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公開番号2025075232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186245
出願日2023-10-31
発明の名称車両浄化装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250508BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ステアリングホイール全周に亘って、自動殺菌可能な車両浄化装置を提供する。
【解決手段】車両浄化装置1は、ステアリングホイール101を回転駆動させる駆動源21と、駆動源21を制御する第1制御部51と、ステアリングホイール101の表面の一部に紫外線を照射する第1紫外線照射部31と、ステアリングホイール101の表面の残部の一部に紫外線を照射する第2紫外線照射部33と、第1紫外線照射部31および第2紫外線照射部33を制御する第2制御部53と、を備え、第2制御部53が、第1紫外線照射部31および第2紫外線照射部33をON時に、第1制御部51は、第1紫外線照射部31および第2紫外線照射部33の少なくとも一方からの紫外線がステアリングホイール101の表面の残部の他部に照射されるようにステアリングホイール101を回転させてステアリングホイール101の表面全部に亘って紫外線を照射させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングホイールを回転駆動させる駆動源と、
前記駆動源の動作を制御する第1制御部と、
車両の室内に設けられ、前記ステアリングホイールの表面の一部に紫外線を照射する第1紫外線照射部と、
前記車両の前記室内の前記第1紫外線照射部とは異なる箇所に設けられ、前記ステアリングホイールの前記表面の残部の一部に紫外線を照射する第2紫外線照射部と、
前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONまたはOFFにする第2制御部と、を備え、
前記第2制御部が、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONにした場合に、前記第1制御部は、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部の少なくとも一方からの紫外線が前記ステアリングホイールの前記表面の前記残部の他部に照射されるように前記ステアリングホイールを回転させて前記ステアリングホイールの前記表面の全部に亘って前記紫外線を照射させる車両浄化装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記車両の走行および停止を検知する第1検知部と、
前記車両の前記室内における搭乗者の有無を検知する第2検知部と、を備え、
前記第1検知部が前記車両の停止を検知し、かつ、前記第2検知部が前記室内に搭乗者がいないことを検知した場合に、前記第2制御部は、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONにする請求項1に記載の車両浄化装置。
【請求項3】
前記車両のドアの開閉を検知する第3検知部を備え、
前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部がONの間に、前記第3検知部が前記ドアの開きを検知した場合に、前記第2制御部は、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をOFFにする請求項1に記載の車両浄化装置。
【請求項4】
前記車両の室外から視認可能に前記室内に設けられ、可視光を発光する可視光発光部を備え、
前記第2制御部は、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONにした場合に、さらに前記可視光発光部をONにする請求項1に記載の車両浄化装置。
【請求項5】
前記第2制御部が、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONからOFFにした後に、前記第1制御部は、回転させた前記ステアリングホイールを、回転前の初期位置、または、水平位置に調整する請求項1に記載の車両浄化装置。
【請求項6】
前記第1制御部は、前記ステアリングホイールを回転させながら、前記車両の微速前進、微速後退、または、前記微速前進および前記微速後退の交互繰り返しを行う請求項1に記載の車両浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、車両浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両の室内において、紫外光により照射部位を除菌する車両用室内灯が知られている。車両用室内灯は、車室に固定される灯具ボディと、灯具ボディ内に設けれ、紫外光を発光する紫外光源と、紫外光源を覆うように配されるとともに紫外光源から車室内に向けて照射される紫外光を透光する透光カバーと、を備えている。紫外線光源は、例えば、殺菌用紫外線ランプである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-254673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の室内に設けられた殺菌用紫外線ランプは、紫外線を照射して、乗車時、降車時および車両運転時に搭乗者の手や体が接触する室内の部品を殺菌する。室内の部品は、例えば、ステアリングホイール、パーキングブレーキレバー、ドアトリムおよびシートである。
【0005】
ステアリングホイールは、運転者が長時間、高頻度で手を触れるため、細菌やウイルスが付着し易い部品である。そのため、ステアリングホイールは、その全周に亘って十分に殺菌される必要がある。しかしながら、一般的なステアリングホイールは、シート等の部品の形状と比して複雑な形状、例えば円形断面の輪の形状を有している。そのような形状のステアリングホイールに一方向から紫外線を照射しただけでは紫外線の当たらない死角、陰が必ずできてしまう。したがって、ステアリングホイールを全周に亘って自動で殺菌することは極めて困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、ステアリングホイールを全周に亘って自動で殺菌可能な車両浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る車両浄化装置は、ステアリングホイールを回転駆動させる駆動源と、前記駆動源の動作を制御する第1制御部と、車両の室内に設けられ、前記ステアリングホイールの表面の一部に紫外線を照射する第1紫外線照射部と、前記車両の前記室内の前記第1紫外線照射部とは異なる箇所に設けられ、前記ステアリングホイールの前記表面の残部の一部に紫外線を照射する第2紫外線照射部と、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONまたはOFFにする第2制御部と、を備え、前記第2制御部が、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部をONにした場合に、前記第1制御部は、前記第1紫外線照射部および前記第2紫外線照射部の少なくとも一方からの紫外線が前記ステアリングホイールの前記表面の前記残部の他部に照射されるように前記ステアリングホイールを回転させて前記ステアリングホイールの前記表面の全部に亘って前記紫外線を照射させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、ステアリングホイールを全周に亘って自動で殺菌可能な車両浄化装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車両浄化装置のブロック図。
図2(A)は、本発明の実施形態に係る車両浄化装置が浄化対象とするステアリングホイール101の概略図であり、図2(B)は、図2(A)のA-A断面の拡大図。
本発明の実施形態に係る車両浄化装置が備える紫外線照射部とステアリングホイールとの位置関係を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態に係る車両浄化装置について、図1から図3を参照して説明する。なお、複数の図面中の、同じまたは相当する構成には同一の符号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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