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公開番号2025091103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206108
出願日2023-12-06
発明の名称車両用制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60L 53/16 20190101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】充電コネクタを取り外すタイミングで充電インレットの解氷を完了させることができ、かつ、ヒータの消費電力を抑制することができる車両用制御装置を提供すること。
【解決手段】充電制御部10は、充電インレット4からの充電コネクタ21の取り外しが予測される時刻である予測時刻を、電池の充電状態またはユーザの設定に基づいて決定する(ステップS1)。充電制御部10は、ヒータ5の作動により充電インレット4が凍結温度から解氷温度に昇温する解氷時刻を、外気温に基づいて算出する(ステップS5)。充電制御部10は、解氷時刻が予測時刻と一致するようにヒータ5の作動を開始する(ステップS8)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外部電源に繋がる充電コネクタが接続される充電インレットと、
前記充電インレットを介して前記外部電源から供給される電力により充電される電池と、
前記充電インレットを昇温するヒータと、を備える車両に搭載される車両用制御装置 であって、
前記ヒータの作動を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記ヒータの作動により前記充電インレットが凍結温度から解氷温度に昇温する解氷時刻を、外気温に基づいて算出し、
前記充電インレットからの前記充電コネクタの取り外しが予測される時刻である予測時刻を、前記電池の充電状態またはユーザの設定に基づいて決定し、
前記解氷時刻が前記予測時刻と一致するように前記ヒータの作動を開始することを特徴とする車両用制御装置 。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ヒータの作動により前記充電インレットが凍結温度から解氷温度に昇温するのに要する解氷時間を算出し、
前記予測時刻の前記解氷時間だけ前から前記ヒータの作動を開始することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置 。
【請求項3】
前記制御部は、前記解氷時間を、前記外気温と、前記外気温における前記ヒータの昇温特性とに基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載の車両用制御装置 。
【請求項4】
前記予測時刻は、前記電池の充電が完了する時刻であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用制御装置 。
【請求項5】
前記予測時刻は、ユーザによって設定される車両の使用予定時刻であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用制御装置 。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外部充電を行う車両において、充電インレットの付近にヒータを設け、積雪量に応じてヒータを加熱することで充電インレットの凍結を防止する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7299727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、充電インレットの凍結の解除後にヒータを停止しているため、実際に充電インレットからコネクタを取り外すときには充電インレットが再度凍結してしまうという問題があった。一方、実際に充電インレットからコネクタを取り外すときまでヒータを通電し続けた場合、消費電力が増えてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、充電コネクタを取り外すタイミングで充電インレットの解氷を完了させることができ、かつ、ヒータの消費電力を抑制することができる車両用制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用制御装置は、外部電源に繋がる充電コネクタが接続される充電インレットと、前記充電インレットを介して前記外部電源から供給される電力により充電される電池と、前記充電インレットを昇温するヒータと、を備える車両に搭載される車両用制御装置 であって、前記ヒータの作動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記ヒータの作動により前記充電インレットが凍結温度から解氷温度に昇温する解氷時刻を、外気温に基づいて算出し、前記充電インレットからの前記充電コネクタの取り外しが予測される時刻である予測時刻を、前記電池の充電状態またはユーザの設定に基づいて決定し、前記解氷時刻が前記予測時刻と一致するように前記ヒータの作動を開始することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、充電コネクタを取り外すタイミングで充電インレットの解氷を完了させることができ、かつ、ヒータの消費電力を抑制することができる車両用制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を搭載する車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置が制御するヒータの昇温特性を示す図である。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、外部電源に繋がる充電コネクタが接続される充電インレットと、充電インレットを介して外部電源から供給される電力により充電される電池と、充電インレットを昇温するヒータと、を備える車両に搭載される車両用制御装置 であって、ヒータの作動を制御する制御部を備え、制御部は、ヒータの作動により充電インレットが凍結温度から解氷温度に昇温する解氷時刻を、外気温に基づいて算出し、充電インレットからの充電コネクタの取り外しが予測される時刻である予測時刻を、電池の充電状態またはユーザの設定に基づいて決定し、解氷時刻が予測時刻と一致するようにヒータの作動を開始することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用制御装置は、充電コネクタを取り外すタイミングで充電インレットの解氷を完了させることができ、かつ、ヒータの消費電力を抑制することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用制御装置を備える車両について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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