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公開番号2025082530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195921
出願日2023-11-17
発明の名称ダンパ装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F16F 15/04 20060101AFI20250522BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】出力側のカムの機能を出力部材に設けることにより、部品点数を低減して小型化を図ることができるダンパ装置を提供すること。
【解決手段】ダンパ装置4は、入力軸2と同軸上に設けられ、入力軸2から回転トルクが伝達される入力側カム部材6と、入力軸2の軸方向で入力側カム部材6と出力ギヤ3の間に配置され、入力側カム部材6と出力ギヤ3との間で動力を伝達するテーパローラ8と、入力側カム部材6と出力ギヤ3とが入力軸2の軸方向で接近する方向に付勢する皿ばね9とを備えている。入力側カム部材6は、テーパローラ8が転動する凹状の転動面6sを有し、転動面6sに対向する出力ギヤ3の対向面3aに、テーパローラ8が転動する凹状の転動面3sが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源から動力が伝達される入力軸と、前記入力軸と同軸上に配置された出力部材との間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置であって、
前記入力軸と同軸上に設けられ、前記入力軸から回転トルクが伝達される入力側カム部材と、
前記入力軸の軸方向で前記入力側カム部材と前記出力部材との間に配置され、前記入力側カム部材と前記出力部材との間で動力を伝達するテーパローラと、
前記入力側カム部材と前記出力部材とが前記入力軸の軸方向で接近する方向に付勢する付勢部材とを備え、
前記入力側カム部材は、前記テーパローラが転動する凹状の入力側転動面を有し、
前記入力側転動面に対向する前記出力部材の側面に、前記テーパローラが転動する凹状の出力側転動面が形成されていることを特徴とするダンパ装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記出力部材は、前記入力軸の外周部に前記入力軸と相対回転自在に配置されており、
前記入力側カム部材は、前記入力軸の外周部に前記入力軸と一体回転するように配置されており、
前記入力側転動面は、外径側が開放されており、
前記出力部材は、前記出力側転動面の径方向の外端部から前記入力軸の軸方向に延びる環状部を有し、
前記テーパローラは、前記環状部の径方向内方に入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
【請求項3】
前記入力側カム部材は、前記入力側転動面の径方向の内端部から前記入力軸の軸方向に延び、前記入力軸に連結される筒状部を有し、
前記筒状部は、前記出力部材と前記入力軸との間に入り込んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンパ装置。
【請求項4】
前記出力部材は、出力ギヤから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンパ装置。
【請求項5】
前記出力部材は、出力ギヤから構成されていることを特徴とする請求項3に記載のダンパ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダンパ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力軸部材と出力軸部材との間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このダンパ装置は、内燃機関のクランクシャフト、電動モータからの駆動力が入力される入力軸部材と、入力軸部材から離れる方向に移動不可能に支持されている出力軸部材と、それぞれ回転軸方向にて互いに対向する対向部分を有するように入力軸部材と出力軸部材との間に放射状に配置されたカム機構を有する。
【0004】
カム機構は、クランクシャフトのフランジ部、電動モータ軸に固定された入力側カムと、出力軸部材に回転不可能かつ回転軸方向に移動可能に支持された出力側カムと、入力側カムの対向部分上に半径方向に延びる軸で回転可能に支持されたダンパベアリングと、出力側カムの対向部分をダンパベアリングの外周部に当接させるように出力側カムを回転軸方向に付勢する付勢部材とを有し、入力側カムの対向部分が、ダンパベアリングの一部を受け入れ可能とするように入力側カムの対向面に対して凹む受入部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7153226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のダンパ装置にあっては、入力軸部材と別体の入力側カム、出力軸部材と別体の出力側カム、ダンパベアリングおよび付勢部材を有するので、ダンパ装置の部品点数が増大してダンパ装置が大型化するおそれがあり、未だ、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、出力側のカムの機能を出力部材に設けることにより、部品点数を低減して小型化を図ることができるダンパ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、駆動源から動力が伝達される入力軸と、前記入力軸と同軸上に配置された出力部材との間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置であって、前記入力軸と同軸上に設けられ、前記入力軸から回転トルクが伝達される入力側カム部材と、前記入力軸の軸方向で前記入力側カム部材と前記出力部材との間に配置され、前記入力側カム部材と前記出力部材との間で動力を伝達するテーパローラと、前記入力側カム部材と前記出力部材とが前記入力軸の軸方向で接近する方向に付勢する付勢部材とを備え、前記入力側カム部材は、前記テーパローラが転動する凹状の入力側転動面を有し、前記入力側転動面に対向する前記出力部材の側面に、前記テーパローラが転動する凹状の出力側転動面が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように上記の本発明によれば、出力側のカムの機能を出力部材に設けることにより、ダンパ装置の部品点数を低減してダンパ装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係るダンパ装置を備えた動力伝達装置の分解斜視図である。
図2は、本発明の一実施例に係るダンパ装置を備えた動力伝達装置の縦断面図である。
図3は、本発明の一実施例に係るダンパ装置をテーパローラの軸線方向から見た図であり、伝達されるトルクに急激な変動が発生していないときの入力側カム部材と出力ギヤの状態を示す図である。
図4は、本発明の一実施例に係るダンパ装置をテーパローラの軸線方向から見た図であり、急激なトルク変動が発生したときの入力側カム部材と出力ギヤの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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