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公開番号2025071668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182038
出願日2023-10-23
発明の名称鞍乗型車両
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 35/00 20060101AFI20250428BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ガスタンクとサスペンションをコンパクトに設置して小型化を図る。
【解決手段】鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する。鞍乗型車両には、車体の骨格を形成する車体フレーム(10)と、ガス燃料を貯蔵する長尺のガスタンク(60)と、車体の振動を吸収するサスペンション(36)と、が設けられている。車体フレームの下部は、ガスタンクを支持するタンクブラケット(71)と、サスペンションを支持するサスペンションブラケット(75)と、を有している。ガスタンクが長手方向を前後に向けてタンクブラケットに支持され、ガスタンクの下方でサスペンションが長手方向を前後に向けてサスペンションブラケットに支持されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、
車体の骨格を形成する車体フレームと、
ガス燃料を貯蔵する長尺のガスタンクと、
車体の振動を吸収するサスペンションと、を備え、
前記車体フレームの下部は、前記ガスタンクを支持するタンクブラケットと、前記サスペンションを支持するサスペンションブラケットと、を有し、
前記ガスタンクが長手方向を前後に向けて前記タンクブラケットに支持され、前記ガスタンクの下方で前記サスペンションが長手方向を前後に向けて前記サスペンションブラケットに支持されていることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記タンクブラケットの下方に前記サスペンションブラケットが位置していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記タンクブラケットが前後に離間した一対のタンクブラケットであり、
前記サスペンションの前端部が前記サスペンションブラケットの支持穴に支持され、
後側のタンクブラケットの後端が前記サスペンションブラケットの支持穴よりも後方に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記車体フレームは、前記ガスタンクの両側方に位置する一対のフレーム部と、前記一対のフレーム部の下部を接続するブリッジ部と、を有し、
前記タンクブラケットが前記一対のフレーム部の下部を接続し、前記サスペンションブラケットが前記ブリッジ部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、燃料電池で発電した電気を用いて走行する燃料電池車両が開発されている。燃料電池車両では、水素タンク内の水素ガスと空気中の酸素を燃料電池内で化学反応させて発電し、その発電した電気をモータに供給することで車輪を駆動している。また、燃料電池車両の他にも、水素ガスをガス燃料として燃焼させて、燃焼エネルギーを利用して走行するガス燃料エンジンを備えた鞍乗型車両も開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、エンジン前方でフロアボードの下方にガスタンクが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平04-283128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、鞍乗型車両ではサスペンションを水平に設置する構成が考えられるが、サスペンションの前方に大型のガスタンクが設置されると、車両の大型化によって取り回しの悪化、車両重量の増加、旋回性の悪化が生じるおそれがある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ガスタンクとサスペンションをコンパクトに設置して小型化を図ることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、車体の骨格を形成する車体フレームと、ガス燃料を貯蔵する長尺のガスタンクと、車体の振動を吸収するサスペンションと、を備え、前記車体フレームの下部は、前記ガスタンクを支持するタンクブラケットと、前記サスペンションを支持するサスペンションブラケットと、を有し、前記ガスタンクが長手方向を前後に向けて前記タンクブラケットに支持され、前記ガスタンクの下方で前記サスペンションが長手方向を前後に向けて前記サスペンションブラケットに支持されていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、車体フレームの下部でガスタンクとサスペンションの長手方向が前後に向けられた状態で、ガスタンクの下方にサスペンションが位置付けられる。ガスタンクにサスペンションが近づけられ、ガスタンクとサスペンションがコンパクトに設置されて鞍乗型車両の小型化が図られる。これにより、車両の取り回しが改善され、車両重量の増加が抑えられ、走行時の車両の旋回性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の車両内部構造の左側面図である。
本実施例の車両内部構造の右側面図である。
本実施例の車体中央部の左側面図である。
本実施例の車体中央部の上面図である。
本実施例のガスタンク周辺の下面図である。
本実施例のガスタンク周辺の左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行している。車体フレームによって車体の骨格が形成され、車体フレームの下部にはタンクブラケットとサスペンションブラケットが設けられている。タンクブラケットにはガス燃料を貯蔵する長尺のガスタンクが長手方向を前後に向けて支持されている。サスペンションブラケットには車体の振動を吸収するサスペンションがガスタンクの下方で長手方向を前後に向けて支持されている。車体フレームの下部でガスタンクとサスペンションの長手方向が前後に向けられた状態で、ガスタンクの下方にサスペンションが位置付けられる。ガスタンクにサスペンションが近づけられ、ガスタンクとサスペンションがコンパクトに設置されて鞍乗型車両の小型化が図られる。これにより、車両の取り回しが改善され、車両重量の増加が抑えられ、走行時の車両の旋回性が向上される。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の車両内部構造の左側面図である。図2は本実施例の車両内部構造の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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