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公開番号
2025138289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037295
出願日
2024-03-11
発明の名称
無線式開度計
出願人
アズビル株式会社
代理人
個人
主分類
F16K
37/00 20060101AFI20250917BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】バルブの動き始めのデータを計測する。
【解決手段】無線式開度計1は、バルブ2の開度を計測する開度計測部11と、計測部11によって得られた計測値を外部に無線送信する無線通信部16と、バルブ2に操作器空気を供給する電磁弁3に対して、電磁弁3を開状態または閉状態にする電気信号が出力されたことを検知したときに、バルブ2の動きが始まると判定し、計測部11による計測値のサンプリング周期を初期値よりも高速のサンプリング周期に切り替えるサンプリング制御部18とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バルブに装着されたバッテリー駆動型の無線式開度計において、
前記バルブの開度を計測するように構成された計測部と、
前記計測部によって得られた計測値を外部に無線送信するように構成された無線通信部と、
前記バルブに操作器空気を供給する電磁弁に対して、前記電磁弁を開状態または閉状態にする電気信号が出力されたことを検知したときに、前記バルブの動きが始まると判定し、前記計測部による計測値のサンプリング周期を初期値よりも高速のサンプリング周期に切り替えるように構成されたサンプリング制御部とを備えることを特徴とする無線式開度計。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
バルブに装着されたバッテリー駆動型の無線式開度計において、
前記バルブの開度を計測するように構成された計測部と、
前記計測部によって得られた計測値を外部に無線送信するように構成された無線通信部と、
前記バルブに操作器空気を供給する電磁弁の近傍に設置されたコイルと、
前記電磁弁から発生する磁界が変化したことを、前記コイルに流れる電流によって検知したときに、前記バルブの動きが始まると判定し、前記計測部による計測値のサンプリング周期を初期値よりも高速のサンプリング周期に切り替えるように構成されたサンプリング制御部とを備えることを特徴とする無線式開度計。
【請求項3】
請求項1または2記載の無線式開度計において、
前記サンプリング制御部は、前記バルブが動き始めたと判定した後に、前記バルブが停止したと判定したときに、前記サンプリング周期を前記初期値に戻すことを特徴とする無線式開度計。
【請求項4】
請求項3記載の無線式開度計において、
前記サンプリング制御部は、前記計測部によって得られた計測値に基づいて前記バルブが停止したかどうかを判定することを特徴とする無線式開度計。
【請求項5】
請求項1または2記載の無線式開度計において、
前記計測部は、前記バルブの開度に加えて、前記バルブの操作器に供給される空気圧と前記バルブの出口側の温度のうち少なくとも1つを計測することを特徴とする無線式開度計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メンテナンス作業を支援する技術に係り、特にバルブのメンテナンスの効率的な作業のための支援を実現する無線式開度計に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
プラントにおいてバルブは重要な機器の1つであり、プロセスの安全性・効率性に深く関わっている。バルブが突然故障した場合、爆発・火災などの事故やプロセス停止による生産効率の低下につながるリスクがあるため、定期的なメンテナンスが不可欠である。メンテナンスの効率を向上させるために、バルブに開度計などを取り付けてデータを取得し、解析によりバルブの状態診断を行う手法がある(特許文献1)。
【0003】
バルブの状態診断を行うことによりバルブの異常にいち早く気づくことができ、故障を未然に防ぐことができる。既設のバルブに診断データ取得用の開度計を取り付けるには新たな配線工事が不要であることが望ましく、バッテリー駆動型の無線式開度計を後付けする手法が提案されている。
【0004】
バッテリー駆動型の開度計を長期間用いるには低消費電力であることが求められる。データのサンプリング処理による消費電力を抑えるには、バルブが動作していない期間は低速でサンプリングを行い、バルブが動作している間だけ高速サンプリングに切り替えることが望ましい。サンプリング周期を切り替える手法としては、バルブの開度データを監視し、図8に示すように開度の変化Δが閾値よりも大きくなった際に高速サンプリングに切り替える手法が考えられる。しかしながら、この手法ではバルブが動き始めた後にサンプリング周期を切り替えることになるため、動き始めのデータが欠けてしまうという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7417376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、バルブの動き始めのデータを計測することが可能な無線式開度計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、バルブに装着されたバッテリー駆動型の無線式開度計において、前記バルブの開度を計測するように構成された計測部と、前記計測部によって得られた計測値を外部に無線送信するように構成された無線通信部と、前記バルブに操作器空気を供給する電磁弁に対して、前記電磁弁を開状態または閉状態にする電気信号が出力されたことを検知したときに、前記バルブの動きが始まると判定し、前記計測部による計測値のサンプリング周期を初期値よりも高速のサンプリング周期に切り替えるように構成されたサンプリング制御部とを備えることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明は、バルブに装着されたバッテリー駆動型の無線式開度計において、前記バルブの開度を計測するように構成された計測部と、前記計測部によって得られた計測値を外部に無線送信するように構成された無線通信部と、前記バルブに操作器空気を供給する電磁弁の近傍に設置されたコイルと、前記電磁弁から発生する磁界が変化したことを、前記コイルに流れる電流によって検知したときに、前記バルブの動きが始まると判定し、前記計測部による計測値のサンプリング周期を初期値よりも高速のサンプリング周期に切り替えるように構成されたサンプリング制御部とを備えることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の無線式開度計において、前記サンプリング制御部は、前記バルブが動き始めたと判定した後に、前記バルブが停止したと判定したときに、前記サンプリング周期を前記初期値に戻すことを特徴とするものである。
また、本発明の無線式開度計において、前記サンプリング制御部は、前記計測部によって得られた計測値に基づいて前記バルブが停止したかどうかを判定することを特徴とするものである。
また、本発明の無線式開度計において、前記計測部は、前記バルブの開度に加えて、前記バルブの操作器に供給される空気圧と前記バルブの出口側の温度のうち少なくとも1つを計測することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電磁弁を開状態または閉状態にする電気信号が出力されたことを検知したときに、バルブの動きが始まると判定し、サンプリング周期を切り替えることにより、バルブの動き始めのデータを計測することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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