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公開番号
2025086553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200610
出願日
2023-11-28
発明の名称
車両用電源装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250602BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】外部充電中に車載バッテリの電力で電気機器を使用可能な機会を増やすことができ、利便性を向上させることができる車両用電源装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、DCACコンバータにより高電圧バッテリの電力を交流電力に変換して給電するDCAC給電を、高電圧バッテリの充電状態または放電可能電力である高電圧バッテリ能力が所定の給電許可閾値以上の場合(ステップS7でYES)に許可する(ステップS8)。ECUは、高電圧バッテリの非外部充電中は(ステップS4でNO)、給電許可閾値を第1閾値に設定し(ステップS6)、高電圧バッテリの外部充電中は(ステップS4でYES)、給電許可閾値を第1閾値より小さい第2閾値に設定する(ステップS5)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
停車中に車両外部からの外部充電が可能で、少なくとも走行用のモータに電力を供給するバッテリと、
前記バッテリの電力を交流電力に変換するDCACコンバータと、を備える車両用電源装置であって、
前記DCACコンバータにより前記バッテリの電力を交流電力に変換して給電するDCAC給電を、前記バッテリの充電状態または放電可能電力であるバッテリ能力が所定の給電許可閾値以上の場合に許可する制御部を備え、
前記制御部は、
前記バッテリの非外部充電中は、前記給電許可閾値を第1閾値に設定し、
前記バッテリの外部充電中は、前記給電許可閾値を前記第1閾値より小さい第2閾値に設定することを特徴とする車両用電源装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記第1閾値は、前記モータによる走行時に所定の走行性能を維持可能な値より大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
【請求項3】
前記バッテリの電圧を所定の補機系電圧へ降圧して補機系に給電するDCDCコンバータを備え、
前記第2閾値は、前記DCDCコンバータが作動可能な値より大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電源装置。
【請求項4】
前記第2閾値は、前記補機系の消費電力を賄うことが可能な値より大きいことを特徴とする請求項3に記載の車両用電源装置。
【請求項5】
前記バッテリは、車両外部の直流電源または交流電源からの外部充電が可能であり、
前記直流電源からの外部充電を行う場合の前記第2閾値は、前記交流電源からの外部充電を行う場合の前記第2閾値よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
【請求項6】
前記制御部は、車内に乗員が不在の場合は、前記第2閾値を前記第1閾値と等しくすることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用電源装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、高圧バッテリからインバータを介してアクセサリコンセントに供給可能な許容消費電力を算出するECUを備える車両用電源装置が開示されている。特許文献1に記載の車両用電源装置において、ECUは、高圧バッテリのSOCが所定値を上回っている場合は許容消費電力を所定の高電力に維持し、SOCが所定値を下回っている場合はそのSOCが小さくなるほど許容消費電力を段階的に小さくし、算出された許容消費電力を上限として電気製品に電力が供給されるようにインバータの作動を許可している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-282837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、SOCが所定値を下回っている場合はそのSOCが小さくなるほど許容消費電力を段階的に小さくしているため、外部からの電力を使用可能な外部充電中であっても、SOCが十分に回復するまでは許容消費電力が低く設定されてしまい、電気機器に電力を供給することができない場合があった。
【0005】
本発明は、外部充電中に車載バッテリの電力で電気機器を使用可能な機会を増やすことができ、利便性を向上させることができる車両用電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用電源装置は、停車中に車両外部からの外部充電が可能で、少なくとも走行用のモータに電力を供給するバッテリと、前記バッテリの電力を交流電力に変換するDCACコンバータと、を備える車両用電源装置であって、前記DCACコンバータにより前記バッテリの電力を交流電力に変換して給電するDCAC給電を、前記バッテリの充電状態または放電可能電力であるバッテリ能力が所定の給電許可閾値以上の場合に許可する制御部を備え、前記制御部は、前記バッテリの非外部充電中は、前記給電許可閾値を第1閾値に設定し、前記バッテリの外部充電中は、前記給電許可閾値を前記第1閾値より小さい第2閾値に設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、外部充電中に車載バッテリの電力で電気機器を使用可能な機会を増やすことができ、利便性を向上させることができる車両用電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用電源装置を搭載する車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用電源装置の第1のDCAC給電可否決定動作の流れを示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用電源装置の第2のDCAC給電可否決定動作の流れを示すフローチャートである。
図4は、本発明の一実施例に係る車両用電源装置の第3のDCAC給電可否決定動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用電源装置は、停車中に車両外部からの外部充電が可能で、少なくとも走行用のモータに電力を供給するバッテリと、バッテリの電力を交流電力に変換するDCACコンバータと、を備える車両用電源装置であって、DCACコンバータによりバッテリの電力を交流電力に変換して給電するDCAC給電を、バッテリの充電状態または放電可能電力であるバッテリ能力が所定の給電許可閾値以上の場合に許可する制御部を備え、制御部は、バッテリの非外部充電中は、給電許可閾値を第1閾値に設定し、バッテリの外部充電中は、給電許可閾値を第1閾値より小さい第2閾値に設定することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用電源装置は、外部充電中に車載バッテリの電力で電気機器を使用可能な機会を増やすことができ、利便性を向上させることができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用電源装置を備える車両について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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