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公開番号2025091102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206107
出願日2023-12-06
発明の名称車両用制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60L 50/60 20190101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】車両を定置型電池として使用する場合に、不要な待機電力の消費を防止できる車両用制御装置を提供すること。
【解決手段】BMCは、車両を走行車両として機能させる車両モードと、車両を定置型電池として機能させる電池モードと、を備える。BMCは、電池モードでは走行車両としての機能を停止する。走行車両としての機能は、所定の故障診断機能および所定のフェールセーフ機能を含む。BMCは、電池モードでは、走行車両としての機能に関わる所定の電装品が取り外されているか否かの結果を入力情報として用いる故障診断機能およびフェールセーフ機能を停止する。BMCは、走行車両としての機能に関わる所定の電装品が取り外されている場合(ステップS2でYES)、電池モードへの移行を許可する(ステップS4)。BMCは、走行車両としての機能に関わる複数の所定の電装品が取り外されている場合、電池モードへの移行を許可する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行用のモータと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備える車両に搭載される車両用制御装置であって、
前記バッテリの充放電を制御するバッテリ制御部を備え、
前記バッテリ制御部は、
前記車両を走行車両として機能させる車両モードと、前記車両を定置型電池として機能させる電池モードと、を備え、
前記電池モードでは、前記走行車両としての機能を停止することを特徴とする車両用制御装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記走行車両としての機能は、所定の故障診断機能および所定のフェールセーフ機能を含み、
前記バッテリ制御部は、
前記電池モードでは、前記走行車両としての機能に関わる所定の電装品が取り外されているか否かの結果を入力情報として用いる前記故障診断機能および前記フェールセーフ機能を停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項3】
前記バッテリ制御部は、
前記走行車両としての機能に関わる所定の電装品が取り外されている場合、前記電池モードへの移行を許可することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。
【請求項4】
前記バッテリ制御部は、
前記走行車両としての機能に関わる複数の所定の電装品が取り外されている場合、前記電池モードへの移行を許可することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。
【請求項5】
前記バッテリ制御部は、
認証用装置の情報の読み取りが可能であり、
前記電池モードへの移行が許可されていることを前記認証用装置から読み取った情報から確認した場合、前記電池モードへの移行を許可することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
【請求項6】
前記バッテリ制御部は、
外部装置からの情報の受信が可能であり、
前記電池モードへの移行が許可されていることを前記外部装置から受信した情報から確認した場合、前記電池モードへの移行を許可することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車およびプラグインハイブリッドカー等の電動車に搭載された車載バッテリから生成した疑似商用交流電力を家庭負荷等の各種負荷に供給することができるV2H(Vehicle to Home)システムが開示されている。このV2Hシステムは、外部の商用系統から供給される交流電力を直流化して電動車の車載バッテリに充電し、かつ、車載バッテリから放電した直流電力を交流化して出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-95955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、大容量の車載バッテリを備える電気自動車を走行用の車両として使用しなくなった場合、その車両を定置型電池として使用することが考えられる。車両を定置型電池として使用する場合、走行車両としての機能に関わる電装品は不要である。走行車両としての機能に関わる電装品としては、エアバッグや、エアバッグ用のECUおよびセンサ等がある。不要な電装品を車両から取り外した場合、バッテリの充放電を制御するBMC等のECUが異常を検知し、バッテリの充放電機能を抑制または禁止するフェールセーフが作動する。フェールセーフの作動を回避するためには不要な電装品を取り付けたままにする必要があり、この場合は不要な電装品が余分な待機電力を消費してしまう。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、車両を定置型電池として使用する場合の不要な電装品による待機電力の消費について考慮されておらず、不要な待機電力を消費してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、車両を定置型電池として使用する場合に、不要な待機電力の消費を防止できる車両用制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両用制御装置は、走行用のモータと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備える車両に搭載される車両用制御装置であって、前記バッテリの充放電を制御するバッテリ制御部を備え、前記バッテリ制御部は、前記車両を走行車両として機能させる車両モードと、前記車両を定置型電池として機能させる電池モードと、を備え、前記電池モードでは、前記走行車両としての機能を停止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、車両を定置型電池として使用する場合に、不要な待機電力の消費を防止できる車両用制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を搭載する車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置の第1のモード移行判定動作の流れを示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置の第2のモード移行判定動作の流れを示すフローチャートである。
図4は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置の第3のモード移行判定動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、走行用のモータと、モータに電力を供給するバッテリと、を備える車両に搭載される車両用制御装置であって、バッテリの充放電を制御するバッテリ制御部を備え、バッテリ制御部は、車両を走行車両として機能させる車両モードと、車両を定置型電池として機能させる電池モードと、を備え、電池モードでは、走行車両としての機能を停止することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、車両を定置型電池として使用する場合に、不要な待機電力の消費を防止できる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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