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公開番号
2025087531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202261
出願日
2023-11-29
発明の名称
小型船舶および船舶用エンジンの冷却システム
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
主分類
F01P
3/02 20060101AFI20250603BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留してしまうのを抑制することが可能な小型船舶を提供する。
【解決手段】この小型船舶100では、冷却流路50は、シリンダブロック23に設けられた流路部分23aのうちの下端部の近傍に配置された下端部流路口23dを介して、冷却水が下方側からシリンダブロック23に流入するように構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
船体と、
前記船体に設けられ、排気マニホールドとシリンダヘッドとシリンダブロックとを含むエンジンと、
前記エンジンを冷却するための冷却水が流通する冷却流路と、を備え、
前記冷却流路は、前記排気マニホールドを流通した前記冷却水が前記シリンダヘッドを経由して前記シリンダブロックに流入するように構成されており、
前記シリンダブロックの前記冷却水の出口近傍には、前記シリンダブロックから排出される前記冷却水の流量を前記冷却水の温度に基づいて調整するサーモスタットが設けられており、
前記冷却流路は、前記シリンダブロックに設けられた流路部分のうちの下端部の近傍に配置された下端部流路口を介して、前記冷却水が下方側から前記シリンダブロックに流入するように構成されている、小型船舶。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記エンジンは、オイルクーラーを含み、
前記冷却流路は、前記オイルクーラーを流通した前記冷却水が、前記下端部流路口を介して、下方側から前記シリンダブロックに流入するように構成されている、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項3】
前記冷却流路は、前記シリンダヘッドを流通した前記冷却水が、前記シリンダヘッドに設けられた流路部分のうちの上端部の近傍に配置された上端部流路口を介して前記シリンダヘッドの外部に排出されるように構成されている、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項4】
前記エンジンの制御に用いられるレクチファイア/レギュレータをさらに備え、
前記冷却流路は、前記上端部流路口を介して前記シリンダヘッドの外部に排出された前記冷却水が、前記レクチファイア/レギュレータを経由して、前記船体の外部に排出されるように構成されている、請求項3に記載の小型船舶。
【請求項5】
前記冷却流路は、前記シリンダヘッドを流通した前記冷却水の一部が、前記シリンダブロックに流入するとともに、前記シリンダヘッドを流通した前記冷却水の残りの部分が、前記上端部流路口を介して前記シリンダヘッドの外部に排出されるように構成されている、請求項3に記載の小型船舶。
【請求項6】
前記冷却流路は、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの間を接続する流路の断面積が、前記排気マニホールドと前記シリンダヘッドとの間を接続する流路の断面積よりも小さくなるように構成されている、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項7】
前記冷却流路は、前記上端部流路口を介して前記シリンダヘッドと接続された流路の断面積が、前記排気マニホールドと前記シリンダヘッドとの間を接続する流路の断面積よりも小さくなるように構成されている、請求項3に記載の小型船舶。
【請求項8】
前記冷却流路は、前記上端部流路口を介して前記シリンダヘッドと接続された流路の断面積が、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの間を接続する流路の断面積よりも小さくなるように構成されている、請求項3に記載の小型船舶。
【請求項9】
前記冷却流路は、前記下端部流路口を介して前記シリンダブロックに接続された流路の断面積が、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとの間を接続する流路の断面積より小さくなるように構成されている、請求項1に記載の小型船舶。
【請求項10】
前記冷却流路は、前記船体の外部から流入した前記冷却水の一部が、前記排気マニホールドに流入するとともに、前記船体の外部から流入した前記冷却水の残りの部分が、前記オイルクーラーに流入するように構成されている、請求項2に記載の小型船舶。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、小型船舶および船舶用エンジンの冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンを冷却するための冷却水が流通する冷却流路を備える小型船舶が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、シリンダブロック等を含むエンジンを冷却するための冷却水が流通する冷却流路を備える小型船舶が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-009635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1には記載されていないが、上記特許文献1に記載の小型船舶では、エンジンの停止時に、シリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留した場合、シリンダブロックに錆びが生じたり、小型船舶が寒冷な環境で使用される際に冷却水の凍結が生じたりする。なお、上記特許文献1には、エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留してしまうのを抑制するための構造に関しては特に記載されていない。このため、エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留してしまうのを抑制することが可能な構成が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留してしまうのを抑制することが可能な小型船舶および船舶用エンジンの冷却システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による小型船舶は、船体と、船体に設けられ、排気マニホールドとシリンダヘッドとシリンダブロックとを含むエンジンと、エンジンを冷却するための冷却水が流通する冷却流路と、を備え、冷却流路は、排気マニホールドを流通した冷却水がシリンダヘッドを経由してシリンダブロックに流入するように構成されており、シリンダブロックの冷却水の出口近傍には、シリンダブロックから排出される冷却水の流量を冷却水の温度に基づいて調整するサーモスタットが設けられており、冷却流路は、シリンダブロックに設けられた流路部分のうちの下端部の近傍に配置された下端部流路口を介して、冷却水が下方側からシリンダブロックに流入するように構成されている。
【0008】
この発明の第1の局面による小型船舶では、上記のように、冷却流路は、シリンダブロックに設けられた流路部分のうちの下端部の近傍に配置された下端部流路口を介して、冷却水が下方側からシリンダブロックに流入するように構成されている。これにより、下端部流路口を介してシリンダブロックと接続された流路は下方に向かって延びているので、エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分から下端部流路口を介して水抜きを行うことができる。その結果、エンジンの停止時にシリンダブロックに設けられた流路部分に冷却水が滞留してしまうのを抑制することができる。
【0009】
また、上記第1の局面による小型船舶では、上記のように、冷却流路は、排気マニホールドを流通した冷却水がシリンダヘッドを経由してシリンダブロックに流入するように構成されており、シリンダブロックの冷却水の出口近傍には、シリンダブロックから排出される冷却水の流量を冷却水の温度に基づいて調整するサーモスタットが設けられている。これにより、シリンダブロックに流入する冷却水がシリンダヘッドを経由するので、シリンダブロックに流入する冷却水が過度に低温になるのを抑制することができる。また、サーモスタットにより、シリンダブロックに設けられた流路部分を流通する冷却水の温度を適切な温度に調整することができる。これらの結果、シリンダブロックの過度な冷却を抑制することができる。
【0010】
上記第1の局面による小型船舶において、好ましくは、エンジンは、オイルクーラーを含み、冷却流路は、オイルクーラーを流通した冷却水が、下端部流路口を介して、下方側からシリンダブロックに流入するように構成されている。このように構成すれば、オイルクーラーを冷却した冷却水をシリンダブロックに流入させるための流路を、エンジンの停止時に、シリンダブロックに設けられた流路部分から下端部流路口を介して水抜きを行うための流路として用いることができる。その結果、水抜きを行うための専用の流路が設けられる場合と比較して、冷却流路の構成を簡素化することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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