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公開番号2025071669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023182039
出願日2023-10-23
発明の名称鞍乗型車両
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 35/00 20060101AFI20250428BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】タンク後方の部品からガスタンクを適切に保護する。
【解決手段】鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する。鞍乗型車両には、車体の骨格を形成する車体フレーム(10)と、車体フレームの内側のガスタンク(60)と、が設けられている。車体フレームは、ガスタンクの両側方に位置する一対のフレーム部(17、22)と、ガスタンクの後方で一対のフレーム部を接続するブリッジ部(81)と、を有している。ブリッジ部の一端部と一方のフレーム部の固定位置が、ブリッジ部の他端部と他方のフレーム部の固定位置よりも低くなっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、
車体の骨格を形成する車体フレームと、
前記車体フレームの内側のガスタンクと、を備え、
前記車体フレームは、前記ガスタンクの両側方に位置する一対のフレーム部と、前記ガスタンクの後方で前記一対のフレーム部を接続するブリッジ部と、を有し、
前記ブリッジ部の一端部と一方のフレーム部の固定位置が、前記ブリッジ部の他端部と他方のフレーム部の固定位置よりも低いことを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記一方のフレーム部の下部が、前後に延びる下辺部によって形成され、
前記一方のフレーム部の下辺部に前記ブリッジ部の一端部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記一方のフレーム部には、前後に延びる下辺部と、前記下辺部の前端から後斜め上方に延びる前斜辺部と、前記下辺部の後端から前斜め上方に延びる後斜辺部と、によって三角フレームが形成され、
前記三角フレームに前記ブリッジ部の一端部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記一方のフレーム部の下辺部に前記ブリッジ部の一端部が固定されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
車体の振動を吸収するサスペンションと、
前記サスペンション用のリンク機構と、を備え、
前記ガスタンクの後方に前記リンク機構が位置し、
前記ガスタンクと前記リンク機構の間に前記ブリッジ部が位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、燃料電池で発電した電気を用いて走行する燃料電池車両が開発されている。燃料電池車両では、水素タンク内の水素ガスと空気中の酸素を燃料電池内で化学反応させて発電し、その発電した電気をモータに供給することで車輪を駆動している。また、燃料電池車両の他にも、水素ガスをガス燃料として燃焼させて、燃焼エネルギーを利用して走行するガス燃料エンジンを備えた鞍乗型車両も開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の鞍乗型車両では、エンジン前方でフロアボードの下方にガスタンクが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平04-283128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記したような鞍乗型車両では、後方から衝撃を受けたときに他部品からガスタンクを保護するために保護部材が設けられる場合がある。しかしながら、ガスタンクの後方には様々な部品が設置されており、これらの部品からガスタンクを保護するために、保護部材の形状が複雑になって車両が大型化し易いという不具合があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、タンク後方の部品からガスタンクを適切に保護することができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行する鞍乗型車両であって、車体の骨格を形成する車体フレームと、前記車体フレームの内側のガスタンクと、を備え、前記車体フレームは、前記ガスタンクの両側方に位置する一対のフレーム部と、前記ガスタンクの後方で前記一対のフレーム部を接続するブリッジ部と、を有し、前記ブリッジ部の一端部と一方のフレーム部の固定位置が、前記ブリッジ部の他端部と他方のフレーム部の固定位置よりも低いことで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、ブリッジ部の一端部が他端部よりも低くなるように、ブリッジ部がガスタンクの後方を斜めに横切っている。ガスタンクの後方に左右方向や上下方向に複数の部品が並んでいても、複数の部品とガスタンクの間にブリッジ部が位置付けられる。後方からの衝撃等によって各部品が前方に動いた場合に、ブリッジ部によって各部品からガスタンクが保護される。よって、ガスタンクと各部品が近づけられ、ガスタンクと各部品がコンパクトに設置されて鞍乗型車両の小型化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の車両内部構造の左側面図である。
本実施例の車両内部構造の右側面図である。
本実施例の車体中央部の左側面図である。
本実施例の車体中央部の上面図である。
本実施例の車体中央部の後面図である。
本実施例の車体中央部の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、ガス燃料を用いて走行している。鞍乗型車両の車体の骨格が車体フレームによって形成され、車体フレームの内側にガスタンクが設置されている。車体フレームでは、ガスタンクの側方に一対のフレーム部が位置し、ガスタンクの後方に一対のフレーム部を接続するブリッジ部が位置している。ブリッジ部の一端部と一方のフレーム部の固定位置が、ブリッジ部の他端部と他方のフレーム部の固定位置よりも低くなり、ブリッジ部がガスタンクの後方を斜めに横切っている。ガスタンクの後方に左右方向や上下方向に複数の部品が並んでいても、複数の部品とガスタンクの間にブリッジ部が位置付けられる。後方からの衝撃等によって各部品が前方に動いた場合に、ブリッジ部によって各部品からガスタンクが保護される。よって、ガスタンクと各部品が近づけられ、ガスタンクと各部品がコンパクトに設置されて鞍乗型車両の小型化が図られる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の車両内部構造の左側面図である。図2は本実施例の車両内部構造の右側面図である。また、以下の図では、矢印Frは車両前方、矢印Reは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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