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公開番号2025086603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200694
出願日2023-11-28
発明の名称排水装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/00 20100101AFI20250602BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排気系の騒音を抑制するための排水装置を提供する。
【解決手段】排気経路に形成された排水口を通る排水経路の開閉を行う排水装置は、筒状部材と、開閉部材と、を備える。筒状部材は、排気経路と筒状部材の内部空間とを連通する通水口を有する。排水経路は、排気経路から通水口及び内部空間を介して排気経路の外部へと連通する。開閉部材は、排気経路の温度変化に伴う熱膨張により、筒状部材の軸方向に沿って筒状部材に対し相対的に移動する。排気経路における第1温度範囲では、開閉部材は、筒状部材の内周に設けられた閉塞部に当接して排水経路を閉塞する。排気経路における第1温度範囲よりも高い第2温度範囲では、開閉部材は、閉塞部から離隔して排水経路を開放する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
排気経路に形成された排水口を通る排水経路の開閉を行う排水装置であって、
前記排気経路における前記排水口を形成する構造から前記排気経路内に延びる筒状部材と、
前記筒状部材とは異なる熱膨張係数を有する部材であって、前記筒状部材の内部空間に配置される開閉部材と、
を備え、
前記筒状部材は、前記排気経路と前記筒状部材の前記内部空間とを連通する通水口を有し、
前記排水経路は、前記排気経路から前記通水口及び前記内部空間を介して前記排気経路の外部へと連通し、
前記開閉部材は、前記排気経路の温度変化に伴う熱膨張により、前記筒状部材の軸方向に沿って前記筒状部材に対し相対的に移動し、
前記排気経路における第1温度範囲では、前記開閉部材は、前記筒状部材の内周に設けられた閉塞部に当接して前記排水経路を閉塞し、
前記排気経路における前記第1温度範囲よりも高い温度の範囲である第2温度範囲では、前記開閉部材は、前記閉塞部から離隔して前記排水経路を開放する、
排水装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排水装置であって、
前記筒状部材の内周には、前記閉塞部として第1閉塞部が設けられ、更に前記筒状部材の前記軸方向において前記第1閉塞部とは異なる位置に第2閉塞部が設けられ、
前記排気経路における前記第2温度範囲よりも高い温度の範囲である第3温度範囲では、前記開閉部材は、前記筒状部材の内周に設けられた前記第2閉塞部に当接して前記排水経路を閉塞する、
排水装置。
【請求項3】
請求項2に記載の排水装置であって、
前記筒状部材は、前記排水口を通るように配置される、
排水装置。
【請求項4】
請求項2に記載の排水装置であって、
前記筒状部材は、前記排水口を囲うように配置される、
排水装置。
【請求項5】
請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の排水装置であって、
前記内部空間における前記第1閉塞部に囲われた部分及び前記内部空間における前記第2閉塞部に囲われた部分の少なくとも1つの前記軸方向に垂直な方向の長さは、前記開閉部材の前記軸方向に垂直な方向の長さより短い、
排水装置。
【請求項6】
請求項5に記載の排水装置であって、
前記第1閉塞部及び前記第2閉塞部の少なくとも1つは、前記筒状部材の内周面において、前記筒状部材の中心軸側に突出するように設けられた部分である、
排水装置。
【請求項7】
請求項1に記載の排水装置であって、
前記筒状部材は、前記排水口を囲うように配置され、
前記開閉部材は、前記開閉部材における前記軸方向に直交する径の長さが前記排水口の径よりも長い部分を有し、
前記排気経路における前記第2温度範囲よりも高い温度の範囲である第3温度範囲では、前記開閉部材は、前記排水口を覆うようにして前記排水経路を閉塞する、
排水装置。
【請求項8】
請求項1に記載の排水装置であって、
前記開閉部材は、前記筒状部材よりも大きい熱膨張係数を有する部材である、
排水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は排水装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、内燃機関の排気を排出するための排気系において、排気経路内に溜まる凝縮水を車両の外部に排出する排水装置が搭載されている。例えば、特許文献1には、排気経路の一部を形成するシェルの下部に排水を行うための排水孔が設けられている排気装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-132881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水孔が開放されている状態では、凝縮水の排水が行われる一方で、内燃機関等の排気系で発生する騒音が外部に漏れ出る。このため、排水孔は必要に応じて開閉される。
特許文献1で開示されているような従来技術において、常温である冷間状態では、排水孔を開放することで凝縮水の排水を行い、冷間状態よりも高温の温間状態では、排水孔を閉塞することで騒音が外部に漏れ出ることを抑制している。しかしながら、このような技術では、冷間状態において排気系で発生する騒音を抑制できない。
【0005】
本開示の一局面は、排気系の騒音を抑制するための排水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、排気経路に形成された排水口を通る排水経路の開閉を行う排水装置であって、筒状部材と、開閉部材と、を備える。筒状部材は、排気経路における排水口を形成する構造から排気経路内に延びる。開閉部材は、筒状部材とは異なる熱膨張係数を有する部材であって、筒状部材の内部空間に配置される。筒状部材は、排気経路と筒状部材の内部空間とを連通する通水口を有する。
【0007】
排水経路は、排気経路から通水口及び内部空間を介して排気経路の外部へと連通する。開閉部材は、排気経路の温度変化に伴う熱膨張により、筒状部材の軸方向に沿って筒状部材に対し相対的に移動する。
【0008】
排気経路における第1温度範囲では、開閉部材は、筒状部材の内周に設けられた閉塞部に当接して排水経路を閉塞する。排気経路における第1温度範囲よりも高い温度の範囲である第2温度範囲では、開閉部材は、閉塞部から離隔して排水経路を開放する。
【0009】
このような構成によれば、排気経路における温度が第1温度範囲にあるとき、排水経路が閉塞される。このため、排気系で発生する騒音が排水経路を介して外部に漏れ出ることを抑制できる。
【0010】
加えて、排気経路における温度が第2温度範囲にあるとき、排水経路が開放される。このため、凝縮水の排水性を向上することができる。
本開示の一態様では、筒状部材の内周には、閉塞部として第1閉塞部が設けられ、更に筒状部材の軸方向において第1閉塞部とは異なる位置に第2閉塞部が設けられてもよい。排気経路における第2温度範囲よりも高い温度の範囲である第3温度範囲では、開閉部材は、筒状部材の内周に設けられた第2閉塞部に当接して排水経路を閉塞してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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