TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025103536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220987
出願日
2023-12-27
発明の名称
エンジン制御装置
出願人
Astemo株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20250702BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】エンジン制御装置において、クランク信号の検知による割込み処理の処理抜けが発生することを抑制する。
【解決手段】エンジン制御装置において、クランクシャフトの回転に伴ってクランク信号を出力するクランク角センサの出力を検知したときにクランク割込み処理を実行する。また一方で、当該出力に基づいて判別されるクランク角度が所定の基準位置となる周期ごとに基準位置割込み処理を実行する。ここで、異なる基準位置でそれぞれ実行される複数の基準位置割込み処理が存在する場合に、複数の基準位置割込み処理を少なくとも1箇所の基準位置において連続して実行する。そして、基準位置割込み処理の実行中にクランク割込み処理が発生したときに、基準位置割込み処理を中断してクランク割込み処理を実行し、クランク割込み処理が終了したときに、中断していた基準位置割込み処理を再開する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサが、クランクシャフトの回転に伴ってクランク信号を出力するクランク角センサの出力を検知したときにクランク割込み処理を実行する一方で、前記クランク角センサの出力に基づいて判別されるクランク角度が所定の基準位置となる周期ごとに基準位置割込み処理を実行するエンジン制御装置であって、
前記プロセッサは、異なる基準位置でそれぞれ実行される複数の前記基準位置割込み処理が存在する場合に、当該複数の前記基準位置割込み処理を少なくとも1箇所の基準位置において連続して実行し、前記基準位置割込み処理の実行中に前記クランク割込み処理が発生したときに、前記基準位置割込み処理を中断して当該クランク割込み処理を実行し、当該クランク割込み処理が終了したときに、中断していた前記基準位置割込み処理を再開する、
エンジン制御装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記プロセッサが、前記基準位置割込み処理の実行中に前記クランク割込み処理が発生したことによって当該基準位置割込み処理が中断された回数に応じて、当該基準位置割込み処理の内容を変更する、請求項1記載のエンジン制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサが、前記基準位置割込み処理が中断された回数に応じて、当該基準位置割込み処理において使用するクランク角度情報を補正する、請求項2記載のエンジン制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサが、優先度が所定基準よりも高い基準位置割込み処理については、当該基準位置割込み処理の実行中に発生する前記クランク割込み処理による中断を行わない、請求項1記載のエンジン制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサが、複数のコアを備えており、複数の前記基準位置割込み処理のそれぞれを異なるコアで分散して実行する、請求項1記載のエンジン制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クランク角センサのクランク信号の検知による割込み処理を実行するエンジン制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子制御式のエンジンでは、クランク信号に同期する割込み処理の実行間隔が回転数上昇に伴って短くなるとき等に、後続の割込み処理が抜けてしまう問題が発生し得る。このような問題に対処する技術の一例として、割込み処理に優先順位をつけ、高優先タスクの処理抜けを抑制する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-34947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術では、割込みハンドラが高優先タスクに対して起動要求をする場合には全て処理される一方で、中優先タスクや低優先タスクに対する起動要求が重なる場合には、後の起動要求を無視する命令を含んでいる。このため、中優先タスクや低優先タスクが処理されずにスキップされる場合があった。
【0005】
そこで、本発明の1態様では、クランク信号の検知による割込み処理の処理抜けが発生することをさらに抑制することが可能なエンジン制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
エンジン制御装置において、プロセッサが、クランクシャフトの回転に伴ってクランク信号を出力するクランク角センサの出力を検知したときにクランク割込み処理を実行する。また一方で、前記クランク角センサの出力に基づいて判別されるクランク角度が所定の基準位置となる周期ごとに基準位置割込み処理を実行する。そして、このようなエンジン制御装置が、次のような構成を備える。即ち、前記プロセッサは、異なる基準位置でそれぞれ実行される複数の前記基準位置割込み処理が存在する場合に、当該複数の前記基準位置割込み処理を少なくとも1箇所の基準位置において連続して実行する。そして、前記基準位置割込み処理の実行中に前記クランク割込み処理が発生したときに、前記基準位置割込み処理を中断して当該クランク割込み処理を実行し、当該クランク割込み処理が終了したときに、中断していた前記基準位置割込み処理を再開する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の1態様によれば、クランク信号の検知による割込み処理の処理抜けが発生することをさらに抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
