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公開番号
2025088163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202681
出願日
2023-11-30
発明の名称
再生システム
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
F01N
3/025 20060101AFI20250604BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】簡易な構成で排気管路に燃料を供給する。
【解決手段】再生システムSは、エンジン1の排気を外部に排出する排気管路3に設けられ、排気に含まれる物質を捕集するフィルタ35と、エンジン1の複数の気筒のうちの一部の気筒の圧縮工程中に第一気筒群21の排気弁42を開く排気弁制御部623と、圧縮工程中に排気弁42が開いた状態の第一気筒群21の燃焼室242に、第一気筒群21の圧縮工程中に排気弁42が閉じている状態で第一気筒群21の燃焼室242に噴射させる燃料の第一噴射量よりも少ない第二噴射量の燃料を噴射させる噴射制御部624と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの排気を外部に排出する排気管路に設けられ、前記排気に含まれる物質を捕集するフィルタと、
前記エンジンの複数の気筒のうちの一部の気筒の圧縮工程中に前記一部の気筒の排気弁の開閉を制御する排気弁制御部と、
前記一部の気筒の燃焼室に燃料を噴射する噴射部を制御する噴射制御部と、
を有し、
前記排気弁制御部は、前記フィルタに捕集された前記物質を除去する場合に、前記一部の気筒の圧縮工程中に排気弁を開き、
前記噴射制御部は、圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に、前記一部の気筒の圧縮工程中に前記排気弁が閉じている状態で前記一部の気筒の燃焼室に噴射させる燃料の第一噴射量よりも少ない第二噴射量の燃料を噴射させる、
再生システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記噴射制御部は、圧縮工程中に前記排気弁が閉じている状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料を噴射するタイミングと同じタイミングで、圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に前記第二噴射量の燃料を噴射させる、
請求項1に記載の再生システム。
【請求項3】
前記エンジンに供給される新気を圧縮する過給機の前記排気管路に設けられたタービンと、
前記排気管路における前記エンジンと前記タービンとの間から、前記排気管路における前記タービンの下流に前記一部の気筒の排気を供給可能なバイパス管路と、
前記圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料が噴射される場合、前記一部の気筒の排気を前記バイパス管路に供給させる流路制御部と、を有する、
請求項1に記載の再生システム。
【請求項4】
前記排気管路には、前記一部の気筒の排気を前記タービンに供給する第一管路と、前記一部の気筒と異なる他の気筒の排気を前記タービンに供給する第二管路とが含まれ、
前記バイパス管路は、前記第一管路における前記エンジンと前記タービンとの間から、前記排気管路における前記タービンの下流に前記一部の気筒の排気を供給する、
請求項3に記載の再生システム。
【請求項5】
前記一部の気筒の排気を前記エンジンの吸気管路に還流する第一還流管路と、
前記他の気筒の排気を前記吸気管路に還流する第二還流管路と、を有し、
前記流路制御部は、前記圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料が噴射される場合、前記他の気筒の排気の一部を前記第二還流管路に供給して前記吸気管路に還流させ、前記一部の気筒の排気を前記第一還流管路に供給しない、
請求項4に記載の再生システム。
【請求項6】
前記噴射制御部は、前記圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料を噴射させる場合、前記一部の気筒の圧縮工程中に前記一部の気筒の排気弁が閉じている状態で前記一部の気筒と異なる他の気筒の燃焼室に噴射させる燃料の第三噴射量よりも多い第四噴射量の燃料を、前記他の気筒の燃焼室に噴射させる、
請求項1に記載の再生システム。
【請求項7】
前記噴射制御部は、前記一部の気筒の圧縮工程中に前記排気弁が開く場合、前記一部の気筒の圧縮工程中に前記排気弁が開いている状態の前記エンジンに生じる負荷に応じた量だけ前記第三噴射量よりも多い前記第四噴射量の燃料を前記他の気筒の燃焼室に噴射させる、
請求項6に記載の再生システム。
【請求項8】
前記排気弁制御部は、前記フィルタに捕集された前記物質の除去が必要であり、前記エンジンの回転数が所定回転数以下であり、かつ前記燃焼室に噴射する燃料の指示噴射量が所定値以下である場合に、前記一部の気筒の圧縮工程中に排気弁を開く、
請求項1に記載の再生システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気に含まれる物質を捕集するフィルタを再生する再生システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
排気中に含まれる煤等を捕集するDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)を再生する技術が知られている。特許文献1には、蓄積された煤等が所定量になったときに、DPFの上流側の噴射部から排気管路内に燃料(軽油)を直接噴射することで供給し、フィルタ近傍で燃料を燃焼させてフィルタに捕集されている煤等を焼却してフィルタを再生する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-233936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、フィルタの上流側の排気管路内に燃料を供給するためには、排気管路に燃料を噴射する噴射部や、噴射部に燃料を供給する配管及びポンプ等が必要であり、排気管路内に燃料を供給するための構成が複雑になっていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で排気管路に燃料を供給することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様においては、エンジンの排気を外部に排出する排気管路に設けられ、前記排気に含まれる物質を捕集するフィルタと、前記エンジンの複数の気筒のうちの一部の気筒の圧縮工程中に前記一部の気筒の排気弁の開閉を制御する排気弁制御部と、前記一部の気筒の燃焼室に燃料を噴射する噴射部を制御する噴射制御部と、を有し、前記排気弁制御部は、前記フィルタに捕集された前記物質を除去する場合に、前記一部の気筒の圧縮工程中に排気弁を開き、前記噴射制御部は、圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に、前記一部の気筒の圧縮工程中に前記排気弁が閉じている状態で前記一部の気筒の燃焼室に噴射させる燃料の第一噴射量よりも少ない第二噴射量の燃料を噴射させる、再生システムを提供する。
【0007】
前記噴射制御部は、圧縮工程中に前記排気弁が閉じている状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料を噴射するタイミングと同じタイミングで、圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に前記第二噴射量の燃料を噴射させてもよい。
【0008】
前記エンジンに供給される新気を圧縮する過給機の前記排気管路に設けられたタービンと、前記排気管路における前記エンジンと前記タービンとの間から、前記排気管路における前記タービンの下流に前記一部の気筒の排気を供給可能なバイパス管路と、前記圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料が噴射される場合、前記一部の気筒の排気を前記バイパス管路に供給させる流路制御部と、を有してもよい。
【0009】
前記排気管路には、前記一部の気筒の排気を前記タービンに供給する第一管路と、前記一部の気筒と異なる他の気筒の排気を前記タービンに供給する第二管路とが含まれ、前記バイパス管路は、前記第一管路における前記エンジンと前記タービンとの間から、前記排気管路における前記タービンの下流に前記一部の気筒の排気を供給してもよい。
【0010】
前記一部の気筒の排気を前記エンジンの吸気管路に還流する第一還流管路と、前記他の気筒の排気を前記吸気管路に還流する第二還流管路と、を有し、前記流路制御部は、前記圧縮工程中に前記排気弁が開いた状態の前記一部の気筒の燃焼室に燃料が噴射される場合、前記他の気筒の排気の一部を前記第二還流管路に供給して前記吸気管路に還流させ、前記一部の気筒の排気を前記第一還流管路に供給しなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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