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公開番号2025031022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136960
出願日2023-08-25
発明の名称座金組込みねじ
出願人日東精工株式会社
代理人
主分類F16B 43/00 20060101AFI20250228BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】
弾性リングの脱落を防止可能な座金組込みねじを提供する。
【解決手段】
頭部21と、この頭部21に一体成形され、外周にねじ山251が形成された軸部23と、前記頭部21の座面に配置される弾性リング30と、前記軸部23の首下部24に組み付けられ、前記弾性リング30を下方から支持する座金26と、から構成されていることを特徴とする座金組込みねじ10による。これにより、座金26が弾性リング30を下方から支持しているため、弾性リング30の脱落が防止される等の利点がある。また、頭部21が着座した際には、前記座金26が軸部23の軸方向を移動し弾性リング30の内側に収容されるように構成されていることが好ましい。弾性リング26は、頭部21の座面および被締結部材40によって上下から挟まれて双方と密着し気密性を発揮する等の利点も有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
頭部と、
この頭部に一体成形され、外周にねじ山が形成された軸部と、
前記頭部の座面に配置される弾性リングと、
前記軸部の首下部に組み付けられ、前記弾性リングを下方から支持する座金と、
から構成されていることを特徴とする座金組込みねじ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
頭部が着座した際には、前記座金が軸部の軸方向を移動し弾性リングの内側に収容されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の座金組込みねじ。
【請求項3】
前記座金は、弾性リングの内側に収容された際に、弾性リングから露出しない厚みに設定されていることを特徴とする請求項2に記載の座金組込みねじ。
【請求項4】
前記頭部の座面には、軸部との境界部分に沿って円環形状の逃がし溝が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の座金組込みねじ。
【請求項5】
前記頭部には、座面から突出する段部が設けられ、その段部の外周に沿って弾性リングが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の座金組込みねじ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シール機能を備える座金組込みねじに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示されるように座面に円環形状の段部が形成された頭部と、この頭部と連続し、外周にねじ山が形成された軸部と、前記頭部の段部外周に沿うように取り付けられる弾性リングとを有し、頭部が被締結部材に着座したとき弾性リングが被締結部材に押圧されて変形することにより、シール機能を発揮するように構成された座金組込みねじが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭46-21289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の座金組込みねじは、運搬中に振動などの影響によって弾性リングが頭部の段部から脱落することがあった。
【0005】
そのため、本発明は、弾性リングが脱落しにくい座金組込みねじの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、頭部と、この頭部に一体成形され、外周にねじ山が形成された軸部と、前記頭部の座面に配置される弾性リングと、前記軸部の首下部に組み付けられ、前記弾性リングを下方から支持する座金と、から構成されていることを特徴とする座金組込みねじ。
また、頭部が着座した際には、前記座金が軸部の軸方向を移動し弾性リングの内側に収容されるように構成されていることが好ましい。
また、前記座金は、弾性リングの内側に収容された際に、弾性リングから露出しない厚みに設定されていることが好ましい。
また、前記頭部の座面には、軸部との境界部分に沿って円環形状の逃がし溝が設けられていることが好ましい。
また、前記頭部には、座面から突出する段部が設けられ、その段部の外周に沿って弾性リングが配置されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る座金組込みねじによれば、座金が弾性リングを下方から支持しているため、弾性リングの脱落が防止される等の利点がある。
また、座金が弾性リングの内側に収容されるように構成されているため、頭部が着座したとき、弾性リングは、頭部の座面および被締結部材によって上下から挟まれて双方と密着し気密性を発揮する等の利点もある。
また、座金は、弾性リングの内側に収容された際に、弾性リングから露出しない厚みに設定されているため気密性を阻害しない等の利点もある。
また、頭部の座面には軸部との境界部分に逃がし溝が設けられているため、座金が頭部の座面と確実に密着し気密性を向上させる等の利点もある。
また、段部の外周に沿って弾性リングが配置されているため、弾性リングの横方向への位置ずれがなくなり、弾性リングの脱落が防止される等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る座金組込みねじの構造を示す一部断面側面図である。
本発明に係る座金組込みねじを締結部材と螺合させる前の状態を示す一部断面側面図である。
本発明に係る座金組込みねじを締結部材と螺合させた後の状態を示す一部断面側面図である。
本発明に係る座金組込みねじの第2の実施形態を示す一部断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において10は、被締結部材50に締結される座金組込みねじ10であり、この座金組込みねじ10は、ねじ部品20と、このねじ部品20に装着された弾性リング30とから構成されている。
【0010】
前記ねじ部品20は、図1に示すように頭部21と軸部23とが一体形成された頭付き棒状部材である。このねじ部品20の頭部21は、その上面に締結工具が嵌合可能な略六角形状の嵌合孔211が形成された円板形状に構成されており、下部には、同一軸線上に当該頭部21の外径より小さい略円板形状の段部22が設けられている。この段部22には、同一軸線上に軸部23が連続しており、当該段部22の座面には、前記軸部23との境界部分に沿って上方に凹む円環形状の逃がし溝221が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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