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公開番号
2025106169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-14
出願番号
2024233167
出願日
2024-12-27
発明の名称
ワンウェイベアリング
出願人
個人
代理人
個人
主分類
F16D
41/067 20060101AFI20250707BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】材料を変更することで重量を軽量化することができ、断裂や破裂が生じにくく、使用寿命を効果的に延長できるワンウェイベアリングの提供。
【解決手段】本発明のワンウェイベアリングは、入力部材と出力部材の間に用いられ、プラスチック製取付座体60と、複数のローラーと、金属伝導座体で構成され、そのうち、プラスチック製取付座体に等間隔で径方向に貫通された取付溝が形成され、ローラーが対応する取付溝内に収容され、金属伝導座体がプラスチック製取付座体の周縁部に対応する表面に取付溝に対応する伝導斜面を備え、プラスチック製取付座体上のローラーが相対する伝導斜面を利用して金属伝導座体を選択的に押圧し、一方向に駆動する作用を生じさせることで、成形したプラスチック製取付座体を利用してワンウェイベアリングの重量を軽減し、かつ動力伝導の強度に影響することなく、軽量化とコスト削減、容易な加工の効果を達成することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ワンウェイベアリングであって、入力部材と出力部材の間に用いられ、前記入力部材が前記出力部材を駆動側に向かって一方向に選択的に動かすことができ、前記ワンウェイベアリングが、プラスチック製取付座体と、金属伝導座体を含み、
前記プラスチック製取付座体が、プラスチック材料を射出成形して成り、等間隔で径方向に貫通された複数の取付溝を備え、そのうち、前記複数の取付溝にそれぞれローラーが収容され、かつ前記複数の取付溝の当該複数のローラーの非駆動側の一側にそれぞれ弾性部材が設置され、前記入力部材が前記プラスチック製取付座体の前記金属伝導座体がない一側に設置され、かつ前記入力部材が前記プラスチック製取付座体内の前記複数のローラーに接触して駆動することができ、
前記金属伝導座体が、抗力を備えた金属材料で製造され、前記プラスチック製取付座体の前記入力部材がない一側に設置することができ、前記金属伝導座体の前記プラスチック製取付座体に対応する表面の周縁部に前記複数の取付溝に相対する複数の伝導斜面が形成され、前記複数の伝導斜面の両端のうち非駆動側に対応する一端に深溝部が形成され、他方の駆動側に対応する一端に浅溝部が形成される、
ことを特徴とする、ワンウェイベアリング。
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【請求項2】
前記金属伝導座体が前記プラスチック製取付座体の外側に設置され、かつ前記入力部材が前記プラスチック製取付座体の内側に設置され、前記出力部材が前記金属伝導座体の外側に設置されることを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイベアリング。
【請求項3】
前記プラスチック製取付座体の前記複数の取付溝の両側の相対する内壁面に、分別形成有一對應前記複数のローラーの周縁部に対応する弧凹面がそれぞれ形成され、前記複数のローラーの動作空間を増加したことを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイベアリング。
【請求項4】
前記プラスチック製取付座体の前記複数の取付溝の両側の内壁面のうち前記複数のローラーの圧迫動作をしない一側に対応する内壁面に段差溝が形成され、相対する前記複数の弾性部材が収容されることを特徴とする、請求項1または3に記載のワンウェイベアリング。
【請求項5】
前記プラスチック製取付座体の前記複数の取付溝の両側の内壁面の前記金属伝導座体に相対する一側にそれぞれ第1制動弧面が形成され、結合により前記プラスチック製取付座体と前記金属伝導座体を位置規制することを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイベアリング。
【請求項6】
前記金属伝導座体の前記複数の相隣する伝導斜面の前記複数の浅溝部と前記複数の深溝部間に前記プラスチック製取付座体の前記第1制動弧面に対応する第2制動弧面がそれぞれ形成され、結合により前記金属伝導座体と前記プラスチック製取付座体を位置規制することを特徴とする、請求項5に記載のワンウェイベアリング。
【請求項7】
