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公開番号
2025126705
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024023079
出願日
2024-02-19
発明の名称
車両用乗員保護装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
E05F
15/71 20150101AFI20250822BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護することを目的とする。
【解決手段】本発明の車両用乗員保護装置10は、温度正常化措置を実行する制御部21を備える。温度正常化措置は、窓を自動的に開ける措置と空調装置46により温度調整をする措置とを含む。制御部21は、窓を自動的に開ける措置を実行しても車内温度が設定温度範囲外のままである場合に空調装置46により温度調整をする措置を実行するように制御することにより、車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車内の乗員を保護する車両用乗員保護装置であって、
車内の乗員を検出する乗員検出手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
車内温度を検出する車内温度検出手段と、
前記車速検出手段により車両が停車中と判定され、かつ、前記乗員検出手段により車内の乗員が検出され、かつ、前記車内温度検出手段により車内温度が設定温度範囲外であることが検出された場合に前記車内温度を設定温度範囲内にする温度正常化措置を実行する制御部と、を備え、
前記温度正常化措置は、
窓を自動的に開ける措置と空調装置により温度調整をする措置とを含み、
前記制御部は、
前記窓を自動的に開ける措置を実行しても前記車内温度が前記設定温度範囲外のままである場合に前記空調装置により温度調整をする措置を実行するように制御することを特徴とする車両用乗員保護装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記温度正常化措置は、
車両のドアを自動的に開ける措置を含み、
前記制御部は、
前記ドアを自動的に開ける措置を実行しても前記車内温度が前記設定温度範囲外のままである場合に前記窓を自動的に開ける措置を実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記温度正常化措置を実行しても前記車内温度が前記設定温度範囲外のままである場合にアクチュエータにより前記乗員から離れた位置にある前記窓に車外と車内とを貫通する孔を形成するように制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用乗員保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用乗員保護装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護するための装置が知られている。
特許文献1には、温度センサで測定した車内の温度が予め設定されている温度を超えた場合に、制御手段が各種搭載機器の動作を制御することにより、車内の温度調節を自動的に行う車両用制御装置が開示されている。具体的に、車両用制御装置の制御手段は、車内の温度が予め設定されている温度を超えた場合に、車両に備えた窓、サンルーフまたはドアの開放をして、車内の温度調節を行うことにより、車内の乗員を保護するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-224894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の車両用制御装置では、制御手段が車両に備えた窓、サンルーフまたはドアの開放を行っても、車両に備えた窓、サンルーフまたはドアを開放できない場合の対処について考慮されていない。したがって、車両の窓等が開くことができない場合に、車内に置き去りにされた乗員、特に子供の保護が十分ではないという問題がある。
【0005】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車内の乗員を保護する車両用乗員保護装置であって、車内の乗員を検出する乗員検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、車内温度を検出する車内温度検出手段と、前記車速検出手段により車両が停車中と判定され、かつ、前記乗員検出手段により車内の乗員が検出され、かつ、前記車内温度検出手段により車内温度が設定温度範囲外であることが検出された場合に前記車内温度を設定温度範囲内にする温度正常化措置を実行する制御部と、を備え、前記温度正常化措置は、窓を自動的に開ける措置と空調装置により温度調整をする措置とを含み、前記制御部は、前記窓を自動的に開ける措置を実行しても前記車内温度が前記設定温度範囲外のままである場合に前記空調装置により温度調整をする措置を実行するように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両用乗員保護装置の構成の一例を示す図である。
窓割りアクチュエータの構成の一例を示す図である。
他の窓割りアクチュエータの構成の一例を示す図である。
車両用乗員保護装置による処理の一例を示すフローチャートである。
車両用乗員保護装置による処理の一例を示すフローチャートである。
車両用乗員保護装置による処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態は、車内の乗員を保護する車両用乗員保護装置であって、車内の乗員を検出する乗員検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、車内温度を検出する車内温度検出手段と、前記車速検出手段により車両が停車中と判定され、かつ、前記乗員検出手段により車内の乗員が検出され、かつ、前記車内温度検出手段により車内温度が設定温度範囲外であることが検出された場合に前記車内温度を設定温度範囲内にする温度正常化措置を実行する制御部21と、を備える。温度正常化措置は、窓を自動的に開ける措置と空調装置46により温度調整をする措置とを含む。制御部21は、窓を自動的に開ける措置を実行しても車内温度が設定温度範囲外のままである場合に空調装置46により温度調整をする措置を実行するように制御する。窓を自動的で開ける措置を実行しても車内温度が設定温度範囲外のままである場合に、空調装置46により温度調整をする措置を実行するため、車内温度が高温あるいは低温のまま維持されることを回避して車内に置き去りにされた乗員、特に子供を保護することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明に係る車両用乗員保護装置について図面を参照して説明する。
図1は、車両用乗員保護装置10の構成を示す図である。
車両用乗員保護装置10は、乗員が乗車可能な車両に搭載される。なお、車両用乗員保護装置10が搭載される車両は、一般的な自動車等の車両が備える機器を備えており、当該機器の図示および説明を適宜、省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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