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公開番号2025087227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201730
出願日2023-11-29
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 35/02 20060101AFI20250603BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関が運転を停止しているときでも、クランクケース内を掃気する。
【解決手段】内燃機関10は、吸気通路と、吸気通路に設けられたコンプレッサホイール24Cをモータ24Mで駆動する過給機24と、吸気通路においてコンプレッサホイール24Cよりも下流に設けられた流量調整弁40と、コンプレッサホイール24Cと流量調整弁40との間の吸気通路とクランクケース19とを連通する第1通路と、流量調整弁40よりも下流の吸気通路とクランクケース19とを連通する第2通路とを有する。制御装置100は、機関停止が行われると流量調整弁40を閉じた状態でモータ24Mを駆動する掃気制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の制御装置であって、
前記内燃機関は、
吸気通路と、前記吸気通路に設けられたコンプレッサホイールをモータで駆動する過給機と、前記吸気通路において前記コンプレッサホイールよりも下流に設けられた流量調整弁と、前記コンプレッサホイールと前記流量調整弁との間の前記吸気通路とクランクケースとを連通する第1通路と、前記流量調整弁よりも下流の前記吸気通路と前記クランクケースとを連通する第2通路と、を有しており、
前記制御装置は、機関停止が行われると前記流量調整弁を閉じた状態で前記モータを駆動する掃気制御を実行するように構成された処理回路を備える
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記内燃機関は、前記内燃機関の吸気ポートを開閉する吸気バルブの開弁期間の一部と前記内燃機関の排気ポートを開閉する排気バルブの開弁期間の一部とが重なるバルブオーバラップが機関停止時に形成されるように構成されるとともに、前記吸気通路において前記流量調整弁よりも下流の部位の吸気圧を検出するように構成された吸気圧センサを有しており、
前記処理回路は、前記掃気制御の実行中に検出された前記吸気圧が既定の判定値以上である場合には、前記内燃機関のクランクシャフトを回転させるモータリング制御を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記処理回路は、機関停止が行われたときの前記内燃機関の温度が既定の閾値以下である場合に前記掃気制御を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
前記処理回路は、機関停止が行われてから既定の時間が経過した後に前記掃気制御を実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項5】
前記処理回路は、既定の休止期間を挟んで前記掃気制御を複数回実行するように構成されている
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の内燃機関は、吸気通路に設けられた流量調整弁と、流量調整弁よりも上流の吸気通路とクランクケースとを連通する第1通路と、流量調整弁よりも下流の吸気通路とクランクケースとを連通する第2通路とを備えている。そして、機関運転中に発生する吸気通路内の圧力を利用することにより、クランクケース内のブローバイガスを吸気通路に導入して掃気するブローバイガス処理を行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-92070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、内燃機関の暖機が完了する前に機関停止が行われる状態が繰り返されると、クランクケース内の温度が上がらない。そのため、ブローバイガスに含まれる水分に由来した凝縮水がクランクケース内に発生しやすくなる。クランクケース内に凝縮水が発生すると、例えばオイルパンに貯留されている潤滑油に凝縮水が混入して蓄積されるおそれがある。そのため、内燃機関が運転を停止しているときでも、クランクケース内を掃気することが望ましい。しかし、機関運転中に発生する吸気通路内の圧力を利用する従来の構成では、内燃機関が運転を停止しているときにクランクケース内を掃気することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、吸気通路と、前記吸気通路に設けられたコンプレッサホイールをモータで駆動する過給機と、前記吸気通路において前記コンプレッサホイールよりも下流に設けられた流量調整弁と、前記コンプレッサホイールと前記流量調整弁との間の前記吸気通路とクランクケースとを連通する第1通路と、前記流量調整弁よりも下流の前記吸気通路と前記クランクケースとを連通する第2通路と、を有する内燃機関に適用される。そして、前記制御装置は、機関停止が行われると前記流量調整弁を閉じた状態で前記モータを駆動する掃気制御を実行するように構成された処理回路を備えている。
【発明の効果】
【0006】
この内燃機関の制御装置は、内燃機関が運転を停止しているときでも、クランクケース内を掃気することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態における内燃機関及び駆動系の構成を示す模式図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
同実施形態の変更例において制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
同実施形態の変更例において制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両に搭載される内燃機関の制御装置を具体化した一実施形態について説明する。
<内燃機関及び駆動系の構成>
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダブロック11、シリンダヘッド12、ヘッドカバー13、及びオイルパン14を備えている。シリンダブロック11内には、ピストン15が往復動可能に配置されたシリンダ16が設けられている。
【0009】
シリンダヘッド12には、内燃機関10の燃焼室17に吸気を導入する吸気ポート30や燃焼室17から排気を排出する排気ポート70が設けられている。
吸気ポート30には、同吸気ポート30を開閉する吸気バルブ81が設けられている。吸気バルブ81は、内燃機関10の出力軸であるクランクシャフト18の回転に同期して開閉動作する。吸気バルブ81の駆動系には、同吸気バルブ81のバルブタイミング(開閉時期)を変更する可変動弁機構である吸気側バルブタイミング可変機構85が設けられている。
【0010】
排気ポート70には、同排気ポート70を開閉する排気バルブ82が設けられている。排気バルブ82は、クランクシャフト18の回転に同期して開閉動作する。排気バルブ82の駆動系には、同排気バルブ82のバルブタイミング(開閉時期)を変更する可変動弁機構である排気側バルブタイミング可変機構86が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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