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公開番号
2025071879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182285
出願日
2023-10-24
発明の名称
車両前部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60Q
5/00 20060101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の前方における車幅方向右側または車幅方向左側のいずれか一方側に音発生部を配置した場合であっても、前方における左右の音圧を均等にすることができる車両前部構造を提供する。
【解決手段】本発明にかかる車両前部構造100は、車両102の前部104における車幅方向中央よりも右側または左側のいずれか一方側に配置され所定の車両接近通知音を出力する音発生部106と、音発生部の前面128に設けられ前面から車両前方に突出し車両接近通知音を受けて車両前方に送る送音部108とを備え、送音部には、音発生部の車幅方向中央よりも一方側に位置し車両接近通知音を他方側に反射させて車両前方に送る反射面130が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前部における車幅方向中央よりも右側または左側のいずれか一方側に配置され所定の車両接近通知音を出力する音発生部を備えた車両前部構造において、当該車両前部構造はさらに、
前記音発生部の前面に設けられ該前面から車両前方に突出し前記車両接近通知音を受けて車両前方に送る送音部を備え、
前記送音部には、前記音発生部の車幅方向中央よりも前記一方側に位置し前記車両接近通知音を他方側に反射させて車両前方に送る反射面が形成されていることを特徴とする車両前部構造。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記反射面は、前記一方側に凸の曲面であることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記反射面は、球面の一部であり、曲率半径の曲率中心が前記車両の車幅方向中央よりも他方側であって前記音発生部よりも車両後側かつ上側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記反射面は、正面視で前記音発生部の音源中心に重なっていることを特徴とする請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
当該車両前部構造はさらに、車両のフロントバンパと該フロントバンパの車両後側に配置されたラジエータとの間に位置し該ラジエータに向かって風を取り込む枠状のエンドアッパバンパを備え、
前記エンドアッパバンパは、
車幅方向に延びていて上下に離間した上側部材および下側部材と、
上下方向に延びていて前記上側部材の端部と前記下側部材の端部とをつなぐ一対の縦部材と、
上下方向に延びていて前記上側部材と前記下側部材とを車幅方向中央よりも右側および左側でそれぞれつなぐ一対の補強部材とを有し、
前記送音部は、前記一対の補強部材のうち一方側の補強部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な車両の前部には、スピーカーなどの音発生部が配置されている。音発生部は、歩行者などに車両の接近を知らせる車両接近通知音を出力する。音発生部は、指向性がない場合、車両の前部における車幅方向中央に配置することで、前方における左右の音圧を均一にすることができる。
【0003】
しかし車両前部構造では、レイアウト上の制約により、車両の前部における車幅方向中央よりも右側または左側のいずれか一方側に音発生部を配置する場合がある。このような場合、車両の前方における車両接近通知音の音圧レベルは、左右で異なってしまう。
【0004】
そこで車両の前方における左右のいずれに位置する歩行者に対しても、車両の接近を知らせるために、低い方の音圧レベルが基準値以上になるように、音圧レベルを全体的に上げていた。そのため、音圧レベルが高い方の音の一部が車室内へ透過し、室内側の静粛性の低下を招いていた。なおスピーカーを増設しようとしても、コストが増えたりスペースを確保したりすることが困難である。
【0005】
特許文献1には、スピーカーから所定の車両接近通報音を出力する車両接近通報装置が記載されている。このスピーカーは、車両の左サイドメンバの左方に配置されていて、車両接近通報音が、アンダーカバーに設けられ牽引用フックを通過させる開口部を通過して、車両の左右方向中央線と地面との交点に向かって出力される。
【0006】
特許文献1の車両接近通報装置では、音発生部の設置個数を抑えコストを抑制した上で、車両接近通報音が車両の左右方向で略同等の音圧レベルとなるように設定可能である、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-62958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし特許文献1の車両接近通報装置では、左右の音圧を均等とするとしているものの、車両の前方における音圧が低下してしまう。またスピーカーからの車両接近通報音を地面に反射させる必要があるため、透過による音の損失が大きい。さらに地面が平面でない悪路や荒れた道では、音が乱反射するため、音圧の均一性を維持することができない。なお牽引用フックを通過させる開口部を車両接近通知音が通過するように、スピーカーを配置するため、スピーカーや牽引用フックがレイアウト上の制約を受けてしまう。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み、車両の前方における車幅方向右側または車幅方向左側のいずれか一方側に音発生部を配置した場合であっても、前方における左右の音圧を均等にすることができる車両前部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両前部構造の代表的な構成は、車両の前部における車幅方向中央よりも右側または左側のいずれか一方側に配置され所定の車両接近通知音を出力する音発生部を備えた車両前部構造において、車両前部構造はさらに、音発生部の前面に設けられ前面から車両前方に突出し車両接近通知音を受けて車両前方に送る送音部を備え、送音部には、音発生部の車幅方向中央よりも一方側に位置し車両接近通知音を他方側に反射させて車両前方に送る反射面が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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