TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025099598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216381
出願日2023-12-22
発明の名称センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類F02D 35/00 20060101AFI20250626BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】センサの検出部から吸気通路に通じる通路において積極的に吸気の流れを生じさせて、燃料、水分、ブローバイガス等の液体又は液状物の凍結を抑止又は防止でき、吸気の状態量(圧力、温度)を高精度に検出できる、センサユニット及び内燃エンジンの吸気システムを提供する。
【解決手段】内燃エンジンの吸気管に配置されるセンサユニットにおいて、吸気管により画定される吸気通路Ip1を流れる吸気の状態量を検出するセンサ30,40、センサを収容するケースCaを備え、ケースCaは、吸気通路を流れる吸気にセンサの検出部Rc,41を晒すべく互いに通じると共に吸気通路にそれぞれ開口する第1通路24及び第2通路25、第2通路の開口近傍において吸気通路を流れる吸気を衝突させる衝突壁26aを含む。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
内燃エンジンの吸気管に配置されるセンサユニットであって、
前記吸気管により画定される吸気通路を流れる吸気の状態量を検出するセンサと、
前記センサを収容するケースと、を備え、
前記ケースは、前記吸気通路を流れる吸気に前記センサの検出部を晒すべく互いに通じると共に前記吸気通路にそれぞれ開口する第1通路及び第2通路と、前記第2通路の開口近傍において前記吸気通路を流れる吸気を衝突させる衝突壁と、を含む、
ことを特徴とするセンサユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記衝突壁は、前記吸気通路を流れる吸気を前記第2通路内に向けて案内する案内部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
前記案内部は、前記第2通路内に向けて傾斜する湾曲面を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
前記案内部は、前記湾曲面の両側に連続して形成された側面を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記第1通路は、前記吸気管の内壁面から中央側に向けて離れた第1端面にて開口する第1開口部を有し、
前記第2通路は、前記第1開口部よりも前記吸気管の内壁面寄りの第2端面にて開口する第2開口部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記ケースは、所定の軸線方向に伸長するスリーブを含み、
前記スリーブは、前記第1通路及び前記第2通路を互いに隣接して伸長するように画定する仕切り壁を含み、
前記仕切り壁は、前記衝突壁を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記センサは、前記吸気の圧力を検出する圧力センサと、前記吸気の温度を検出する温度センサを含み、
前記ケースは、前記温度センサ及び前記圧力センサを収容するケース本体と、前記ケース本体に接合されて前記第1通路及び前記第2通路並びに前記衝突壁を画定するスリーブを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項8】
前記第1通路及び前記第2通路は、前記温度センサの検出部に臨む領域から前記吸気通路までそれぞれ伸長するように形成され、
前記圧力センサの検出部は、前記第2通路の途中に臨むように形成されている、
ことを特徴とする請求項7に記載のセンサユニット。
【請求項9】
前記ケース本体は、前記温度センサの検出部を晒す凹部を含み、
前記スリーブは、前記凹部と協働して前記第1通路及び前記第2通路の一部を画定するべく、前記凹部に挿入された突出壁を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載のセンサユニット。
【請求項10】
前記第2通路は、前記圧力センサの検出部に臨む領域から前記温度センサの検出部に臨む領域までの間において屈曲通路を含み、
前記第1通路は、前記温度センサの検出部に臨む領域から前記吸気通路に開口する第1開口部に向かう途中において屈曲通路を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載のセンサユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車、自動二輪車、その他の車両等に搭載される内燃エンジンの吸気システムに適用されて吸気の状態量(圧力、温度)を検出するセンサユニット及び内燃エンジンの吸気システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のセンサユニットとしては、ターミナルがインサートされたケースと、ターミナルに接続されケース内に配置された圧力検出素子と、ケースに連結されて圧力検出素子の受圧室に通じる一つの圧力導入孔を有するポート部と、ターミナルに接続されてポート部の先端部に設けられた温度検出素子を備えた、温度センサ一体型圧力センサ装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0003】
