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公開番号2025095348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211282
出願日2023-12-14
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 19/08 20060101AFI20250619BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】低温状態の内燃機関において混合気の燃焼を安定させる。
【解決手段】内燃機関1は、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された混合燃料を圧縮行程中に気筒内へ噴射する燃料噴射弁4と、吸気バルブ9の閉弁時期を変更する吸気側可変動弁機構13とを備える。制御装置100は、内燃機関1が低温状態にあるときに、吸気バルブ9の閉弁時期の変更に伴う実圧縮比の増加に合わせて燃料噴射弁4から燃料を噴射する噴射開始時期を進角する処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された混合燃料を圧縮行程中に気筒内へ噴射する燃料噴射弁と、吸気バルブの閉弁時期を変更する可変動弁機構とを備える内燃機関に適用される制御装置であって、
前記内燃機関が低温状態にあるときに、前記閉弁時期の変更に伴う実圧縮比の増加に合わせて前記燃料噴射弁から燃料を噴射する噴射開始時期を進角する処理を実行する
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された混合燃料を圧縮行程中に噴射する内燃機関が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-180550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アルコール燃料は、ガソリン燃料と比べて気化特性が悪い。そのため、低温始動時や、始動してから温間状態に至るまでの冷間状態などのように低温状態の内燃機関においては混合気の燃焼が不安定になりやすい。そのため、混合気の燃焼を安定させることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された混合燃料を圧縮行程中に気筒内へ噴射する燃料噴射弁と、吸気バルブの閉弁時期を変更する可変動弁機構とを備える内燃機関に適用される。この制御装置は、前記内燃機関が低温状態にあるときに、前記閉弁時期の変更に伴う実圧縮比の増加に合わせて前記燃料噴射弁から燃料を噴射する噴射開始時期を進角する処理を実行する。
【発明の効果】
【0006】
この発明によれば、低温状態の内燃機関において混合気の燃焼が安定するようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態にかかる内燃機関及び制御装置を示す模式図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、アルコール燃料とガソリン燃料とが任意の割合で混合された混合燃料を機関の燃料として使用する内燃機関の制御装置を具体化した一実施形態について説明する。
<内燃機関及び制御装置について>
図1に示すように、内燃機関1には、吸気通路3及び吸気ポート3aを通じて燃焼室2に空気が吸入される。また、内燃機関1の気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁4から噴射された燃料が燃焼室2に供給される。空気及び燃料で構成される混合気に対して点火プラグ5による点火が行われると、混合気が燃焼してピストン6が往復移動し、内燃機関1の出力軸であるクランクシャフト7が回転する。燃焼後の混合気は排気として燃焼室2から排気通路8に排出される。排気通路8には、排気を浄化する触媒50が設けられている。
【0009】
内燃機関1の吸気通路3には、吸入空気量を調量するスロットルバルブ29が設けられている。このスロットルバルブ29は、電動モータによって開度が調整される。
吸気通路3に繋がる吸気ポート3aには吸気バルブ9が設けられている。排気通路8に繋がる排気ポート8aには排気バルブ10が設けられている。これら吸気バルブ9及び排気バルブ10は、クランクシャフト7の回転が伝達される吸気側カムシャフト11及び排気側カムシャフト12の回転に伴ってそれぞれ開閉動作する。
【0010】
吸気側カムシャフト11には、クランクシャフト7に対する吸気側カムシャフト11の相対位相を変更することにより吸気バルブ9の開閉時期であるバルブタイミングを変更する吸気側可変動弁機構13が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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