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公開番号
2025085408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199267
出願日
2023-11-24
発明の名称
車体下部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20250529BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】フロアパネルの下方に電源ユニットの配置スペースを確保しつつ、振動及び騒音の抑制に有利な構造を有する車体下部構造を提供する。
【解決手段】車体下部構造1において、フロアパネル10は、互いに車幅方向に離隔して車両上方に膨らむ第1ビード11及び第2ビード12と、第1ビード11と第2ビード12との間に位置する隣接部13bを有する平坦部13と、を有し、第1ビード11及び第2ビード12のそれぞれは隣接部13bに沿って車両前後方向に延びる隣接ビード部(11a、12a)を有し、フロアパネル10への重量物Wの荷重の作用点Pは、フロアパネル10における互いに車幅方向に離隔した第1パネル部16及び第2パネル部17のそれぞれに設定されており、第1ビード11の隣接ビード部11a及び第2ビード12の隣接ビード部12aは、第1パネル部16と第2パネル部17の間に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車体下部において電源ユニットの上方に配置されるとともに重量物が積載されるフロアパネルを含む、車体下部構造であって、
前記フロアパネルは、互いに車幅方向に離隔して車両上方に膨らむ第1ビード及び第2ビードと、前記第1ビードと前記第2ビードとの間に位置する隣接部を有する平坦部と、を有し、
前記第1ビード及び前記第2ビードのそれぞれは前記隣接部に沿って車両前後方向に延びる隣接ビード部を有し、
前記フロアパネルへの前記重量物の荷重の作用点は、前記フロアパネルにおける互いに車幅方向に離隔した第1パネル部及び第2パネル部のそれぞれに設定されており、
前記第1ビードの前記隣接ビード部及び前記第2ビードの前記隣接ビード部は、前記第1パネル部と前記第2パネル部の間に配置されている、車体下部構造。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1ビード及び前記第2ビードのそれぞれは、車両上下方向視で環状に形成され、
前記第1パネル部は前記フロアパネルのうち前記第1ビードの内側を占める部分であり、前記第2パネル部は前記フロアパネルのうち前記第2ビードの内側を占める部分である、請求項1に記載の車体下部構造。
【請求項3】
前記重量物と前記フロアパネルとの間に設けられるとともに前記フロアパネルに接合されるブラケットであって、前記重量物が取り付けられる、ブラケットを更に含み、
前記第1パネル部及び前記第2パネル部のそれぞれは、曲率を有して車両下方に膨らんでおり、
前記フロアパネルへの前記ブラケットの接合点は、前記第1パネル部及び前記第2パネル部のそれぞれに設定され、前記作用点を兼ねている、請求項2に記載の車体下部構造。
【請求項4】
前記ブラケットのうち、車両上下方向視で少なくとも前記隣接部と重なる部分には、当該ブラケットの弾性変形を促す脆弱部が形成されている、請求項3に記載の車体下部構造。
【請求項5】
前記脆弱部は、貫通孔が前記ブラケットのうち車両上下方向視で少なくとも前記隣接部と重なる部分に開口されることにより形成されており、
前記貫通孔は前記第1パネル部の上方領域から前記第2パネル部の上方領域まで延びている、請求項4に記載の車体下部構造。
【請求項6】
前記ブラケットは、車両前後方向から視ると、車両上方に膨らむように湾曲しており、
前記ブラケットの車幅方向の一端側の部分が、前記第1パネル部に接合され、
前記ブラケットの車幅方向の他端側の部分が、前記第2パネル部に接合されている、請求項3に記載の車体下部構造。
【請求項7】
前記フロアパネルのうち、前記隣接部、前記第1ビード及び前記第2ビードを含む主要部分は、前記フロアパネルに接合される複数の高剛性部材によって囲まれており、
前記平坦部は、前記主要部分と前記複数の高剛性部材の内縁部分との間を接続する環状平坦部を有する、請求項2から6のいずれか一つに記載の車体下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体下部構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の車体下部に配置されるフロアパネルが走行時などに振動してしまうと、車室内に騒音が発生するおそれがある。そのため、フロアパネルの振動を抑制するための構造が車体下部構造に適用されることが多い。
【0003】
フロアパネルの振動を抑制するための構造を有する車体下部構造の一例として、特許文献1に開示された構造が知られている。特許文献1には、リアフロアパネル上に設置される補機用バッテリをリアフロアパネルの振動を抑制するダンパーとして用いた、制振構造が開示されている。この制振構造では、補機用バッテリはリアフロアパネルに設けられるバスタブ状のボックスに収容され、ボックスの底面に補機用バッテリを弾性支持する突起が設けられている。補機用バッテリ及び突起がリアフロアパネルの共振を抑制するダンパーとして機能することで、リアフロアパネルの振動の抑制が図られている。リアフロアパネルの突起と補機用バッテリとの接触面積が車体設計時に調整されることで、リアフロアパネルの共振周波数が突起無しの場合よりも低周波数側に設定されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-95110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年の車両の電動化(EV化)に伴い、フロアパネルの下方に、バッテリパックを含む電源ユニットを配置するためのスペースを確保することが求められ得る。しかし、特許文献1に開示された構造では、フロアパネルの下面側において、バスタブ状のボックスが下方に大きく膨出しているため、フロアパネルの下方に電源ユニットを配置するためのスペースを十分に確保することが困難になり得る。また、特許文献1に開示された構造において、突起と補機用バッテリとの接触面積の調整だけでは、フロアパネルの共振周波数を適切な周波数に設定することが困難になるおそれがある。その結果、振動や騒音の抑制の観点で不利な構造になり得る。
【0006】
そこで、本発明は、フロアパネルの下方に電源ユニットの配置スペースを確保しつつ、振動及び騒音の抑制に有利な構造を有する車体下部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明の一態様によると、車体下部において電源ユニットの上方に配置されるとともに重量物が積載されるフロアパネルを含む、車体下部構造が提供される。当該車体下部構造において、前記フロアパネルは、互いに車幅方向に離隔して車両上方に膨らむ第1ビード及び第2ビードと、前記第1ビードと前記第2ビードとの間に位置する隣接部を有する平坦部と、を有し、前記第1ビード及び前記第2ビードのそれぞれは前記隣接部に沿って車両前後方向に延びる隣接ビード部を有し、前記フロアパネルへの前記重量物の荷重の作用点は、前記フロアパネルにおける互いに車幅方向に離隔した第1パネル部及び第2パネル部のそれぞれに設定されており、前記第1ビードの前記隣接ビード部及び前記第2ビードの前記隣接ビード部は、前記第1パネル部と前記第2パネル部の間に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、フロアパネルの下方に電源ユニットの配置スペースを確保しつつ、振動及び騒音の抑制に有利な構造を有する車体下部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る車体下部構造の斜視図である。
車体下部構造の要部の拡大上面図である。
車体下部構造の要部の斜視図である。
図2に示されたA-A線における断面図である。
図2の要部におけるフロアパネルの形状を説明するための斜視図である。
図5に示されたB-B線における断面図である。
車体下部構造によるフロアパネルの振動抑制を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車体下部構造1の斜視図であり、図2及び図3は車体下部構造1の要部を示す図であり、図2は拡大上面図、図3は斜視図である。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向で前方を示し、矢印O方向は車幅方向で車両外方を示し、矢印U方向は車両上下方向で上方を示している。以下の説明における「前」及び「後」は車両前後方向における前及び後に対応し、「上」及び「下」は車両上下方向における上及び下に対応し、「左」及び「右」は車内の乗員が車両前方を向いた状態での、車幅方向における左及び右に対応している。
(【0011】以降は省略されています)
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