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公開番号
2025101466
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218331
出願日
2023-12-25
発明の名称
対価支払いシステム、対価支払い通知装置および対価支払い方法
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人東京国際特許事務所
主分類
G06Q
50/02 20240101AFI20250630BHJP(計算;計数)
要約
【課題】回収した糞尿に対する対価の支払いを円滑に行うとともに、作業者におけるモチベーションの増進を促す。
【解決手段】対価支払いシステムSは、畜舎において重量計102により糞尿の重量Waxを測定し、測定時の時刻Tax1に関する第1時刻データと、糞尿を重量計102から降ろした際の時刻Tax2に関する第2時刻データと、重量計102により測定した重量Waxに関する第1重量データと、を取得する。重量計102から糞尿を降ろした後、糞尿の重量を回収用の車両Vに備わる重量計103により車両上で測定した際の時刻Tbに関する第3時刻データと、重量計103により測定した重量Wbに関する第2重量データと、を取得する。これらのデータが示す時刻Tax1、Tax2、Tbおよび重量Wax、Wbをもとに、畜舎の作業者に対する対価の支払いに関する通知を行う。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
畜舎から回収した家畜の糞尿に対する対価の支払いを行う対価支払いシステムであって、
前記畜舎において糞尿の重量を第1重量計により測定した際の時刻に関する第1時刻データと、前記糞尿を前記第1重量計から降ろした際の時刻に関する第2時刻データと、前記第1重量計により測定した前記糞尿の重量に関する第1重量データと、を取得する第1データ取得手段と、
前記畜舎において前記糞尿を前記第1重量計から降ろした後、前記糞尿の重量を回収用の車両に備わる第2重量計により前記車両上で測定した際の時刻に関する第3時刻データと、前記第2重量計により測定した前記糞尿の重量に関する第2重量データと、を取得する第2データ取得手段と、
前記第1データ取得手段により取得した前記第1時刻データ、前記第2時刻データおよび前記第1重量データと、前記第2データ取得手段により取得した前記第3時刻データおよび前記第2重量データと、をもとに、前記畜舎の作業者に対する対価の支払いに関する通知を行う支払い通知手段と、を備える、対価支払いシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記作業者が保持する通信手段を含み、
前記支払い通知手段は、前記対価の支払いに関する通知を、前記通信手段を介して行う、請求項1に記載の対価支払いシステム。
【請求項3】
前記作業者が保持する通信端末と、
前記通信端末に対して通信可能に構成されたサーバと、
前記第1重量計による重量の測定後、前記第1時刻データ、前記第2時刻データおよび前記第1重量データを含む第1重量計データを前記サーバへ送信する第1データ送信手段と、
前記第2重量計による重量の測定後、前記第3時刻データおよび前記第2重量データを含む第2重量計データを前記サーバへ送信する第2データ送信手段と、をさらに備え、
前記サーバは、前記第1データ取得手段、前記第2データ取得手段および前記支払い通知手段を備え、前記対価の支払いに関する通知を、前記支払い通知手段を介して前記通信端末に送信する、請求項1に記載の対価支払いシステム。
【請求項4】
前記サーバは、前記第1データ送信手段からの前記第1重量計データの受信後、前記第2データ送信手段に対して前記第2重量計データの送信を指示し、
前記第2データ送信手段は、前記指示後、所定時間内に前記車両上の糞尿の重量に増加があった場合に、前記第2重量計データを前記サーバに送信する、請求項3に記載の対価支払いシステム。
【請求項5】
前記第1時刻データが示す時刻から前記第3時刻データが示す時刻までの時間が第1の所定時間以内であることを第1判定条件とし、前記第2時刻データが示す時刻から前記第3時刻データが示す時刻までの時間が第2の所定時間以内であることを第2判定条件とした場合に、前記第1判定条件および前記第2判定条件が満たされているか否かを夫々判定する時間条件判定手段をさらに有し、
前記支払い通知手段は、前記第1および第2判定条件がいずれも満たされた場合と、前記第1判定条件か前記第2判定条件かの少なくとも一方が満たされていない場合とで、前記対価の支払いに関する通知の内容を異ならせる、請求項1に記載の対価支払いシステム。
【請求項6】
前記第1の所定時間は、前記第2の所定時間よりも長い、請求項5に記載の対価支払いシステム。
【請求項7】
前記第2重量データが示す重量と前記第1重量データが示す重量との差分である第1差分重量を算出する差分重量算出手段と、
前記差分重量算出手段により算出した前記第1差分重量が第1の所定重量以下であるか否かを判定する重量条件判定手段と、をさらに備え、
前記支払い通知手段は、前記第1差分重量が前記第1の所定重量以下である場合とそれ以外の場合とで、前記対価の支払いに関する通知の内容を異ならせる、請求項1に記載の対価支払いシステム。
【請求項8】
前記差分重量算出手段により算出した前記第1差分重量が前記第1の所定重量よりも大きい場合に、前記第1時刻データが示す時刻から、前記第3時刻データが示す時刻後、所定時間が経過するまでの間に、前記第2重量計により測定した前記糞尿の重量に関する複数の前記第2重量データを抽出する第2重量データ抽出手段と、