上記温度センサ一体型圧力センサ装置においては、ポート部に形成された圧力導入孔は、通路面積が比較的大きな一つの直線的な通路として形成されている。したがって、インテークマニホールド内に異物が存在する場合、当該異物が圧力導入孔を通して受圧室内に侵入し、吸気の圧力を正確に検出できない虞がある。
【0004】
また、他のセンサユニットとしては、ベース及び箱状のハウジングにより構成されたセンサ収納容器と、ハウジング内に配置された圧力検出素子と、ベース及びパイプにより形成されて圧力検出素子の圧力導入室に通じる圧力導入路と、ベースに形成された温度センサ収納突起内に配置された温度センサと、圧力検出素子及び温度センサが電気的に接続されてハウジング内に配置された回路基板を備えた、圧力センサ装置が知られている(例えば、特許文献3)。
【0005】
上記圧力センサ装置においては、異物が圧力導入路を通して圧力導入室内に侵入するのを抑制するべく、圧力導入路には、その開口端近傍において、通路面積が小さくなる迷路構造が形成されている。したがって、この迷路構造の領域においては、液体、例えば、吹き返しによる燃料、吸気内の水分、ブローバイガス等の液体又は液状物が、通路内に付着し又は冷間時において凍結し、通路をさらに狭くし又は閉塞して、吸気の圧力を正確に検出できない虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-194683号公報
特開2005-274412号公報
特開平11-30535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、センサの検出部から吸気通路に通じる通路において積極的に吸気の流れを生じさせて、燃料、吸気内の水分、ブローバイガス等の液体又は液状物の付着又は凍結を抑止ないし防止でき、吸気の状態量を高精度に検出できる、センサユニット及び内燃エンジンの吸気システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のセンサユニットは、内燃エンジンの吸気管に配置されるセンサユニットであって、吸気管により画定される吸気通路を流れる吸気の状態量を検出するセンサと、センサを収容するケースとを備え、ケースは、吸気通路を流れる吸気にセンサの検出部を晒すべく互いに通じると共に吸気通路にそれぞれ開口する第1通路及び第2通路と、第2通路の開口近傍において吸気通路を流れる吸気を衝突させる衝突壁を含む、構成となっている。
【0009】
上記センサユニットにおいて、衝突壁は、吸気通路を流れる吸気を第2通路内に向けて案内する案内部を含む、構成を採用してもよい。
【0010】
上記センサユニットにおいて、案内部は、第2通路内に向けて傾斜する湾曲面を含む、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ミクニ
バキュームポンプ
22日前
株式会社ミクニ
エンジンのデリバリパイプ
4日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
1日前
井関農機株式会社
EGR装置
18日前
ダイハツ工業株式会社
車両
8日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
2日前
ダイヤゼブラ電機株式会社
点火装置
17日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン
23日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン制御装置
16日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
1日前
マツダ株式会社
エンジンの制振構造
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
2日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
2日前
マツダ株式会社
エンジンの燃焼制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
11日前
フタバ産業株式会社
キャニスタ
8日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
8日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン用フック装置
11日前
株式会社アイシン
弁開閉時期制御装置
18日前
株式会社SUBARU
保護部材
23日前
トヨタ自動車株式会社
インジェクタの制御装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
8日前
マツダ株式会社
直列6気筒エンジンの制振構造
16日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気再循環装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
プレイグニッション検出装置
17日前
マツダ株式会社
エンジンの制御装置および制御方法
3日前
株式会社デンソー
燃料噴射装置
9日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
22日前
Astemo株式会社
燃料噴射装置
2日前
いすゞ自動車株式会社
動力システム
23日前
スズキ株式会社
燃料蒸気処理装置及び部品ユニット
11日前
トヨタ自動車株式会社
液体貯留装置
8日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
1日前
株式会社豊田自動織機
車両用プロテクタ
10日前
続きを見る