TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025079447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192107
出願日2023-11-10
発明の名称車両用シート構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/22 20060101AFI20250515BHJP(車両一般)
要約【課題】位置調整機構に対して操作カバーがガタつくことを防止することができる車両用シート構造を提供する。
【解決手段】車両用シート構造100は、操作カバー118と係合する係合部142を回動軸αまわりに回動可能に支持する回動軸部146を有するリクライニング機構110を備え、係合部は、回動軸部から回動軸方向に突出する軸方向突出部154と、軸方向突出部から交差方向に突出する交差突出部156とを有し、操作カバーは、本体120から立設し係合部を挟んで対面する第1壁部162、第2壁部164と、第1壁部に形成され係合部の交差突出部に当接する第1当接部176と、第1壁部に形成され軸方向突出部の先端154aに当接する第2当接部178と、第2壁部に形成され第1当接部からオフセットして軸方向突出部に当接する第3当接部186とを有し、第3当接部は本体に向かうほど第1壁部に近づくように傾斜した傾斜部187を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートの側面に配置され該シートの位置を調整する位置調整機構と、該位置調整機構を覆っていて所定の回動軸まわりに回動することで該位置調整機構を操作する操作カバーとを備える車両用シート構造において、
前記位置調整機構は、
前記操作カバーと係合する係合部と、
前記係合部を前記回動軸まわりに回動可能に支持する回動軸部とを有し、
前記係合部は、
前記回動軸部から前記操作カバーに向かって該回動軸部の前記回動軸に沿う回動軸方向に突出する軸方向突出部と、
前記軸方向突出部から前記回動軸方向と交差する交差方向に突出する交差突出部とを有し、
前記操作カバーは、
所定の本体と、
前記本体から前記係合部に向かって立設し該係合部を挟んで対面する第1壁部および第2壁部と、
前記第1壁部に形成された開口であって前記係合部の前記交差突出部に当接する第1当接部と、
前記第1壁部に形成され前記軸方向突出部の先端に当接する第2当接部と、
前記第2壁部に形成され前記第1当接部からオフセットして配置されていて前記軸方向突出部に当接する第3当接部とを有し、
前記第3当接部は、前記本体に向かうほど前記第1壁部に近づくように傾斜した傾斜部を含むことを特徴とする車両用シート構造。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第3当接部の前記傾斜部は、前記第1当接部よりも前記本体に近い位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート構造。
【請求項3】
前記第3当接部の前記傾斜部は、前記軸方向突出部の先端よりも前記本体から遠い位置を傾斜の始点としていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート構造。
【請求項4】
前記第2当接部は、前記操作カバーの前記第1壁部から前記本体の裏面まで延びていて、
前記第1壁部には、前記第2当接部が形成された反対側の面に該第2当接部に向かって窪んだ第1窪み部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用シート構造。
【請求項5】
前記本体の表面には、前記第1窪み部に向かって窪んだ第2窪み部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シート構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両用シートのシートバックの側面には、通常、リクライニング機構が配置されている。リクライニング機構は、シートバックの位置を調整する機構であり、操作カバー(操作部材)によって覆われている。操作カバーは、シートバックの回動軸まわりに回動することでリクライニング機構を操作する。
【0003】
特許文献1には、シートバック位置を調整するリクライニング機構を操作するリクライニングレバーと、座部位置の高さを調整するハイト調整機構(高さ調整機構)を操作する高さ調整用レバーとを有する車両用シートが記載されている。リクライニングレバーおよび高さ調整用レバーは、座席シートの側部に設けられ、所定方向に操作可能な操作部材である。
【0004】
これらの操作部材は、乗員の操作に応じて作動するリクライニング機構や高さ調整機構などの作動機構(位置調整機構)を覆うカバーとして機能するため、樹脂成形されることが多い。操作部材の操作によって位置調整機構が所定の傾倒軸を起点に傾倒したり、回動軸を起点に回動したりする場合、操作部材のうち乗員が把持して操作する部位(把持部)は、これらの所定軸から離れた位置に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-127165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし操作部材と位置調整機構との間に寸法誤差や公差などに起因する位置ずれが生じると、操作部材は、位置調整機構の所定軸から離れるほどガタツキが大きくなる。このため、操作部材の把持部では、ガタツキによる変位量が大きくなり好ましくない。また別々の機種の車両に搭載された構造の異なる複数の車両用シートに対して同一の操作部材を適用する場合にも、操作部材のガタツキが発生しやすい。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、位置調整機構に対して操作カバーがガタつくことを防止することができる車両用シート構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用シート構造の代表的な構成は、車両用シートの側面に配置されシートの位置を調整する位置調整機構と、位置調整機構を覆っていて所定の回動軸まわりに回動することで位置調整機構を操作する操作カバーとを備える車両用シート構造において、位置調整機構は、操作カバーと係合する係合部と、係合部を回動軸まわりに回動可能に支持する回動軸部とを有し、係合部は、回動軸部から操作カバーに向かって回動軸部の回動軸に沿う回動軸方向に突出する軸方向突出部と、軸方向突出部から回動軸方向と交差する交差方向に突出する交差突出部とを有し、操作カバーは、所定の本体と、本体から係合部に向かって立設し係合部を挟んで対面する第1壁部および第2壁部と、第1壁部に形成された開口であって係合部の交差突出部に当接する第1当接部と、第1壁部に形成され軸方向突出部の先端に当接する第2当接部と、第2壁部に形成され第1当接部からオフセットして配置されていて軸方向突出部に当接する第3当接部とを有し、第3当接部は、本体に向かうほど第1壁部に近づくように傾斜した傾斜部を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、位置調整機構に対して操作カバーがガタつくことを防止することができる車両用シート構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例に係る車両用シート構造を示す図である。
図1の車両用シート構造のリクライニング機構を示す図である。
図1の操作カバーの本体の裏面を示す図である。
図3の操作カバーの一方の被係合部およびその周辺を示す図である。
図4(a)の操作カバーの各断面を示す図である。
図3の操作カバーの他方の被係合部およびその周辺を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

スズキ株式会社
船外機
27日前
スズキ株式会社
船外機
27日前
スズキ株式会社
エンジン
15日前
スズキ株式会社
エンジン
15日前
スズキ株式会社
潤滑装置
16日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
20日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
20日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
20日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
船舶推進機
1日前
スズキ株式会社
車両浄化装置
13日前
スズキ株式会社
車両側部構造
26日前
スズキ株式会社
車両浄化装置
13日前
スズキ株式会社
車両前部構造
19日前
スズキ株式会社
車両側部構造
26日前
スズキ株式会社
車両用変速機
9日前
スズキ株式会社
着桟支援装置
7日前
スズキ株式会社
車両前部構造
19日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
27日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
19日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
16日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1か月前
スズキ株式会社
車両用制御装置
1か月前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
1か月前
スズキ株式会社
車両の制御装置
15日前
スズキ株式会社
車両用シート構造
6日前
スズキ株式会社
情報処理システム
14日前
スズキ株式会社
情報処理システム
14日前
続きを見る