前記第2重量データ抽出手段により抽出した前記複数の第2重量データが示す重量のうち、前記第1重量データが示す重量に最も近い重量を選択する第2重量データ選択手段と、
前記支払い通知手段は、前記第2重量データ選択手段により選択した重量と前記第1重量データが示す重量との差分である第2差分重量が、第2の所定重量以下である場合に、前記対価の支払いに関する通知を行う、請求項7に記載の対価支払いシステム。
【請求項9】
前記第2の所定重量は、前記第1の所定重量よりも大きい、請求項8に記載の対価支払いシステム。
【請求項10】
前記支払い通知手段は、前記対価の支払いに関する通知の内容として、対価の支払い方法の選択肢を異ならせる、請求項5から9のいずれか一項に記載の対価支払いシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対価支払いシステム、対価支払い通知装置および対価支払い方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
家畜の糞尿は、再生可能な有機性資源である。畜舎から回収した糞尿は、バイオガスプラントにおいてバイオ燃料に変換し、燃料として使用することが可能である。この際、糞尿を提供した畜舎に対し、回収糞尿の量に応じた対価を支払う必要が生じる。従来の対価支払いシステムでは、回収糞尿の重量を記載する紙媒体が用いられる。具体的には、糞尿を回収するそれぞれの畜舎において、畜舎の作業者は、糞尿を各自の重量計により測定し、糞尿の重量を紙媒体に記載する。そして、重量を記載した紙媒体をバイオガスプラントに提出し、回収糞尿の量に応じた対価の支払いを受ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-121090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来のシステムでは、対価の算定および支払いが、紙媒体がバイオガスプラントに提出された後となる。よって、畜舎の作業者は、自身の畜舎における回収作業後、回収糞尿が他の畜舎における回収を経てバイオガスプラントに到達するまで、支払いまたはその通知を待つ必要がある。さらに、回収糞尿がバイオガスプラントに到達した後、個々の畜舎における糞尿の回収量の確認に時間を要する場合は、対価の支払いがさらに先に延びることも懸念される。そして、このような支払いの遅延により、糞尿の回収に対する作業者のモチベーションに低下を来たすことが懸念される。
【0005】
このような実情に鑑み、本発明は、対価の支払いを適時に行うとともに、作業者におけるモチベーションの増進を促し、作業効率の向上を図ることができる対価支払いシステム、対価支払い通知装置および対価支払い方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するため、本発明の一形態に係る対価支払いシステムは、畜舎から回収した家畜の糞尿に対する対価の支払いを行う対価支払いシステムであって、前記畜舎において糞尿の重量を第1重量計により測定した際の時刻に関する第1時刻データと、前記糞尿を前記第1重量計から降ろした際の時刻に関する第2時刻データと、前記第1重量計により測定した前記糞尿の重量に関する第1重量データと、を取得する第1データ取得手段と、前記畜舎において前記糞尿を前記第1重量計から降ろした後、前記糞尿の重量を回収用の車両に備わる第2重量計により前記車両上で測定した際の時刻に関する第3時刻データと、前記第2重量計により測定した前記糞尿の重量に関する第2重量データと、を取得する第2データ取得手段と、前記第1データ取得手段により取得した前記第1時刻データ、前記第2時刻データおよび前記第1重量データと、前記第2データ取得手段により取得した前記第3時刻データおよび前記第2重量データと、をもとに、前記畜舎の作業者に対する対価の支払いに関する通知を行う支払い通知手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一形態によれば、畜舎における回収作業の終了後、適時に作業を評価し、対価の支払いに関する通知を行うことが可能となる。これにより、作業者におけるモチベーションの増進を促すとともに、回収作業の効率化を通じて、糞尿の回収量の確保および増大、さらに、回収時間の短縮を図ることが可能となる。作業が適切ではなかったり、作業自体が行われていなかったりした場合は、これを把握して、作業の適切な遂行を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る対価支払いシステムの全体的な構成を示す概略図である。
同上実施形態に係る対価支払いシステムの動作説明図である。
同上対価支払いシステムにおいて、畜舎に備わる重量計(据付重量計)が行う動作を示すフローチャートである。
同上対価支払いシステムにおいて、糞尿回収用の車両に備わる重量計(車上重量計)が行う動作を示すフローチャートである。
同上対価支払いシステムにおいて、バイオガスプラントに備わるサーバが行う動作を示すフローチャートである。
同上対価支払いシステムにおいて、サーバが行う評価判定の内容を示すフローチャートである。
同上対価支払いシステムにおいて、畜舎の作業者が保持する携帯端末が行う動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る対価支払いシステムSの全体的な構成を示す概略図である。
(【0011】以降は省略されています)
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