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公開番号2025160533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063061
出願日2024-04-10
発明の名称制御装置および制御方法
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人山王内外特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20251016BHJP(制御;調整)
要約【課題】外部装置を用いることなく、自機の制御に必要な内部設定を示すデータを設定可能とする。
【解決手段】自機の制御に必要な内部設定を示すデータを、第1の内部設定を示すデータとして記憶する第1の記憶部101と、自機に接続される制御装置1の制御に必要な内部設定を示すデータを、第2の内部設定を示すデータとして記憶する第2の記憶部102と、第2の記憶部102に記憶されている第2の内部設定を示すデータを、自機に接続される制御装置1に送信する第1の送信処理部103と、自機に接続される制御装置1により送信された第2の内部設定を示すデータを受信する第1の受信処理部104と、第1の受信処理部104により受信された第2の内部設定を示すデータにより、第1の記憶部101に対する設定を行う設定部105とを備えた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
自機の制御に必要な内部設定を示すデータを、第1の内部設定を示すデータとして記憶する第1の記憶部と、
自機に接続される制御装置の制御に必要な内部設定を示すデータを、第2の内部設定を示すデータとして記憶する第2の記憶部と、
前記第2の記憶部に記憶されている第2の内部設定を示すデータを、自機に接続される制御装置に送信する第1の送信処理部と、
自機に接続される制御装置により送信された第2の内部設定を示すデータを受信する第1の受信処理部と、
前記第1の受信処理部により受信された第2の内部設定を示すデータにより、前記第1の記憶部に対する設定を行う設定部と
を備えた制御装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記第1の送信処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている第1の内部設定を示すデータを、自機に接続される制御装置に送信し、
前記第1の受信処理部は、自機に接続される制御装置により送信された第1の内部設定を示すデータを受信し、
前記設定部は、前記第1の受信処理部により受信された第1の内部設定を示すデータにより、前記第2の記憶部に対する更新を行う
ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項3】
前記第2の記憶部は、自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置の制御に必要な内部設定を示すデータを、第2の内部設定を示すデータとして記憶し、
前記第1の送信処理部は、前記第2の記憶部に記憶されている第2の内部設定を示すデータを、自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置に送信し、
前記第1の受信処理部は、自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置により送信された第2の内部設定を示すデータを受信する
ことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1の送信処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている第1の内部設定を示すデータを、自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置に送信し、
前記第1の受信処理部は、自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置により送信された第1の内部設定を示すデータを受信し、
前記設定部は、前記第1の受信処理部により受信された第1の内部設定を示すデータにより、前記第2の記憶部に対する更新を行う
ことを特徴とする請求項3記載の制御装置。
【請求項5】
自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置の制御に必要な内部設定を示すデータを、第3の内部設定を示すデータとして記憶する第3の記憶部と、
前記第3の記憶部に記憶されている第3の内部設定を示すデータを、自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置に送信する第2の送信処理部と、
自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置により送信された第3の内部設定を示すデータを受信する第2の受信処理部とを備え、
前記設定部は、前記第1の受信処理部により受信された第2の内部設定を示すデータ、および、前記第2の受信処理部により受信された第3の内部設定を示すデータのうちの少なくとも一方のデータにより、前記第1の記憶部に対する設定を行う
ことを特徴とする請求項3記載の制御装置。
【請求項6】
前記第1の送信処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている第1の内部設定を示すデータを、自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置に送信し、
前記第1の受信処理部は、自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置により送信された第1の内部設定を示すデータを受信し、
前記第2の送信処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている第1の内部設定を示すデータを、自機に接続される2台の制御装置のうちの一方の制御装置に送信し、
前記第2の受信処理部は、自機に接続される2台の制御装置のうちの他方の制御装置により送信された第1の内部設定を示すデータを受信し、
