクシャフト2の軸心方向をいう。幅方向WDにおいて、幅方向中心に向かう方向を「幅方向内側」といい、幅方向中心から離れる方向を「幅方向外側」という。「往復方向VD」とは、エンジンEのピストンの往復動方向をいう。「幅方向WD」と「往復方向VD」の両方に直交する方向を「直交方向PD」という。
(【0011】以降は省略されています)

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