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公開番号
2025138287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037292
出願日
2024-03-11
発明の名称
回転弁
出願人
アズビル株式会社
代理人
個人
主分類
F16K
5/06 20060101AFI20250917BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】流路の全閉時に流体が下流側にリークする可能性を低減する。
【解決手段】
回転弁10は、流体の流路Rが通る弁本体20と、流路Rに配置され、回転することで流体の流量を調節するプラグ50と、筒状で流路Rの一部を形成し、プラグ50のシート面51に密着することで流路Rを全閉するシート部60と、を備える。シート部60は、シート面51に密着する筒状のシート部材62と、流路Rの流れ方向の直交方向にシート部材62と一部重なる重複部分61Bを有し、弁本体20に固定されシート部材62を位置決めする筒状の位置決め部材61と、シート部材62と重複部分61Bとの間をシールするリング状のシール部材64と、を備える。シート部60は、流路Rの全閉時に流路Rの前記一部内の流体の圧力PAと、シート部60の外側の流体の圧力PBとの差圧が大きくなるほど大きな力でシート部材62をシート面51に押し付ける構造を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体の流路が通る弁本体と、
前記流路に配置され、回転することで前記流体の流量を調節するプラグであって前記流路を全閉するためのシート面を有するプラグと、
筒状で前記流路の一部を形成し、前記シート面に密着することで前記流路を全閉するシート部と、を備え、
前記シート部は、
前記シート面に密着する筒状のシート部材と、
前記流路の流れ方向の直交方向に前記シート部材と一部重なる重複部分を有し、前記弁本体に固定され前記シート部材を位置決めする筒状の位置決め部材と、
前記シート部材と前記重複部分との間をシールするリング状のシール部材と、を備え、
前記シート部は、流路の全閉時に前記流路の前記一部内の前記流体の圧力PAと、前記シート部の外側の流体の圧力PBとの差圧が大きくなるほど大きな力で前記シート部材を前記シート面に押し付ける構造を有する、
回転弁。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記力は、前記シート面に向かう方向を正としたときに下記式(A)により表される力Fを含み、
前記シート部は、PA>PBかつS1>S2を満たすか、PA<PBかつS1<S2を満たす構造に形成されている、
請求項1に記載の回転弁。
F=(PA-PB)*(S1-S2) ・・・ (A)
ただし、S1は、前記重複部分と前記シール部材との接触円の面積で、S2は、前記シート部材と前記シート面との接触円の面積である。
【請求項3】
前記シート部は、前記プラグの上流側に配置されている、
請求項1に記載の回転弁。
【請求項4】
前記シート部は、前記シート部材と前記位置決め部材との間に配置され、前記シート部材を前記シート面に押し付ける弾性体をさらに備える、
請求項1に記載の回転弁。
【請求項5】
前記シート部材は、前記位置決め部材の前記重複部分の外周を囲み、
前記シート部は、筒状の補強部材であって、前記シート部材の外周面に接触する内周面を有し、前記シート部材よりも硬質の補強部材をさらに備える、
請求項1に記載の回転弁。
【請求項6】
前記補強部材は、前記シート部材の前記プラグの側の端部よりも前記プラグ側に延びている、
請求項5に記載の回転弁。
【請求項7】
前記シート部は、前記シート部材と前記位置決め部材との間に配置され、前記シート部材を前記シート面に押し付ける弾性体をさらに備え、
前記補強部材は、筒状の本体と、前記本体の前記プラグの側と反対側の端部から内側に張り出した張出し部と、を備え、
前記弾性体は、前記張出し部を介して前記シート部材を押圧する、
請求項5又は6に記載の回転弁。
【請求項8】
流体の流路が通る弁本体と、
前記流路に配置され、回転することで前記流体の流量を調節するプラグであって前記流路を全閉するためのシート面を有するプラグと、
筒状で前記流路の一部を形成し、前記シート面に密着することで前記流路を全閉するシート部と、を備え、
前記シート部は、
前記シート面に密着する筒状のシート部材と、
前記流路の流れ方向の直交方向に前記シート部材と一部重なる重複部分を有し、前記弁本体に固定され前記シート部材を位置決めする筒状の位置決め部材と、