前記設定部は、前記第1の受信処理部により受信された第1の内部設定を示すデータにより前記第2の記憶部に対する更新を行い、前記第2の受信処理部により受信された第1の内部設定を示すデータにより、前記第3の記憶部に対する更新を行う
ことを特徴とする請求項5記載の制御装置。
【請求項7】
前記設定部は、前記第1の受信処理部により受信された第2の内部設定を示すデータ、および、前記第2の受信処理部により受信された第3の内部設定を示すデータに基づいて、両者のデータが一致する場合に当該データが正常であると判定する
ことを特徴とする請求項5記載の制御装置。
【請求項8】
前記設定部は、更新を行う場合には、全てのデータの更新または差分部分のデータの更新を行う
ことを特徴とする請求項2、請求項4または請求項6記載の制御装置。
【請求項9】
自機の制御に必要な内部設定を示すデータを、第1の内部設定を示すデータとして記憶する第1の記憶部と、自機に接続される制御装置の制御に必要な内部設定を示すデータを、第2の内部設定を示すデータとして記憶する第2の記憶部とを備えた制御装置による制御方法であって、
第1の送信処理部が、前記第2の記憶部に記憶されている第2の内部設定を示すデータを、自機に接続される制御装置に送信するステップと、
第1の受信処理部が、自機に接続される制御装置により送信された第2の内部設定を示すデータを受信するステップと、
設定部が、前記第1の受信処理部により受信された第2の内部設定を示すデータにより、前記第1の記憶部に対する設定を行うステップと
を有する制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自機の制御に必要な内部設定を示すデータを設定する制御装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
燃焼安全装置は、取り付け現場が炉の近くであり、また、設置台数が多い(例えば特許文献1参照)。そのため、このような燃焼安全装置が故障した場合での交換作業は課題である。
これに関し、旧来の燃焼安全装置は機能がシンプルで設定値も固定であったため、この燃焼安全装置に故障が生じた場合にはその故障した燃焼安全装置の交換を行うだけで復旧することができた。
一方で、近年の燃焼安全装置は多機能で設定項目も多いため、この燃焼安全装置に故障が生じた場合にはその故障した燃焼安全装置の交換を行う際にPCツールで設定を行うことが一般的である。
【0003】
例えば図10では、燃焼安全システムに3台の燃焼安全装置11が備えられた場合を示している。燃焼安全装置11はそれぞれ自機の制御に必要な内部設定を示すデータを保持している。また、外部装置であるPCツール21は、上記3台の燃焼安全装置11における内部設定を示すデータを全て保持している。
このような構成において、例えば図11に示すように、燃焼安全装置11-2に異常が生じ、当該燃焼安全装置11-2を取り外して予備品である燃焼安全装置11-2に交換したとする。この場合、PCツール21は、予備品である燃焼安全装置11-2に接続され、当該燃焼安全装置11-2に対する第2の内部設定を示すデータを送って設定させる。
【0004】
しかしながら、燃焼安全装置は、上記のように取り付け現場が炉の近くであり、PCツールを使って設定を行うことが難しい場合がある。
また、機密保持の観点より、PCをはじめとした電子機器の利用が難しいことも想定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-029134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、従来の燃焼安全装置では、故障が生じた場合、PCツールで設定を行った上で燃焼安全装置の交換を行うことが一般的である。しかしながら、燃焼安全装置では、PCツールなどの外部装置を用いた設定が困難な場合がある。
なお、上記では燃焼安全装置を例に説明を行ったが、その他の制御装置についても同様の問題が生じ得る。
【0007】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、外部装置を用いることなく、自機の制御に必要な内部設定を示すデータを設定可能となる制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る制御装置は、自機の制御に必要な内部設定を示すデータを、第1の内部設定を示すデータとして記憶する第1の記憶部と、自機に接続される制御装置の制御に必要な内部設定を示すデータを、第2の内部設定を示すデータとして記憶する第2の記憶部と、第2の記憶部に記憶されている第2の内部設定を示すデータを、自機に接続される制御装置に送信する第1の送信処理部と、自機に接続される制御装置により送信された第2の内部設定を示すデータを受信する第1の受信処理部と、第1の受信処理部により受信された第2の内部設定を示すデータにより、第1の記憶部に対する設定を行う設定部とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、上記のように構成したので、外部装置を用いることなく、自機の制御に必要な内部設定を示すデータを設定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である(制御装置が2台である場合)。
実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である(制御装置が3台である場合)。
実施の形態1に係る制御装置の構成例を示す図である。
実施の形態1に係る制御装置の正常時での動作例を示す図である(制御装置が2台である場合)。
実施の形態1に係る制御装置の正常時での動作例を示す図である(制御装置が3台である場合)。
実施の形態1に係る制御装置の異常時での動作例を示す図である(制御装置が3台である場合)。
実施の形態2に係る制御装置の構成例を示す図である。
実施の形態2に係る制御装置の正常時での動作例を示す図である。
実施の形態2に係る制御装置の異常時での動作例を示す図である。
従来の燃焼安全システムの構成例を示す図である。
従来の燃焼安全装置に交換作業が生じた場合での動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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