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公開番号2025095349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211283
出願日2023-12-14
発明の名称内燃機関の燃料供給装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250619BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料噴射弁の燃料噴射を停止した際に燃料噴射弁内の燃料圧力が過剰に高くなることを抑える。
【解決手段】内燃機関10の燃料供給装置200は、気体燃料を貯蔵するタンク20と、気筒10aに気体燃料を供給する燃料噴射弁15と、タンク20内の気体燃料を燃料噴射弁15に供給する燃料配管40と、燃料配管40においてタンク20の下流に設けられた減圧弁30と、燃料配管40において減圧弁30の下流に設けられて燃料配管40を開閉する電磁弁としての第2遮断弁22と、制御装置100と、を有している。減圧弁30で減圧された後の圧力を出口側圧力としたときに、減圧弁30は出口側圧力の増減に伴って開閉する弁体を有する弁である。制御装置100は、燃料噴射弁15の燃料噴射を停止する停止条件が成立すると第2遮断弁22を閉じる閉弁処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の燃料供給装置であって、
前記燃料供給装置は、
気体燃料を貯蔵するタンクと、気筒に気体燃料を供給する燃料噴射弁と、前記タンク内の気体燃料を前記燃料噴射弁に供給する燃料通路と、前記燃料通路において前記タンクの下流に設けられた減圧弁と、前記燃料通路において前記減圧弁の下流に設けられて前記燃料通路を開閉する電磁弁と、処理回路と、を有しており、
前記減圧弁で減圧された後の圧力を出口側圧力としたときに、前記減圧弁は前記出口側圧力の増減に伴って開閉する弁体を有する弁であり、
前記処理回路は、前記燃料噴射弁の燃料噴射を停止する停止条件が成立すると前記電磁弁を閉じる閉弁処理を実行するように構成されている
内燃機関の燃料供給装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記処理回路は、前記燃料噴射弁の燃料噴射を停止する前記停止条件が成立しており、且つ前記停止条件が成立したときの前記燃料噴射弁の噴射量が既定の判定値以上である場合に前記閉弁処理を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
【請求項3】
前記処理回路は、前記閉弁処理の実行による前記電磁弁の閉弁時間が既定の判定値以上になると前記電磁弁を開く開弁処理を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。
【請求項4】
前記燃料供給装置は、前記減圧弁と前記電磁弁との間の前記燃料通路内の燃料圧力を検出するセンサを有しており、
前記処理回路は、前記閉弁処理を実行した後、前記センサで検出される前記燃料圧力のオーバーシュートが収まった場合に前記電磁弁を開く開弁処理を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載の内燃機関は、タンクに貯留された高圧の気体燃料を減圧して燃料噴射弁に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-182969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧の気体燃料を減圧する際には減圧弁が用いられる。ここで、減圧弁で減圧された後の圧力を出口側圧力としたときに、出口側圧力の増減に伴って開閉する弁体を有する機械式の減圧弁の場合には、以下のような不都合の発生が懸念される。
【0005】
すなわち、燃料噴射弁の燃料噴射を停止したときの弁体の応答遅れにより、減圧弁よりも下流の燃料通路内において一時的な燃料圧力のオーバーシュートが生じることがある。こうした燃料圧力のオーバーシュートが燃料噴射弁に伝わると、燃料噴射弁内の圧力が過剰に高くなるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する内燃機関の燃料供給装置は、気体燃料を貯蔵するタンクと、気筒に気体燃料を供給する燃料噴射弁と、前記タンク内の気体燃料を前記燃料噴射弁に供給する燃料通路と、前記燃料通路において前記タンクの下流に設けられた減圧弁と、前記燃料通路において前記減圧弁の下流に設けられて前記燃料通路を開閉する電磁弁と、処理回路と、を有している。前記減圧弁で減圧された後の圧力を出口側圧力としたときに、前記減圧弁は前記出口側圧力の増減に伴って開閉する弁体を有する弁である。そして、前記処理回路は、前記燃料噴射弁の燃料噴射を停止する停止条件が成立すると前記電磁弁を閉じる閉弁処理を実行するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
この内燃機関の燃料供給装置は、燃料噴射弁の燃料噴射を停止した際に燃料噴射弁内の燃料圧力が過剰に高くなることを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態における内燃機関の燃料供給装置を示す模式図である。
同実施形態の燃料供給装置が備える減圧弁の断面図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
同実施形態の変更例において制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、内燃機関の燃料供給装置を具体化した一実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
<内燃機関の燃料供給装置について>
図1示す内燃機関10は、気体燃料である水素ガスを燃料とする内燃機関である。
【0010】
内燃機関10が備える燃料供給装置200は、燃料噴射弁15、タンク20、燃料配管40、第1遮断弁21、第2遮断弁22、減圧弁30、及びデリバリパイプ60を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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