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公開番号
2025082529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195920
出願日
2023-11-17
発明の名称
動力伝達装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16F
15/121 20060101AFI20250522BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】動力伝達装置の軸長を短くして、小型化を図ることができる動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】動力伝達装置1は、モータ26のモータ軸26Aが連結される入力軸2と、入力軸2に相対回転自在に連結され、入力軸2と平行に配置された第1の減速軸21の一次減速ドリブンギヤ22に噛み合う一次減速ドライブギヤ3とを有し、モータ26の動力を一次減速ドライブギヤ3から一次減速ドリブンギヤ22を介して第1の減速軸21に伝達する。これに加えて、動力伝達装置1は、入力軸2と同軸上に設けられ、入力軸2と一次減速ドライブギヤ3との間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置4を有し、入力軸2の軸方向でモータ26とダンパ装置4の間に一次減速ドライブギヤ3が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータが連結される入力軸と、
前記入力軸に相対回転自在に連結され、前記入力軸と平行に配置された減速軸の減速ギヤに噛み合う出力ギヤとを有し、
前記モータの動力を前記出力ギヤから前記減速ギヤを介して前記減速軸に伝達する動力伝達装置であって、
前記入力軸と同軸上に設けられ、前記入力軸と前記出力ギヤとの間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置を有し、
前記入力軸の軸方向で前記モータと前記ダンパ装置の間に前記出力ギヤが配置されていることを特徴とする動力伝達装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記入力軸は、第1の入力軸部と、前記第1の入力軸部よりも径寸法が小さい第2の入力軸部とを有し、
前記出力ギヤは、前記第2の入力軸部に相対回転自在に取付けられているとともに、前記第1の入力軸部と前記第2の入力軸部との間に形成される段部によって前記入力軸の軸方向に位置決めされており、
前記ダンパ装置は、前記出力ギヤを前記段部に押し付ける付勢部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項3】
前記入力軸は、前記入力軸の軸方向で前記第2の入力軸部に対して前記第1の入力軸部と反対側に位置し、前記第2の入力軸部よりも径寸法が小さい第3の入力軸部を有し、
前記ダンパ装置は、前記第2の入力軸部に配置され、前記第3の入力軸部に螺合される螺合部材によって前記出力ギヤ側に押し付けられることにより、前記第2の入力軸部に取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の動力伝達装置。
【請求項4】
前記入力軸は、前記入力軸の軸方向で前記第3の入力軸部に対して前記第2の入力軸部と反対側に位置し、前記第3の入力軸部よりも径寸法が小さい第4の入力軸部を有し、
前記第4の入力軸部に軸受が取付けられており、
前記入力軸は、前記軸受を介して動力伝達ケースに回転自在に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置。
【請求項5】
前記ダンパ装置は、
前記入力軸に連結され、前記入力軸から回転トルクが伝達される入力側カム部材と、
前記入力側カム部材と同軸上で前記入力側カム部材に対向して配置され、前記入力側カム部材と相対回転自在となるように前記出力ギヤに連結される出力側カム部材と、
前記入力側カム部材と前記出力側カム部材の間に配置され、前記入力側カム部材と前記出力側カム部材との間で動力を伝達するテーパローラと有し、
前記付勢部材は、前記入力側カム部材と前記出力側カム部材が接近する方向に付勢していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
【請求項6】
モータが連結される入力軸と、
前記入力軸に相対回転自在に連結され、前記入力軸と平行に配置された減速軸の減速ギヤに噛み合う出力ギヤとを有し、
前記モータの動力を前記出力ギヤから前記減速ギヤを介して前記減速軸に伝達する動力伝達装置であって、
トルク変動を吸収するダンパ装置が動力伝達装置の中で最小トルクとなる位置に設置されていることを特徴とする動力伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、入力軸部材と出力軸部材との間で伝達されるトルク変動を吸収するカム機構(ダンパ装置)を備えた動力伝達装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この動力伝達装置は、内燃機関のクランクシャフトの駆動力が入力される入力軸部材と、入力軸部材から離れる方向に移動不可能に支持されている出力軸部材と、それぞれ回転軸方向にて互いに対向する対向部分を有するように入力軸部材と出力軸部材との間に放射状に配置されたカム機構を有する。
【0004】
カム機構は、クランクシャフトのフランジ部、入力軸部材に固定された入力側カムと、出力軸部材に回転不可能かつ回転軸方向に移動可能に支持された出力側カムと、入力側カムの対向部分上に半径方向に延びる軸で回転可能に支持されたダンパベアリングと、出力側カムの対向部分をダンパベアリングの外周部に当接させるように出力側カムを回転軸方向に付勢する付勢部材とを有し、入力側カムの対向部分が、ダンパベアリングの一部を受け入れ可能とするように入力側カムの対向面に対して凹む受入部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7153226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の動力伝達装置にあっては、入力軸部材の軸方向で、入力軸部材、カム機構(入力側カム、出力側カム、ダンパベアリングおよび付勢部材)および出力軸部材の順に配置されているので、動力伝達装置の軸長が長くなり、動力伝達装置が大型化するおそれがあり、未だ、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、動力伝達装置の軸長を短くして、小型化を図ることができる動力伝達装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、モータが連結される入力軸と、前記入力軸に相対回転自在に連結され、前記入力軸と平行に配置された減速軸の減速ギヤに噛み合う出力ギヤとを有し、前記モータの動力を前記出力ギヤから前記減速ギヤを介して前記減速軸に伝達する動力伝達装置であって、前記入力軸と同軸上に設けられ、前記入力軸と前記出力ギヤとの間で伝達されるトルク変動を吸収するダンパ装置を有し、前記入力軸の軸方向で前記モータと前記ダンパ装置の間に前記出力ギヤが配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように上記の本発明によれば、動力伝達装置の軸長を短くして、動力伝達装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係る動力伝達装置の構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る動力伝達装置のダンパ装置、入力軸および出力ギヤの分解図である。
図3は、本発明の一実施例に係る動力伝達装置のダンパ装置、入力軸および出力ギヤの縦断面図である。
図4は、本発明の一実施例に係る動力伝達装置のダンパ装置をテーパローラの軸線方向から見た図であり、伝達されるトルクに急激な変動が発生していないときの入力側カム部材と出力側カム部材の状態を示す図である。
図5は、本発明の一実施例に係る動力伝達装置のダンパ装置をテーパローラの軸線方向から見た図であり、急激なトルク変動が発生したときの入力側カム部材と出力側カム部材の状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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