前記金属伝導座体の前記出力部材に対応する周縁部に少なくとも1つの第1係合面が形成され、前記出力部材の相対する周縁部に前記第1係合面に対応する第2係合面が形成され、前記金属伝導座体と前記出力部材間の抗力面積を増加したことを特徴とする、請求項1または5または6に記載のワンウェイベアリング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は軸受の技術分野に属するものであり、具体的には軽量化したワンウェイベアリングであって、動力伝導の強度に影響することなく、ワンウェイベアリングの重量を効果的に軽減し、加工しやすさと製造コスト削減の効果を達成することができる、ワンウェイベアリングに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に見受けられるワンウェイベアリングは、図1、図2に示すように、当該ワンウェイベアリング10は、入力部材20と出力部材30の間に用いられ、当該ワンウェイベアリング10を利用して当該入力部材20が当該出力部材30を選択的に一方向に駆動することができるものである。そのうち、当該ワンウェイベアリング10は、伝導リング座体11を備え、かつ当該伝導リング座体11は当該入力部材20の周縁部に対応して等間隔で形成された複数の収容溝12を備え、当該複数の収容溝12の内側底面の両端に浅溝部121と深溝部122がそれぞれ設けられ、また当該複数の収容溝12内にローラー15が設置され、さらに当該複数の収容溝12が当該ローラー15と相対する当該深溝部122の間に弾性部材16を備え、当該複数のローラー15を最も迅速に当該複数の浅溝部121の位置に向かって押圧させて一方向の駆動を発生させるよう保持することができ、かつ当該伝導リング座体11の外縁部に半円棒溝18が等間隔で複数設けられ、複数の位置決めピン19と組み合わせて当該出力部材30に対して規制作用を発生する。
【0003】
前述の現有のワンウェイベアリング10は単一部材の構造であり、伝導時の抗力に影響しないように、当該伝導リング座体11で加工を行い、当該複数のローラー15を組み込む必要があり、かつ当該複数のローラー15を当該入力部材20に直接接触させて当該出力部材30に対する伝導力を発生するため、当該ワンウェイベアリング10の当該伝導リング座体11が抗力に耐える強度を高め、その断裂や破裂を防ぐために、当該伝導リング座体11の厚みを厚くしなければならず、目に見えない形で全体の重量と加工難度が増加してしまい、軽量化設計のトレンドにそぐわないものとなってしまう。また、当該ワンウェイベアリング10は当該複数の小径の半円棒溝18と当該複数の位置決めピン19を利用して当該出力部材30に対して規制作用を生じるが、継続的に力を受けて伝導出力し続けることが難しく、長期的に運用すると当該複数の位置決めピン19の断裂や、当該伝導リング座体11の破裂につながることがあり、その使用寿命に影響する。
【0004】
つまり、現有のワンウェイベアリングは構造設計上完全ではなく、重量の軽量化、受けることができる力の不足等の問題があるため、まだ改善の必要があり、前述の問題をいかに改善するかが本発明の課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、本発明の主な目的は、材料を変更することで重量を軽量化することができ、抗力強度の面積を増加でき、断裂や破裂が生じにくく、使用寿命を効果的に延長できる、ワンウェイベアリングを提供することにある。
【0006】
また、本発明の別の主な目的は、伝導動力の強度に影響することなく、軽量化と体積の縮小という目的を達成することができ、加工が容易で、製造コストを抑えることができる、ワンウェイベアリングを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下本発明について説明する。請求項1に記載するワンウェイベアリングは、入力部材と出力部材の間に用いられ、当該入力部材が当該出力部材を駆動側に向かって一方向に選択的に動かすことができ、当該ワンウェイベアリングが、プラスチック製取付座体と、金属伝導座体を含み、
当該プラスチック製取付座体が、プラスチック材料を射出成形して成り、等間隔で径方向に貫通された複数の取付溝を備え、そのうち、当該複数の取付溝にそれぞれローラーが収容され、かつ当該複数の取付溝の当該複数のローラーの非駆動側の一側にそれぞれ弾性部材が設置され、当該入力部材が当該プラスチック製取付座体の当該金属伝導座体がない一側に設置され、かつ当該入力部材が当該プラスチック製取付座体内の当該複数のローラーに接触して駆動することができ、
当該金属伝導座体が、抗力を備えた金属材料で製造され、当該プラスチック製取付座体の当該入力部材がない一側に設置することができ、当該金属伝導座体の当該プラスチック製取付座体に対応する表面の周縁部に当該複数の取付溝に相対する複数の伝導斜面が形成され、当該複数の伝導斜面の両端のうち非駆動側に対応する一端に深溝部が形成され、他方の駆動側に対応する一端に浅溝部が形成される。
【0008】
請求項2に記載するワンウェイベアリングは、請求項1における金属伝導座体が当該プラスチック製取付座体の外側に設置され、かつ当該入力部材が当該プラスチック製取付座体の内側に設置され、当該出力部材が当該金属伝導座体の外側に設置される。
【0009】
請求項3に記載するワンウェイベアリングは、請求項1におけるプラスチック製取付座体の当該複数の取付溝の両側の相対する内壁面に、分別形成有一對應当該複数のローラーの周縁部に対応する弧凹面がそれぞれ形成され、当該複数のローラーの動作空間を増加している。
【0010】
請求項4に記載するワンウェイベアリングは、請求項1または3におけるプラスチック製取付座体の当該複数の取付溝の両側の内壁面のうち当該複数のローラーの圧迫動作をしない一側に対応する内壁面に段差溝が形成され、相対する当該複数の弾性部材が収容される。
(【0011】以降は省略されています)
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