前記シート部材と前記重複部分との間をシールするリング状のシール部材と、を備え、
前記シート部材は、前記位置決め部材の前記重複部分の外周を囲み、
前記シート部は、筒状の補強部材であって、前記シート部材の外周面に接触する内周面を有し、前記シート部材よりも硬質の補強部材をさらに備える、
回転弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転弁に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、流体の流路が通る弁本体(40)と、流路に配置され、回転することで流体の流量を調節するプラグであって流路を全閉するためのシート面を有するプラグ(50)と、筒状で前記流路の一部を形成し、前記シート面に密着することで前記流路を全閉するシート部(72、74、80)と、を備える回転弁(36a)が開示されている。シート部は、シート面に密着する筒状のシート部材(74)と、流路の流れ方向の直交方向にシート部材と一部重なる重複部分を有し、弁本体に固定され前記シート部材を位置決めする筒状の位置決め部材(72)と、シート部材と重複部分との間をシールするリング状のシール部材(80)と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5806871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の弁本体では、例えば、流路の全閉時において、一次側と二次側との流体の差圧によりシート部材にプラグと離れる方向の力が加わるので、流路の全閉時に流体がリークするおそれがある。また、例えば、シート部材は、シート部材の内側と外側との差圧、流体の熱などにより変形することがあり、これによっても流路の全閉時に流体が下流側にリークするおそれがある。
【0005】
本発明は、流路の全閉時に流体が下流側にリークする可能性を低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る回転弁は、流体の流路が通る弁本体と、前記流路に配置され、回転することで前記流体の流量を調節するプラグであって前記流路を全閉するためのシート面を有するプラグと、筒状で前記流路の一部を形成し、前記シート面に密着することで前記流路を全閉するシート部と、を備え、前記シート部は、前記シート面に密着する筒状のシート部材と、前記流路の流れ方向の直交方向に前記シート部材と一部重なる重複部分を有し、前記弁本体に固定され前記シート部材を位置決めする筒状の位置決め部材と、前記シート部材と前記重複部分との間をシールするリング状のシール部材と、を備え、前記シート部は、流路の全閉時に前記流路の前記一部内の前記流体の圧力PAと、前記シート部の外側の流体の圧力PBとの差圧が大きくなるほど大きな力で前記シート部材を前記シート面に押し付ける構造を有する。
【0007】
(2)本発明に係る回転弁は、流体の流路が通る弁本体と、前記流路に配置され、回転することで前記流体の流量を調節するプラグであって前記流路を全閉するためのシート面を有するプラグと、筒状で前記流路の一部を形成し、前記シート面に密着することで前記流路を全閉するシート部と、を備え、前記シート部は、前記シート面に密着する筒状のシート部材と、前記流路の流れ方向の直交方向に前記シート部材と一部重なる重複部分を有し、前記弁本体に固定され前記シート部材を位置決めする筒状の位置決め部材と、前記シート部材と前記重複部分との間をシールするリング状のシール部材と、を備え、前記シート部材は、前記位置決め部材の前記重複部分の外周を囲み、前記シート部は、筒状の補強部材であって、前記シート部材の外周面に接触する内周面を有し、前記シート部材よりも硬質の補強部材をさらに備える。
【発明の効果】
【0008】
上記(1)の発明によれば、圧力PAと圧力PBとの差圧が大きくなるほど大きな力でシート部材をシート面に押し付けるので、流路の全閉時に流体が下流側にリークする可能性が低減される。
【0009】
上記(2)の発明によれば、補強部材によりシート部材の変形が生じ難くなり、流路の全閉時に流体が下流側にリークする可能性が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る回転弁の断面図である。
図2は、図1の破線で囲まれたX部分の断面を端面とした拡大端面図である。
図3は、変形例に係る回転弁の断面を示す拡大端面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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