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公開番号2025096425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025063283,2023030095
出願日2025-04-07,2023-02-28
発明の名称乗物用シート
出願人テイ・エステック株式会社,スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】機能部材を取り付ける取付部材を仮止めした際の仮止め精度や保持力を高めて組付け性を向上させた乗物用シートを提供する。
【解決手段】乗物用シートSは、シートフレームFと、機能部品130と、機能部品130に固定され、機能部品130をシートフレームFに取り付ける取付部材131と、を備える。取付部材131は、取付部材131をシートフレームFに仮止めする複数の仮止め部135を有し、複数の仮止め部135は、機能部品130を挟む位置に配置されている。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項１】
シートフレームと、
ブロアと、
前記ブロアを前記シートフレームに取り付ける取付部材と、を備え、
前記取付部材は、前記取付部材を前記シートフレームに仮止めする複数の仮止め部を有し、
前記取付部材及び前記シートフレームには、それぞれ開口部が形成されており、
前記ブロアには、送風のためのダクトが設けられており、
前記ダクトは、前記取付部材及び前記シートフレームそれぞれの前記開口部に挿通されていることを特徴とする乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は乗物用シートに係り、特に、ブロア等の機能部品を備えた乗物用シートに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
車両用シートは、シートクッション、シートバック、ヘッドレストを備えており、シートバック及びシートクッションにはそれぞれの骨格をなすシートフレームが設けられている。
また、近年では、着座者に対して空気を送り出すブロア等の機能部品をシートクッションに備えた車両用シートが開発されている。例えば、特許文献１には、クッションパンフレームにボルト止めされたブラケットを用いてブロア（同文献では送風装置）を保持するシートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１１２５８６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されるシートでは、ブロアを保持するブラケットをボルト等で締結する前に、一つの係止爪を用いてクッションパンフレームに仮止めされている。
しかしながら、一つの係止爪ではブラケットを仮止めした際の仮止め精度や保持力が低く、組付性が悪化する可能性があった。
【０００５】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、機能部材を取り付ける取付部材を仮止めした際の仮止め精度や保持力を高めて組付け性を向上させた乗物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームと、機能部品と、前記機能部品に固定され、前記機能部品を前記シートフレームに取り付ける取付部材と、を備え、前記取付部材は、前記取付部材を前記シートフレームに仮止めする複数の仮止め部を有し、前記複数の仮止め部は、前記機能部品を挟む位置に配置されていることにより解決される。
【０００７】
取付部材をシートフレームに仮止めする仮止め部を複数有し、複数の仮止め部が機能部品を挟んで配置されることにより、例えば、機能部品を中心とした仮止め精度や保持力が高まり、組付け性を向上させた乗物用シートを提供することができる。
【０００８】
また、上記の構成において、前記複数の仮止め部は、シート幅方向において前記機能部品の左右に配置されているとよい。
仮止め部が機能部品の左右に配置されることで、更に仮止め精度を良くすると共に、コンパクトな配置とすることができる。
【０００９】
また、上記の構成において、前記複数の仮止め部は、シート前後方向又は上下方向に並んで配置されているとよい。
複数の仮止め部が、シート前後方向又は上下方向に並んで配置されていることにより、仮止め精度を向上させることができる。
【００１０】
また、上記の構成において、前記取付部材は、複数の締結部材により前記シートフレームに固定されており、前記複数の締結部材は、前記複数の仮止め部のうち少なくとも一つを挟む位置に配置されているとよい。
締結部材が、仮止め部の一つを挟む位置に配置されることにより、フレームに対して取付部材をより強固に固定することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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