4サイクルエンジンの制御システムの一例を示す概略図である。
クランクプレートの一例を示す平面図である。
カムプレートの一例を示す平面図である。
クランク角度の判別方法の一例の説明図である。
クランク角度カウンタの演算方法、気筒判別方法、及び3気筒エンジンにおける点火タイミングの設定方法の一例の説明図である。
エンジン回転数上昇時におけるクランク割込み処理により発生し得る問題点の一例の説明図である。
基準位置割込み処理により発生し得る問題点の一例の説明図である。
基準位置割込み処理をクランク割込み処理から分離して実行する方法の一例の説明図(概要)である。
基準位置割込み処理をクランク割込み処理から分離して実行する方法の一例の説明図(詳細)である。
クランク割込み処理の一例を示すフローチャートである。
クランク角度カウンタ演算処理の一例を示すフローチャートである。
基準位置割込み処理の一例を示すフローチャートである。
基準位置割込み処理をクランク割込み処理から分離して実行する方法の変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、車両に適用された、4サイクルエンジンの制御システムの一例を示している。
エンジン100は、シリンダブロック110と、ピストン120と、クランクシャフト130と、コネクティングロッド140と、シリンダヘッド150と、を備えている。シリンダブロック110には、ピストン120が往復動可能に嵌挿されるシリンダボア110Aが形成されている。シリンダブロック110の下部には、図示しないベアリングを介して、シリンダブロック110に対して相対回転可能にクランクシャフト130が配置されている。そして、ピストン120は、コネクティングロッド140を介して、クランクシャフト130に相対回転可能に連結されている。
【0010】
シリンダヘッド150には、吸気を導入する吸気ポート150Aと、排気を排出する排気ポート150Bと、が夫々形成されている。そして、シリンダヘッド150がシリンダブロック110の上面に締結されることで、シリンダブロック110のシリンダボア110A、ピストン120の冠面、及びシリンダヘッド150の下面によって区画される領域が燃焼室160として機能する。燃焼室160を臨む吸気ポート150Aの開口端には、吸気カムシャフト170によって開閉駆動される吸気バルブ180が配置されている。また、燃焼室160を臨む排気ポート150Bの開口端には、排気カムシャフト190によって開閉駆動される排気バルブ200が配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイハツ工業株式会社
車両
15日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
9日前
ソレイユラアラ株式会社
燃焼システム
2日前
ダイハツ工業株式会社
燃料供給システム
2日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン異常診断装置
2日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
9日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
9日前
Astemo株式会社
エンジン制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
15日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
15日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン用フック装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気再循環装置
9日前
株式会社イケヤフォ-ミュラ
2サイクルエンジン
2日前
マツダ株式会社
エンジンの制御装置および制御方法
10日前
マツダ株式会社
ウォータージャケットスペーサ構造
2日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
16日前
Astemo株式会社
燃料噴射装置
9日前
株式会社アイシン
燃焼ガス出力装置
2日前
日産自動車株式会社
内燃機関の凝縮水処理方法および装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
液体貯留装置
15日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
8日前
株式会社ミクニ
スロットル装置及び内燃エンジンの吸気システム
3日前
スズキ株式会社
燃料蒸気処理装置及び部品ユニット
18日前
株式会社豊田自動織機
車両用プロテクタ
17日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン装置
1日前
カワサキモータース株式会社
制御回路及び車両
18日前
株式会社ミクニ
エンジンのデリバリパイプ
11日前
ボッシュ株式会社
推定燃料温度生成方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置
15日前
三菱重工業株式会社
制御装置および制御方法
17日前
続きを見る
他の特許を見る